退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「インチキふたつ」について

2017-06-12 02:27:34 | Weblog
くもりのち晴れ。心地よい暑さ。

敢えて鶴光太郎「人材覚醒経済」を読む。

なんじゃこりゃと思った次第。
結局何が言いたいのかよくわからない内容。

とりわけ「性格スキルの向上」というのが意味不明。
「育った環境」に支配されるものを「スキル」って。

「無限定正社員システム=会社に入ったら何でもします」が悪く
「女性活躍の壁」や「格差固定」の打破という「お題目」は結構。

「方向性」はいいとしてそれに対する「処方箋」が
「慣習」は「思い込み」のせいにすぎない程度の表現だけではどうにも。

やたらに海外の研究の紹介がなされるだけで
途中からついつい「流し読み」した次第。

これがこちらの「読み取り不足」のせいなら幸い。
とりあえず「ダメな人」という「分類」をしておく。

マル激を観る。

今回は「水道の民営化法案」について。
すでにボロボロになっている水道管を替えるだけで相当な負担があり。

何より水道管そのものがどこをどう通っているのかがわからないという「事実」よ。
「年金問題」同様のずさんさがここにも。

「公共事業」であるがゆえの「水道料金」はすでに各地域で大きく差があり
このままでいくとその「格差」は大きくなりすぎてその土地に住めなくなるほど。

その一方政府は「海外における水道事業」で「儲けたい」と思っている模様。
そのために「人口減少地域」では「水の確保」が大変になる未来を無視したり。

自国の「苦境」に関係なく「外貨獲得」を目指す政府とは。
いやはや相変わらずの「パラダイスぶり」には笑うよりなく。

「民間に丸投げすること」によってそれまでの自らの「不作為」を隠蔽するのか。
海外の事例では水道料金が高くなりすぎてその権利を買い戻そうと苦労しているのに。

こうしたことがTVという「短時間で説明しなければならないメディア」には「不向き」で
「採り上げるのが不可能」だという「事実」を知っておこう。

さて。

「物事の複雑さ」に耐えられないメディア環境を生きるわれわれは
いたずらに「白黒」をつけるだけでいいのかどうか。

「カタルシス」のみに生きると人は自動的に「貧しくなる」のだと言っておく。
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