採血・点滴のため処置室に
連行される。
この処置室、お初なんだよね。
「どこのベッドにする?」
と聞かれる。
普通のベッドの他に
リクライニングがあった。
窓際のリクライニングを選択した。
横になる気分じゃなかった。
採血は血液培養もあって、
なぜか左右の腕で別々に
採血する。
かといって、
感染している周囲で
採血するわけでもなく。
意味あるんかい!
「シャント肢の甲、
全然血管がでないじゃん。
採血無理。
20mlも取れない。
一本の腕で離れてとっては
いけないのかな」
とぼやくスタッフ。
「じゃあ。。
とっておきの場所がある」
と裏側の血管を見せる私。
「なにこの血管。。」
かれこれ30年ほど前に
短期で穿刺に使っていた血管なので、
適当に浮いていた。
「助かる!!」
といざ駆血をすると血管が出ない。
(後で知ったけれど
腕をおろしていると
よく血管がでているらしい。
胸の高さで腕を伸ばすと
隠れてしまうとか)
「やっぱり無理かも。。。」
「じゃあ、待って」
と腕を振る私。
「どう?出たでしょう?
なんてよくできた患者なんだろう」
と自画自賛してみる。
たぶん、どこかで
そういう指示が出て
腕を振ると血管がでてくるというのを
無意識に覚えていたんだと思う。
「助かる。。大丈夫。
む。。こんな太い血管なら
針も太くすればよかった。
時間がかかる。。。。」
知らんわ。そんなこと。
シャント肢からの採血が終わり
針を抜く。
今度は
「しまった。誰か
止血をしてくれる人がいないと
右側の採血ができない。
だれか呼ぶわ」
とか言っていたので
「押さえていて。
カバンから止血帯を出すから。
と提案する。
「なんで持ってる?」
「そのまま透析の可能性もあったから。
車には透析グッズも積んである」
「えらい。。なんてできた患者さんなの。。」
ということで止血帯で止血することに。
で。右手の採血を終えて、
そのまま30分の抗生剤の点滴へ。。
スタッフが離れたところで
スマホで時間を確認する。
なんと、Wi-Fiが飛んでいる。
バリバリではないが、
使える。
たぶん、透析室のWi-Fi。
外来患者にはパスワードは
公開されていない。
透析患者の特権!
で。。早速同僚に、
点滴の写真を送り、
「午後出勤無理」と伝える。
そして、知人にも。
「どうした?」
「シャント感染」
「今から入院?」
「帰るよ」
「シャント感染=入院じゃないの?」
とメッセージのやりとりがあり
青ざめる私。。。。
帰宅後、お腹が空いた感じも
あったけれど、
それ以上に横になりたくて
寝る私。
寝過ごさないように目覚ましセット。
起きて、しっかり食べて
透析に向かう。。
またまた長くなったので続く。。