退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『メディアリテラシーの教科書』だと言いたくなる本と悪くはないが残念な映画」について

2024-07-02 03:32:09 | Weblog
雨ときどきくもり。降ったり止んだり忙しく。

森達也「集団に流されず個人として生きるには」を読む。

「歴史や過去の事件の紹介」が好ましい。
「メディアリテラシーの教科書」と言っていい内容。

敢えてその詳細は述べない。
ひとつだけ言うとするなら。

「立ち位置」で「同じ現実」が違って見えるということ。
われわれはそもそも「現実を切り取ること」しか出来ないこと。

本書は「ちくまプリマー新書」で。
出来るだけ多くの若者たちに届いてもらいたいと思うのみ。

戸田彬弘「市子」(’23)を観る。

監督は「劇団チーズtheater」を主宰していて原作の戯曲も書いているとのこと。
杉咲花はこんな風にもなれるのねと思った次第。

蝉の声が何度も繰り返され。
「貧しさの中で育った少女」の行方や如何に。

渡辺大知の「イヤらしさ」にふむふむ。
森永悠希も悪くなく。

中村ゆりの「ダメな母親ぶり」はいかにも。
刑事の宇野祥平は「クローズアップ」に耐えられるたたずまい。

主人公を追いかける若葉竜也は「山田裕貴」を「渋くした」ような。
「大衆演劇出身」らしく。

全体的に悪くないのだけれど。
126分というのはやはり「長すぎる」。

気になるのは「デジタル時計」による時間の表示。
確認するには短すぎるしそもそも味気なく。

残念ながら監督は「映画には不向き」かも。
この物語は舞台なら映えるだろうと思われるので。
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