退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『ひきこもり』を描いたロシアの古典とシリーズ映画の『物語の経済』」について

2024-07-06 02:12:17 | Weblog
晴れ。37度だとか。

米川正夫訳 ゴンチャロフ「オブローモフ(上)」を読む。

「キャラクター」と「『楽園』としてのオブローモフカ」が描かれ。
後者に「ロシアの田舎」を想う。

「前近代のしあわせぶり」よ。
もっとも「主人公イリヤー・イリッチの怠惰」はここから生まれ。

召使いザハールについても同様に。
「モノを壊さないではいられない男」だったり。

仲間内では主人の悪口ばかりだけれど。
いざ本人に責められると「どうにも悲しくなる」のがポイント。

「口先男」のタランチェフ、「影薄い男」のアレクセーエフもなかなか。
この先どう展開するのかが楽しみ。

山本芳久「日本統一3」(’13)を観る。

尾本の野口雅弘は前作に続き印象的。
今回は梅宮辰夫が「動く」。

山口祥行は岡崎二朗を討ち取り。
小沢仁志はちょいと吠え。

誠直也の「行方」がなかなか。
本宮泰風は「牙を剥く」。

冒頭で「これまでのあらすじ」もある中。
「89分」でまとめたのは見事。

「物語の経済」をあらためて。
「紅一点」リョウコ川村亜紀の「不思議な存在感」も忘れずに。
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