庭と畑に咲いた「水仙の花」をご紹介します。
・「水仙の名前の由来」
「スイセン」という名前は、中国での呼び名「水仙」を音読みしたもので、その由来は「仙人は天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典からと言われています。水辺に咲く美しい姿を仙人に例たものだそうです。
・庭の「ニホンスイセン」です。
・ニホンスイセン(日本水仙)
ニホンスイセン(日本水仙)」はわが国本来の自生種ではなく、原産地は地中海沿岸で、日本には室町時代以前に中国を経由して渡来したと考えられているそうです。
花期は12月~4月で、葉の間から20~40cmの花茎を出し、1茎に5~8個の白い花を横向きにつけます。
白色の花弁は5枚で、黄色ものは副花冠です。きれいな花に似合わず全草が有毒で、特に鱗茎(球根)には毒成分が多く含まれています。水仙の致死量は10gといわれています。食中毒症状と接触性皮膚炎症状をおこすようです。
・畑の「ニホンスイセン」です
・畑の「八重咲き水仙」です
スイセンの英名「narsissus」は、ギリシャ神話に登場する美少年「ナルキッソス」に由来すると言われています。
それによると、ナルキッソスはその美しさに、たくさんの女性から言い寄られますが、傲慢にもはねつけて恨みを買います。
その恨みを聞き入れた復習の女神「ネメシス」によって、水面に映る我が姿に恋をします。彼は決して応えることのないその恋に憔悴して死に、その体は水辺でうつむきがちに咲くスイセンに変わったというものです。
だからスイセンは水辺であたかも自分の姿を覗き込むように咲くそうです。
又、自分の美貌に酔いしれる人を「ナルシスト」と呼びますが、この言葉もこの神話の「ナルキッソス」から来ているといわれています。
「花言葉」 うぬぼれ、自己愛、神秘 (全般)
自己愛 (白色)
気高さ、もう一度愛して欲しい (黄色)