退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

ごちゃまぜの日について

2011-08-12 01:20:00 | Weblog
晴れ。昼間は少し暑いが夜には風が吹いて涼しい。

引っ越しの見積もりが終わる。
あらたに支払う金額はなし。

何しろ二十年以上住んでいる一番の古株なので
あれやこれや全部原価償却出来ているということか。

とりあえずガスも止まり
結局14日にすべてを終わらせることになる。

考えてみれば「放蕩息子の帰還」ということになるかも。
これで「カタギ」に戻れるかどうかは別の話だけれど。

佐倉統編著「科学の横道 サイエンス・マインドを探る12の対話」を読む。

個人的に興味を惹かれたのは磁性流体で「モルフォタワー」を作った児玉幸子、
介護における科学を語った三好春樹、専門家と素人をつなぐ「はしかけさん」の滋賀県知事嘉田由紀子。

読む人によって惹かれる部分は当然違うとして
全体にやや食い足りない感じがするのは「横道」だけに仕方ないとしておく。

Gyaoで立て続けに二本映画を観る。
「Beyond the Poseidon Adventure」(’79)とイーストウッドの「タイト・ロープ」(’84)。

前者は波や爆発シーンの「ショボさ」とあまりに強引な冒頭の設定や展開にあきれつつ
やがて豪華な俳優陣の演技がそれなりに作品を成立させてしまう怪作。

マイケル・ケイン、サリー・フィールド、テリー・サヴァラス、ジャック・ウォーデン、
カール・マルデン、ピーター・ボイル、シャーリー・ナイト、シャーリー・ジョーンズら。

高価なワインを離さないスリム・ピケンズの何とも愛嬌のある「ダメおやじ」ぶりがなかなか。

一方後者はイーストウッドの「M趣味」を濃厚に反映させた作品で
犯人に殺される娼婦たちにそれぞれ「魅力」がある。

対照的にいわゆる「女っ気」のないジュヌヴィエーヴ・ビュジョルドと
まるで「妻」のような「実の娘」アリソン・イーストウッドを持ってきた「バランス感覚」はさすが。

幼い末娘がどこかで覚えてきた性的スラングを言った時に
父と姉がほぼ同時に飲み物を吹き出すシーンにちょいと小津の「父ありき」(’42)に似たものを感じたりも。

誰にでもあるはずの「裏側」を
これほど堂々と表に出した作品も少なくないだろう。
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