ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

続 フェイドアウト

2016-04-09 16:02:54 | 仕事のこと


課長は行ってしまったけれど、
ちょっと面白い話が続くので、
書いちゃいます。




課長は水曜日も現れることになった。

16時ごろ出社予定。

それまで引っ越しの荷物のまとめ。

お任せパックはお断りされたので
自分ですべてしないといけないと
ブツブツいっていた。




しかし、現れたのは、
16時30分ごろ。
荷造りに手間取ったか。


上下作業服姿。

このあと、異動先へ移動する予定。
作業服で来るのもスーツを着てくるのも
違和感がある。



作業服の下には黒のポロシャツ。
裏地がショッキングピンク

おしゃれ

やっぱりピンク好きね。。




すぐに書類処理にかかる。


そこに他の課の課長が
毎度おなじみちょっかいを出しに来た。

「おっちゃん、かまわんどいて。
 いそがしいんだやから」

関西弁丸出しでお断りをする。


課長は関西出身、でも人生の半分以上は
関東にいて、赴任してきたときは
関西弁を話していなかった。

周囲に毒され、
最近はキレるともろ関西弁。

こわいっす。。。。





それでも構ってくる他の課の課長。

「ちょっともうやめて。
 これを片付けて▲▲へいかんと
 いけへんのに。」

「いかなくてもいいやんか」

「といってもね。」

「さあ、(酒を)飲むか?」

「向こうまでつれてってくれる???」


最後まで酒の話か。。。



しかし、
「ら族さん、ちょっとお願い」
と声がかかる。

書類が出ているかチェックしてほしいという。

「最後の最後に???
 もーほんとに!!!」

といって、課長の隣にしゃがんで
書類チェックをする私。

汗だくになる。


「今朝、書類を作っていた人がいましたよ」

「●●か?」

「主任その1」

「もうほんと、相手の状況をわからないんだから。
 だから、最後の最後にこうなるんだよ。」



受付は火曜日の正午までといったのにね。




この日は、私は透析。

時間になって帰った。


「お先に失礼します。
 お疲れ様でした」

「お疲れさま」
といつもの上ずった声で返してくれた。



いつもの帰り風景。



ずっと続くような気がした。







でも、続かないことはわかっていて
夜、泣けてきてしまった。




しかし、意外な形で
木曜日課長と接点ができたのだ。

つづく。。。
コメント
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