ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

純粋な気持ちがあったら

2011-01-14 07:02:41 | 身体のこと
本棚の中のものをとろうとしたら、
あるものをひかけてしまった。

本棚から落ちて大破とともに水が出てきた。

これはルルドの泉の水が入っていた容器。

カトリック信者の中では「ルルドの泉の水を飲むと病気が治る」
といわれている奇跡の水


かれこれ15年は我が家にある。
妹の会社の人がルルドに巡礼にいくときいたので
妹が「病気の姉のために」とお願いをして
もらってきてもらったもの。
今思えば、宗教とか縁起とかを全く信用しない妹が
どこでルルドの水の奇跡知り信じたこと自体不思議。

もらったとき、すでに透析に入っていて
飲んでも腎臓が元にもどるわけでもないし
というあきらめの境地にいて飲む気になれなかった。
また、容器がマリア像で。。
これは汲んできたのでなく、店頭販売品を買ってきたのでは?
だったらなおさらご利益ないのではと思えた。

もっともその前に、飲んだことがあるのだ。
当時はSLEになってまもなくで
純粋な気持ちがあったし、
このお水にまつわる「奇跡」例をいろいろと聞かされた。
だから、教えられた通りに
福者(?)のお医者様のお祈りをした。
このお祈りが通じたのかそれともパルス療法の結果か、
腎臓のデータはめきめき良くなった。
しかし、潜血が止まるまではいかなかった。

けれど再発してしまい。。
またまたお水がまわってきたけれど
飲んでもデータに変化は起こらなかった。

だから。。
飲む気がなかった。

他の純粋に病気を治したいと思っている人に
出会って水を譲ることもなく。。。。。。。


15年は経過して、容器のプラスチックが劣化して
衝撃に耐えられなかった。
容器の匂いがうつったのか、水が腐ったのか
変なにおいがした。



あの時、治らないことはわかっていても、
信仰心がなくても、
妹の努力に対して
感謝の意味で飲めばよかったかなとも思う。

たぶん、妹はこの水の存在自体忘れているだろうけれど。。。
いや、「飲んだけれど意味なかった」と思いこんで
記憶から抹殺したのかもしれない。
コメント
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