計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

新年度が始まりました。

2011年04月01日 | 気象情報の現場から
 3月31日付でそれまでの居場所を卒業し、この4月1日をもって新しいスタートを迎えられた方もいらっしゃると思います。卒業に伴う別れもあれば、新たな出会いもあり、そこから多くの新しいストーリーが展開されていく・・・本来であれば、このような新しい春の到来と新年度が明けた事のお慶びを申し上げたい所でありましたが、そのような心境には、なかなかなれないのが正直な所です・・・。しかし、いつまでも下を向いてばかりではいけません。今、自分の成すべき道を、自分の意思でしっかりと、前を向いて歩んでいかなければならないのもまた事実

 話は変わりますが、ついこの前まで、連日のように塾の教室に高校入試に向けて勉強に励んでいた中学3年生も、この4月1日をもって高校生になりました。3月の合格発表の後、彼らの多くは教室を卒業していきました。おそらく人生において最初の受験と言う大きな挑戦を成し遂げて、笑顔で巣立っていきました。そして中には、高校進学後も教室での勉強の継続を希望して下さる生徒さんもいらっしゃいます。というわけで、私もいよいよ高校の理数科目を「本格的に」担当する事になりそうです。さらには、教室にはまた新しい生徒さんが体験授業の申し込みをされているようです。

 そして肝心の気象会社のHPも、「遂に」気象庁HPの民間気象事業者の一覧にて紹介されたようです(どんなにこの日を待った事か・・・)。これから本格的に、色々な展開をしていく事になるでしょう(→いよいよ戦闘開始!)。私も5月には日本気象学会2011年度春季大会での発表です・・・しかも、5月20日の金曜日の午前(なんか微妙)・・・というわけで今、データの解析を進めている所です。メインテーマはあくまで「数値実験」なのですが、実際の観測結果の事例解析も併せて・・・と言う構成も考えているのです。究極の目的はやはり「局地気象の理論的解明」なので・・・。

 本当ならば明るい気持ちで迎えたかった新年度の幕開け・・・。決して明るい気持ちではないけれど、だからこそむしろ、力強く、気合を込めて、この2011年度のスタートを迎えたいと思います・・・いよいよ「2011年度」が始まりました!!

コメント (4)
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