先の10連休は時間の合間に英語論文の和訳を進めていました。和訳自体は連休中に完了できたものの、内容はさすがに高度かつ難解なものでした。
この論文は、気温デリバティブに関する論文ですが、最初の式(1)を見た途端、目が点になってしまいました。そもそも、この式がどこから出てきたのか、全く書いていないのです。ひょっとすると、(ハイレベルな)金融工学や経済学の分野では当たり前の公式なのかもしれません。
幸い、この論文は国内の研究者の方にも多く引用されているので、その引用先の文献(もちろん日本語で記載されている)のレビューを何報か読みました。その結果、ミクロ経済学に登場する「異時点間理論」に基づくものと判りました。
以前、独学していた「ミクロ・マクロ経済学」の知識がこのような形でつながってくるとは。さらに「効用関数」を考慮すると言う考え方は、ミクロ経済学の応用問題と言っても良いかもしれません。国内では「天候デリバティブ」と言うと「天候リスク保険」のように、リスクテイカーとしては保険会社を考えることが多いのですが、実際にはさらに広く、市場の投資家にまでその対象を広げて考えることもあります。
この論文は、気温デリバティブに関する論文ですが、最初の式(1)を見た途端、目が点になってしまいました。そもそも、この式がどこから出てきたのか、全く書いていないのです。ひょっとすると、(ハイレベルな)金融工学や経済学の分野では当たり前の公式なのかもしれません。
幸い、この論文は国内の研究者の方にも多く引用されているので、その引用先の文献(もちろん日本語で記載されている)のレビューを何報か読みました。その結果、ミクロ経済学に登場する「異時点間理論」に基づくものと判りました。
以前、独学していた「ミクロ・マクロ経済学」の知識がこのような形でつながってくるとは。さらに「効用関数」を考慮すると言う考え方は、ミクロ経済学の応用問題と言っても良いかもしれません。国内では「天候デリバティブ」と言うと「天候リスク保険」のように、リスクテイカーとしては保険会社を考えることが多いのですが、実際にはさらに広く、市場の投資家にまでその対象を広げて考えることもあります。