計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

窓からの風景

2012年01月28日 | 気象情報の現場から
 事務所(予報センター)の窓からの風景を写真に撮ってみました。写真の右下の木の枝に注目して下さい。


 始めはこんな感じだったのですが・・・


 あっと言う間に、こんな感じに雪の鎧をまとう羽目に・・・。

 新潟県内の降雪を見ていると、ここ最近は、上越~中越の沿岸部を中心に雪雲がベッタリを広がるようなパターンが多いような気がしています。所謂「山雪型」では北西寄りの季節風に沿って筋状の雲列が流れ込むようなパターンが多いのですが、微妙に何かが違うようです。

 上空の寒気の強さ(上空の気温)は半端ないもので(要は気温が非常に低い)、少しの降量でも大きな降量に化けるので、油断できません。節分の頃まではこのとんでもない寒気の支配下にあると予想されるため、大雪に対する注意が必要です・・・。

 さて、2012年5月26日~29日には、つくば国際会議場を会場に日本気象学会2012年度春季大会が開催されます。今回も再び、学会発表に挑戦します。これまでは1件のみの発表でしたが、今回は2件のテーマを予定しています。日々の局地予報の合間を縫って、研究成果をまとめています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする