ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

彩雲国物語-漆黒の月の宴-

2010-06-28 23:42:09 | 本を読みました
シリーズ、第何弾かはわすれました。

秀麗と影月は、
茶家の妨害を受けて茶州の首都琥に入れない。
このままでは、州牧の着任期限に間に合わず、
罷免されてしまう。
対策を考えているとき、
秀麗は、茶家の次男・朔洵によって
連れ去られ琥の茶家につれてこられる。
朔洵の祖父、仲障に会い、
その狂気じみた考えをあきらめさせるために、
屋敷のどこかに閉じ込められている英姫と
克洵を探すのだった。

朔洵は白湯に遅行性の毒をいれ、
解毒剤を甘露茶に仕込んでいて、
体調の悪い朔洵には甘露茶は良くないから
となにもしらない秀麗は白湯を
朔洵に飲ませていた。
その毒により、朔洵は死んでしまう。
何も知らなかったとはいえ
自分を責める秀麗だった。



ここからはネタばれです。。


今回は女性陣の大活躍です。
主人公の秀麗、英姫、春姫と。
英姫のキャラは強烈です。
例外としてあの茶州の禿鷹の二人が
動物的運動神経&感覚を使い
大活躍をします。

茶家の女性陣は、
傍系に嫁いだことを恥じて
傍系の男性陣を香をつかって廃人にします。
男性陣は
直系にちかい人を全部殺そうとします。
茶系の人は利権争いで汚いことは平気でします。
それを粛清するために、
元茶家当主鴛洵はクーデターをおこし
自ら殺されることを選んだことがわかります。
鴛洵が望んだ人が次の当主となり
茶州は変わっていきます。

今回は茶州の禿鷹の活躍のすごさと
朔洵のしたたかさと秀麗への想い、
そして鴛洵の茶家に対する想いが
メインテーマといっても過言ではないでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする