Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

「煽られる(あおられる)」って?

2007-08-30 20:51:50 | Weblog
よく事故を起こしたドライバーが
「後ろの車に煽られたのでスピードを出した」と言い訳するのを聞きますが、
「煽られる」って、どういうことなのでしょうか。

小生自身は煽られたことが有りません。
正しく言うと「煽られた」と認識したことが有りません。

後ろの車が前照灯をハイビームにしたのなら
「急いでいるんだ。通らせてくれ。」の意味ですよね。
左側に余地が有るなら寄って譲ってあげましょうか。
後ろの車が車間を詰めてきたら「危ねえなあ。」と思うだけです。
後ろの車(特にトラック)が右ウインカーを出していたら
そのまた後ろの車に「前方に危険あり」と報せているだけ。
後ろの車がホーンを鳴らした?
きっと何か危険な状況が有ったのでしょう。

いずれにしても自分がスピードを上げる理由にはなりません。
第一、自分の目の前の状況(路面の凸凹とか自転車がいるとか)は、
後ろの車には分からないのです。
加速も減速も、「後ろの車がどうしたから」という理由でなく、
自ら状況を認知し、自ら判断し、自らの責任で動作に移すべきでしょう。


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荒天時こそ基本どおりの運転を

2007-08-28 23:59:59 | Weblog
都内は雷雨が凄かったですね。
こういう荒天の時こそ基本どおりの運転を心がけましょう。

水溜りが出来て、ラインが見にくいこともあって、
つい近くの路面(または前車のテールランプ)ばかり見がちですから
そうならないように注意してください。
「自分の走るべき道の遠くを見る」が荒天時でも鉄則です。

アクセルは当然、控え気味にしてください。
さすがに路面が乾いている時のようなスピードを出すのは馬鹿ですけど、
(でも、世の中にはそういう馬鹿もいるんですよね。)
だからと言って、ずっとノロノロ走れば良いというものでもありません。
また、AT車でクリープだけで進むのもお勧めしません。
やはり、「加速すべき所、減速すべき所」が有ります。

そして、最も大事な安全確認。
特に夜の雨では、歩行者が見えにくいのと同時に、
歩行者からもこちら(車)が見えにくいことも
理解しておく必要があるでしょう。

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合格するための努力

2007-08-26 19:26:39 | Weblog
今日は教習の仕事はお休みをいただき、
終日、ある国家資格の試験監督に駆り出されました。
この資格を持っているためお鉢がまわって来たのですが、
かく申す小生自身は、この試験には7回も不合格を食らいました。
ですから、試験不合格者の気持ちは痛いほど解ります。
「なんでこんなに努力しているのにダメなんだろう」と、
自信喪失していた時期もありました。

しかし、8回目の受験直前の2ヶ月間。
会社も退職して受験準備に専心しました。
睡眠6時間は確保しましたが、それ以外の時間は、
食事中や入浴中までも、勉強漬けでした。
掛け値無しに“四六時中”、試験のことしか考えない2ヶ月間でした。

ようやく8回目で合格してみると、
「合格した年にやったのが“本当の努力”なのであって、
それまでは“努力のフリ”をしているだけだったんだなあ。」と、思いました。
加えて言えば、
「これぐらい真剣になって臨めば、
会社勤めを続けながらでも合格できたろう。
勉強時間の多寡ではなく、取り組み姿勢の問題。」とも、
今さらに考えます。

運転免許の試験でここまで真剣になれとは言いませんが、
でもやはり「合格するための努力」は必要でしょう。
「強く願う」だけでは夢はかないませんから。

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信号の変わりばなに「よーいドン」?

2007-08-24 18:00:05 | Weblog
 ある保育園の前で信号待ちをしている時、驚くような光景を目にした。

 保育園の前に信号機の付いた横断歩道が有り、こちら(車)側の信号が黄色に変わったので停止した。
 すると、散歩に出ようとしていたらしい若い保母さんが横断者側の信号が青に変わるタイミングで
「よーい、ドン!」と声を掛け、
数人の園児を道の反対側に向けて競走させ始めたのだ。

 今回はまったく事故なく散歩が継続できたわけだが、あれで子供が車に轢かれでもしたらどうしたと言うのだろう。
 青信号の意味を園児たちに教えたかったか、そんなに深く考えていなくて単なる遊びの一つだったか、
いずれにしても、「よーいドン」でなくて、「信号が 青でもよく見て 渡ろうね」を教えるべき場面であったろう。
 そりゃ信号無視する車の方が悪いのは言うまでもないが、そんなことは戻らない命に対して何の申し開きにならないわけで。

 そう言えば、その保育園では、道の反対側から子供を呼ぶ無神経な母親を見かけたことも有ったなぁ…

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停止線をオーバーした時

2007-08-22 10:38:02 | Weblog
赤信号を先頭で待つ時は停止線の手前で止まってください。
停止線の手前50cm~1mの位置が望ましいとされています。

停止線までの距離や速度によってはこの位置で止まれないこともありますが、
しかし、それは必ずしも「交差点に進入したこと」を意味しませんので
誤解の無いようにしてください。
つまり、信号が黄から赤に変わった瞬間に交差点(※)の外にいれば、
仮に停止線を越えてしまったとしても、交差点に入ってはいけません。
※「交差点」
 道路交通法では「車道と車道の交わる部分」と定義されています。

もし停止線を越えてしまったら、後ろを確認して、停止位置まで下がってください。
当然、後続車との間に後退するだけの余地が無いときにはバックする必要はありません。
しかし、後ろの確認すらせずにその場に止まっているのは試験では減点対象となります。
「停止線オーバーしたら、まずは振り向いて後ろの確認。」と覚えてください。

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据え切り(スエギリ)はお勧めしません

2007-08-20 15:41:49 | Weblog
クランクを曲がる時や切り返しをする時などに、
「この地点でハンドルを切ってください」と教えることが有ります。
あまり好ましい操縦方法とは言えませんが、
慣れるまでは、ハンドルを切る目標を使うのも仕方が無いと思っています。

しかし、その場合でも、車を停止した状態でハンドルを切る「据え切り」は
極力やらないようにしてください。
確かに試験の採点表には据え切りは減点対象になっていませんが、
車が動く前にハンドルを切っては、車がどう動くのかが見えません。
ハンドルの回し具合と車の動き具合との関係を体感して車両感覚がつかめますので、
慣れていないからこそ、据え切りをしないでほしいのです。

また、スエギリは間違い無くハンドルとタイヤを痛めますから、
ご自分や友人の車では絶対にやらないほうが良いでしょう。
(教習車は荒く乗られることが宿命なので気を遣わなくても良いですが)

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左折後に左に寄るのは、切り過ぎのせいじゃない

2007-08-18 21:40:49 | Weblog
左折後にハンドルを戻すのが遅れて、車が左に寄ってしまうことがあります。
しかし、教習生によっては、これを「ハンドルを左に切り過ぎたため」と思い込んでか、
次の時にはハンドルを少なめに切ってみる人がいます。

そう考えるのも解らないではないですが、これではうまく左折できません。
ハンドルを切る量が足りないと車が曲がって行ってくれませんから、
結局ハンドルを戻すのが遅れて左に寄ってしまうのです。

左折は、まさに“折れる”という感じで車体を直角に曲げて行くのですから、
とにかくハンドルはいっぱい、かつ速く、回すのが正解です。
(左折の前半45°までに切り終え、残り45°を戻しに使うという感じ)
戻す時は、アクセルを踏んで加速しつつハンドルを戻します。

そもそも左に寄ってしまうのは車線が把握できていない証拠とも言えるわけで、
「前見て加速!」を意識するようにすれば、症状は改善されると思います。

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合格おめでとうございます!

2007-08-16 16:41:12 | Weblog
7A022様

本免技能試験合格おめでとうございます。
仮免試験に苦労してしまいましたが、
逆にその分、基本をみっちり復習できたことが功を奏して、
本免試験は1回目での合格でした。

もう、すぐにでも1人で運転できるだけの技量は有りますから
自信を持っていただいて良いと思います。
※合格記念品(本革製パスケース)をお送りしますので、ご活用ください。

おめでとうございました!

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大型車のリアオーバーハングに注意

2007-08-14 16:47:30 | Weblog
大型車(中型・普通のトラックやバスを含む)は、おそらく重心の関係で、
車体の最後尾より2~3メートルほど前寄りにタイヤが付いています。
そのため、前輪で舵を取って後輪を中心にした円弧を描くと
後輪よりも後ろの部分(リアオーバーハング)が外に膨らむのです。
俗に「ケツを振る」というやつです。

普通乗用車は車体の前後にタイヤが付いているので
リアオーバーハングは意識せずに、内輪差だけ注意を払えば良いのですが、
大型車では、内輪差と同時に、リアオーバーハングが膨らむのも注意しましょう。
この“ケツ振り”は、車を進ませながらハンドルを切ると軽減されるのですが、
あまりスピードを上げるのも危険ですから、その辺りの加減を弁えてください。

一方で、普通乗用車で大型車の近くを走る時には、
大型車のこのような挙動を理解して、あまり近づかないようにしましょう。
「大型車のミラーに写る場所で待っている」のが正解です。

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運転経験の有る人でも練習が必要

2007-08-12 16:07:32 | Weblog
試験場での一般受験は、俗に「一発試験」と呼ばれていますが、
練習もしないで文字通り“一発”で合格するはずがありません。
それは断言できます。
このことは、過去に運転経験の有る人(免許取消や失効の人)でも同じです。

例えば、高校を既に卒業した人が、仮に何かの事情で
もう1度高校受験しなければならなくなったとしましょう。
能力的には合格できるレベルだとしても、あなたは全く勉強せずに試験日を迎えますか?
「合格しなくても許される」なら別に無理して勉強しなくても良いでしょう。
でも、「是非とも合格したい」と願うのなら、
過去問や模擬テストくらいは解いてみて、解けない箇所が有れば
そこを勉強し直すのが普通ではないでしょうか。

運転免許の技能試験も同じです。
運転ができる人であっても、試験課題に沿って一通り練習してみて、
自分の弱点を補強してから受験に臨むべきです。
能力的には足りているのに、その程度の労を惜しんだために
結局、余計な時間と労力を費やすことになるのは、非常に勿体ないです。

そして、真剣に努力したかどうかは、必ずや結果にも表れると信じています。
(小生は割と精神論者なので。)

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