退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「残念な投影」について

2018-08-28 02:04:33 | Weblog
晴れ。暑さはそこそこ。

岩見寿子・宮路裕美子・前村敦「映画で語るアイルランド」を読む。

著者たちがアイルランドの歴史や映画に詳しいのはわかるものの
残念ながらそこに「伝わる愛」が「少ない」かも。

「好きでたまらない」という気持ちより「研究対象」といった感じが。
例えば「静かなる男」(’52)におけるモーリン・オハラの魅力をもっと。

「映画に愛されていない自分」を投影してしまったか。
「近親憎悪」に近いものだと思った方がよさそう。

「毛のフサフサしたジャック・ニコルソン」のような風貌の監督ニール・ジョーダン。

「狼の血族」(’84)「モナ・リザ」(’86)「俺たちは天使じゃない」(’89)
「クライング・ゲーム」(’92)「インタビュー・ウィズ・バンパイア」(’94)など。

「マイケル・コリンズ」(’96)では
リーアム・ニーソン、エイダン・クイン、スティーヴン・レイ、ブレンダン・グリーソンが。

ちょいと昔なら「アラビアのロレンス」(’62)のピーター・オトゥール。
コーエン兄弟の「ミラーズ・クロッシング」(’90)でのガブリエル・バーンも。

「007」のピアース・ブロスナンもいれば
「フォーン・ブース」(’02)のコリン・ファレルもいる。

「スタートレック」シリーズのコルム・ミーニーは渋い。
「アイルランド出身の女優」をあまり知らないのがいかにもな不勉強だとして。

アイリッシュ・ウイスキーなら老舗バーで見かける。

「ジェムソン」「ブッシュミルズ」「タラモア」があったはず。
まあ棚を見続けていると味は知らなくても名前は覚えたり。

スウィフト、ジョイス、ブラム・ストーカー、ダンセイニ、バーナード・ショー、
ベケット、オスカー・ワイルド、アイリス・マードックなど文学方面の豊かさも忘れずに。

歴史を辿ればクロムウェルの侵攻からジャガイモ飢饉、
カトリックとプロテスタントの対立やIRA、アメリカへの移民とケネディ家。

音楽ならU2やエンヤで踊りならリバーダンス。
とりあえず知っている範囲のことをあれこれと。』でまた寝る。
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