退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『話題のタネ』を供給する本と『物語のタネ』が撒かれる映画」について

2024-07-09 02:18:50 | Weblog
晴れ。今日も暑い。

谷本真由美「世界のニュースを日本人は何も知らない3」を読む。

2年半あまり前の作品。
重要なのは「科学情報サイトの紹介」と「検索力の身につけ方」か。

もっとも前者については英語が読めないと理解出来ず。
翻訳ソフトでどうにかなるのかどうかは不明。

「はじめに」での著者の言葉も覚えておこう。
「あくまで私の趣味(雑誌「宝島」の「VOW」が好きだった模様)の延長」だと。

本書で採り上げられている内容が「わが国では知られていない」のは事実。
ただし「著者という『フィルター』によるもの」で。

時折挿まれる「価値判断」を鵜呑みにするのは微妙。
あくまで「話題のタネ」だということを忘れずに。

山本芳久「日本統一6」(’13)を観る。

「自分たちが進んだ道」を辿らせたくないという設定は。
国語の教科書にも載っている魯迅「故郷」を思わせる内容。

「親を変えること」への嫌悪感と「組織のため」がぶつかり合う「未来」が暗示され。
古井榮一と小沢仁志の「指切り」は笑わせつつも「やがて哀しき」になるはず。

「親を出世させるため」に大阪がターゲットになり。
なべおさみがこんなところに。

「物語のタネを撒くこと再び」といった趣き。
ラストの「思わせぶり」もその一部だと思っていい。

もっともその描写は「CM前のテレビの遣り口」に似て。
そういう「小手先」は止めていただきたい。
コメント
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