課長は行ってしまったけれど、
ちょっと面白い話が続くので、
書いちゃいます。
課長は水曜日も現れることになった。
16時ごろ出社予定。
それまで引っ越しの荷物のまとめ。
お任せパックはお断りされたので
自分ですべてしないといけないと
ブツブツいっていた。
しかし、現れたのは、
16時30分ごろ。
荷造りに手間取ったか。
上下作業服姿。
このあと、異動先へ移動する予定。
作業服で来るのもスーツを着てくるのも
違和感がある。
作業服の下には黒のポロシャツ。
裏地がショッキングピンク。
おしゃれ
やっぱりピンク好きね。。
すぐに書類処理にかかる。
そこに他の課の課長が
毎度おなじみちょっかいを出しに来た。
「おっちゃん、かまわんどいて。
いそがしいんだやから」
関西弁丸出しでお断りをする。
課長は関西出身、でも人生の半分以上は
関東にいて、赴任してきたときは
関西弁を話していなかった。
周囲に毒され、
最近はキレるともろ関西弁。
こわいっす。。。。
それでも構ってくる他の課の課長。
「ちょっともうやめて。
これを片付けて▲▲へいかんと
いけへんのに。」
「いかなくてもいいやんか」
「といってもね。」
「さあ、(酒を)飲むか?」
「向こうまでつれてってくれる???」
最後まで酒の話か。。。
しかし、
「ら族さん、ちょっとお願い」
と声がかかる。
書類が出ているかチェックしてほしいという。
「最後の最後に???
もーほんとに!!!」
といって、課長の隣にしゃがんで
書類チェックをする私。
汗だくになる。
「今朝、書類を作っていた人がいましたよ」
「●●か?」
「主任その1」
「もうほんと、相手の状況をわからないんだから。
だから、最後の最後にこうなるんだよ。」
受付は火曜日の正午までといったのにね。
この日は、私は透析。
時間になって帰った。
「お先に失礼します。
お疲れ様でした」
「お疲れさま」
といつもの上ずった声で返してくれた。
いつもの帰り風景。
ずっと続くような気がした。
でも、続かないことはわかっていて
夜、泣けてきてしまった。
しかし、意外な形で
木曜日課長と接点ができたのだ。
つづく。。。