らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「成人の日」の由来

2009-01-12 | 伝統行事

1月第二月曜日(今年は12日)は「成人の日」です。

・「成人の日の趣旨」
「成人の日」は1948年(昭和23年)に公布・施行の祝日法によって制定され、その趣旨は「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝い励ます」とされています。

1999年(平成11年)までは1月15日に行われていましたが、ハッピーマンデー制度の導入に伴い、2000(平成12年)年から1月の第2月曜日に変更されました。

成人を祝う儀式は昔からありました。
男子には「元服・烏帽子(えぼし)式」、「褌祝(ふんどしいわい・へこいわい)」などがあり、女子には「裳着(もぎ)」、「結髪」、歯を黒く染める「お歯黒」等などがありました。

(注)「褌祝」とは、10台前半の男子が始めて褌を締めることに由来しています。
   「裳着」とは、「裳」という、腰から下にまとう衣服で、それを初めて身に着ける儀式です。

・「成人式の対象者」
成人式の対象となる年齢は、原則として、前年の「成人の日」の翌日からその年の「成人の日」までに二十歳の誕生日を迎えた人となっていますが、最近では、前年の4月2日からその年の4月1日に成人する人を対象にする「学齢方式」が定着しているそうです。

・「成人の日」が祝日となった経緯
一説によると、戦後、物資も食料も足りない時代で、一番乏しいとされていたものは「人材」でした。
当時の役人は、良い国家を作っていくためには、国民自身が成長していかなければならないと考えました。
そこで成人に達した人には「子供から大人になった自覚を持って欲しい」と願って、この日を祝日にしたといわれています。

大人の仲間入りをした二十歳の皆さん、この先人の想いを自覚し、立派な大人になってください。