退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『新たな日本人論』と女優陣が魅力的なドラマ」について

2024-07-03 02:39:50 | Weblog
くもりときどき雨。傘なしでセーフ。

塚谷泰生&ピーター・バラカン「ふしぎな日本人」を読む。

副題に「外国人に理解されないのはなぜか」。
それは日本人が自分のことを知らないからだと。

ヨーロッパでのビジネスで必死に日本人を説明してきた前者が辿りついたのは。
何と「稲作」だったり。

そもそもわが国の土壌ではコメが育ちにくいにもかかわらず。
それぞれの時期における細かい手入れも必要で。

時間に異様に細かいのもそのせいだと。
水を断たれたらすべてが終わるという「環境」が「御上信仰」に。

後者の発言からわかるのは要するに「個人がいない」。
「主権者」がどうのというレベルではなく。

本書を読んで思ったのは。
おそらく「素晴らしいリーダー」がいれば「相当な国」になれるはずだということ。

例えばスポーツでは全世界に認められる大谷翔平を生み出した土壌はあるのだから。
彼のような人物を見つけて政治経済の世界に据えればいいだけ。

とりあえず「現在の布陣」は全員交代で結構。
案外「簡単なこと」であるのを忘れずに。

内田英治「雨に叫べば」(’21)を観る。

タイトルはジーン・ケリー&スタンリー・ドーネン「雨に唄えば」(’52)から。
ただしこの内容はいかにも「演歌」で。

「落ち目の主演女優」大山真絵子が素晴らしい。
もっと一般的に知られるべき人(特徴的な「ユダヤ鼻」と欧州の頽廃的な香りの持ち主)。

主人公松本まりかの母親染谷有香の迫力も同様に。
個人的にはモトーラ世理奈が確認出来てうれしい次第。

とはいえドラマそのものの内容はというと微妙。
おそらくは監督の経験してきたものではあるだろうけれど。

男優陣はあれこれと「有名どころ」が出ているがさして魅力なし。
「万引き家族」(’18)の佐々木みゆも出ていて。

ムーンライト・セレナーデ」が日本語で繰り返し歌われる。
1939年(昭和十四年)、グレン・ミラー作曲。
コメント
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