計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

7月の憂鬱

2007年07月05日 | 何気ない?日常
 もう、7月になりました。もうすぐ憂鬱な誕生日を迎えることになります。ジューンブライドが過ぎ去ったこの時期、否応なしに現実を直視しなければならないこの時期は憂鬱です。

 学生を終えてそれなりの大きな企業に入ってそのまま社内で順調に仕事をこなしてそこそこ出世し、ある程度の年齢に達すると・・・もし、どこかで違う人生を歩んでいたら、ひょっとしたら自分は例えば今頃、結婚していたのかも知れない・・・。本当にこれでよかったのか?そう思うことがたまにあります。確かに、自分を取り巻く状況は問題が山積しています。

 ふと、結婚について考えてみると、「結婚は人生の墓場だ」とシェイクスピアは名言を残しています。その一方でソクラテスは自分の弟子に「結婚は素晴らしいものだ。良妻をめとれば幸せになれるし、悪妻をめとれば哲学者になれる」と言いました。身近な既婚者を何組も見ていると、何かといろいろあるようで・・・確かに気苦労はありそうですが、それなりに楽しそうでもあります。何より、一人ではなく傍に寄り添ってくれる人がいるというのは心強いのかもしれません。中には「結婚だけが人生ではない」という人もいるかもしれませんね。

 ただ、現実問題として今はまだそのような(結婚とか言う)展開を受け止められるだけの状況にはありません。まあ、そんなことを言っていたらいつまでも・・・と言う人もいるでしょうね。もし「ブルーもしくはブルー」のようなファンタジーが起こるなら、自分のもう一つの人生とはいかなるものなのかを見てみたい気がします。でも、お互いの生活を交換しようとは思わないでしょうね。

 これまでの人生で自分で下してきた決断に対しての後悔は全く無いのですから。未来に対する不安はありますが・・・(爆)。

 何かを選ぶと言うことは、同時に何かを失うことでもあるとは、かつてこのブログで発言した台詞です。自分の理想を追い求めることで、「普通の幸せ」を放棄したのかもしれない・・・そう思うときもあります。だからこそ、世間の価値観に無闇に迎合しようとすると、やはり震え上がるような不安に駆られることもあります。

 しかし、もっと広く見てみると、この世間の価値観における「ごく普通の幸せ」さえもままならないこの御時世。格差社会が叫ばれて久しいです。その是非はさておきますが、これはまさに平成の戦国時代です。それであるならば私は今を生きる戦国武将と言った所でしょうか。ああ・・・またいつものカラ強気が戻ってきました。

 兎にも角にも、私にはやらなければならない事があります。今はそれを成すのみです。
コメント
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