退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

愛し愛されること

2007-12-08 02:32:57 | Weblog
晴れ。それほど寒さなし。

山田宏一「映画的な あまりに映画的な 美女と犯罪」を読み直す。

教養の深さも当然のことながら
著者の「撫で回すような視線」にあらためて驚く。

すがりつくような思いがありありと感じられるものの
決して直接身体に触れることのない視線。

おそらくそれは「美女」という生きものが
「犯罪」という香りに包まれる時にのみ現われる視線なのだろう。

蓮實重彦・山根貞男、そして著者は三人ともフランス系。
そうした人々を生み出した「フランス」もまたある種の「美女」ということか。

映画に愛されるのも「才能」だということがよくわかる。
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