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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

雑煮の由来

2009-01-04 | 雑学

元日から正月の行事やしきたり、その由来などについてご紹介していますが、今日は「雑煮の由来」についてご紹介します。

雑煮は元は「烹雑(ほうぞう)」と呼ばれていました。
「烹雑(ほうぞう)」とは、「雑煮餅」の異称で、保臓(臓器を保護する意)や、煮雑(にまぜ)の意味があるようです。

「雑煮餅」とは、年神様に供えた餅を神棚から下ろし、それを野菜や鶏肉、魚介等で煮込んで作った料理のことを言います。

「雑煮」は室町時代の武家社会において儀礼化していき、やがて一般庶民に普及したようです。武家社会の饗宴では欠かすことの出来ない料理で、必ず一番初めに雑煮が振舞われました。

雑煮は一番最初に食べる縁起の良い料理で、雑煮を食べなければ宴が始まらなかったといわれ、このことから、一年の始まりである元日に雑煮を食べるようになったともいわれています。

その一方で、当時、一日は夕方から始まるとする風習があり、元旦は大晦日の夕方から始まると考えられていました。
大晦日の夕方に神仏に供えた餅や飯を日の出後に下ろして、具在を加えて煮た物が雑煮のルーツであるとする説もあるようです。



雑煮の調理法は全国各地域ごとに特色があります。
代表的な「関西風」と「関東風」の雑煮の特色を簡単にご紹介します。

「関西風雑煮」
使用する餅は、円満を意味するところから丸餅です。茹でてから汁に入れ、白味噌仕立で、具には大根、芋類、水菜、花鰹などをいれます。
関西での丸餅は、円満の意味を持つ縁起物とか、鏡餅をかたどっているためといわれています。

「関東風雑煮」
角餅を使用し、焼いてから汁に入れます。醤油味仕立で、具には鶏肉や青菜などをいれます。
関東の角餅は、一つずつ手で丸める丸餅より、手っ取り早く、数多く作れるということで角餅になったといわれています。