1月20日は「大寒」です。
大寒とは、一年で最も寒い時期という意味です。
「寒の内」の真ん中に当たり、ふきのとうの花は咲き始めますが、沢の水がすっかり凍りつくほどの寒さの極限時期に入ります。
大寒の行事に「大寒禊(みそぎ)」があります。
・「大寒禊(みそぎ)」とは、冷水に入って心身を清め、無病息災を祈る行事です。
禊とは、「水(霊)注ぎ(みそそぎ)」を略した言葉といわれており、日本神話のイザナギノミコトの日向の阿波岐原(あわぎはら)における禊祓いに倣った、最も古い行法といわれています。
水は海に篭(こも)る霊力によって心身の不浄を除き、自分自身の本心の力を最も良い状態にすると信じられています。
また、この寒気を利用した食物作りに「凍り豆腐」「寒天」「酒」「味噌」などがあり、この時期に仕込が行われます。
また、今日は「二十日正月」でもあります。
「二十日正月」は、正月の終わりとなる節目の日で、この日を持って正月行事は終了します。
京阪神地方では、正月に用いた鰤(ぶり)の骨や頭を酒粕、野菜、大豆等と一緒に煮て食べる風習があり、このことから「骨正月」、「頭正月」とも言われているそうです。