Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

無理な注文

2011-02-28 18:05:23 | Weblog

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たまに、
「『これさえ覚えておけば大丈夫』というポイントだけ教えてください」
という電話やメールをくださる方がいます。

しかし、それは“無理な注文”というもの。
結局、教本に書いてある事すべてを教えることになるわけですし、
教習生がそれらを完璧にマスターしたとしても、
それでも『大丈夫』とは断言できないからです。
だからこそ、我々だってこんなに苦労しながら教えているわけで。

そういうふうに返答すると、
「じゃあ、逆に、『これをやったらダメ』というポイントだけ教えてもらうのは?」
と問い返す方もいらっしゃいますね。
「なかなか頭の回転が良いなぁ」なんて感心しながら、
「それも難しいですよ。」と、つれない返事をする小生。

「これをやったらダメ」というポイントを教えるのは、
まさに普段の教習でやっていることですから、
それ自体が難しいわけではありません。
でも、尋ねてくださっている方は、
言外に「1回か2回の教習で」との意味を含んでいるはずです。
それもまた“無理な注文”というものです。

過去に運転経験をお持ちなら(それでも3回以上の教習が必要)いざ知らず、
初めてハンドルを握ろうとしている人でしたら、
やはり、最低でも仮免までに6回くらいは教習を受けていただかないと、
一通りの事ですら教え切れません。

いくらパイロットアカデミーの謳い文句が「早く!」・「安く!」であっても、
やっぱり無理なものは無理なのです。
悪しからずご了承願います。


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狭路の入口と出口でも縁石を目標に

2011-02-26 23:11:45 | Weblog

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クランクコースで、
“前の縁石”の見え方を目標にして曲がる人もいますね。
具体的には、
「“前の縁石”がボンネットに隠れる寸前」にハンドルを切り始めると、
クランクのコーナーは上手に曲がれて行きます。

目標を使って運転するのは、小生はあまり好きではないのですが、
その方が上達の早い人も少なくないので、
そういう練習方法を一概に否定するものでもありません。

ところで、その目標は(目標を使うなら)、
狭路の中ばかりでなく、狭路の入口でも出口でも使えますよ。
どういうことかと言うと、
左折で狭路に入る場合は、
「これから入ろうとする道の右側縁石の“延長”」が、
言わば“前の縁石”に相当するわけですから、
それに合わせてハンドルを回せば良いのです。
右折で狭路に入る場合は、反対側の縁石が目標になります。

一方、狭路の出口にも“前の縁石”は存在しませんが、
その代わりに“センターライン”がありますので、
それに目標を取って左折すれば良いのです。
加えて言えば、狭路から左折で出る際には、
「センターラインがボンネットに隠れる前」にハンドルを切り始めれば、
対向車線にはみ出す心配も無い理屈です。

でも、目標を使って練習するのは、やっぱり“邪道”です。
コツが呑み込めてきたら、
できるだけ目標を使わずに曲がれるように練習することをお勧めします。


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民法(債権法)改正はパイロットアカデミーにも影響?

2011-02-24 18:08:22 | Weblog

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今日はちょっと固い話。
しかも、まだ“速報”段階での情報を含むことをご容赦願いたい。

不思議に思う人も多いだろうが、
「運転を教えます/教習料を払います」という(単発の)教習契約は、
実は、法律で裏付けられた契約形式ではない。

まず、こういう契約は、
「典型契約」と呼ばれる民法が列挙する13類型に含まれていない。
強いて言えば、その中の「請負契約」が最も近い概念であろうが、
「請負」というのは、例えば「家を建てます/代金を払います」といったような契約であって、
完成すれば代金を払ってもらえるが、完成しなかったら代金は受け取れない。
「合格保証のある教習契約」なら「請負」なのかも知れないが、
そうでない通常の教習契約については、当てはまりそうにない。

他の法律を見ても、
指定教習所での教習のように一定期間・一定金額を要するものなら
特定商取引法に定める「特定継続的役務提供契約」であるが、
パイロットアカデミーのような単発の教習契約はこれにも該当しない。
わずかに、
消費者契約法に言う「消費者契約」が該当しそうな気もするが、
教習生を「消費者」と呼ぶのには少し違和感が有る。

しかし、法律に明記されていない契約(無名契約)であっても、
両当事者が納得して(詐欺や強迫によらずに)締結したものであれば、
公序良俗に反するものでない限り、立派に「契約」として成立する。
まあ、そうでなければ、経済活動そのものが成り立たなくなるので、
それも当然のことではある。

ところで、今、国では、
識者を交えて「民法」の改正について議論している。
その論点の中に、「役務提供契約」という類型を新設する案が入っているらしい。
そうすれば、教習契約のような契約が法律的に整理できるという目論見のようだ。
(だからと言って、我々の商売のやり方自体が変わるわけではないが。)

法務省の法制審議会によれば、
民法改正の「中間的な論点整理」は、今年4月に公表される予定とのことだ。
遠い世界と思われがちな法律の話に身近な分野からアプローチできそうなので、
審議の経緯を注視してみたい。


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失敗するためにプロに教わる

2011-02-22 23:52:26 | Weblog

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自動車運転の練習に限った話ではありませんが、
失敗を積み重ねることで上達するのは、多くの人が経験していることです。
しかし、軽い失敗なら上達のタネにもなりましょうが、
「取り返しの付かない失敗」をしてしまう危険だって有りますよね。

では、上手に失敗するためにはどうしたら良いかと言うと、
そのためにこそ、プロを頼るべきなのです。
少なくとも自動車運転のように、
「指導員」という仕事を生業にしているプロがいる世界では、
その人に教わることを考えてください。

指導員は、たくさんの失敗事例を見聞きしているので、
教習生が失敗しがちな事も、「やってはいけない失敗」というのも、
分かっています。
教習生に体で覚えてもらうために、
わざと失敗させてみる指導員もいるくらいです。

ですから、指導員に隣に乗ってもらったら、
安心して失敗してみてください。
ついでに言えば、
教習専用車には補助ブレーキが付いているので、
いざという時には止めてもらえますから、その点でも安心ですよね。

とは言っても、
練習の目的は“失敗すること”ではなく“上達すること”です。
その点は決してお忘れなきよう。


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大型車との車間は充分に空けて

2011-02-20 23:27:20 | Weblog

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トラックやバスなど大型車の後ろでは、
車間を詰めて走ると、視界が狭くなってしまいます。
景色が見えていないと、前方の信号がどうなっているかも知りえず、
そもそも、道路の状況すら分からないので、非常に危険です。
また、その大型車がどんな挙動を見せるのか予想しにくいので、
運転していて疲れると思います。

車間を空けたとしても、
同じ速度で走っているのですから、
(信号の変わり目など微妙な時もあるでしょうけど)
それが理由で、到着が遅くなるわけではありません。
車間を空けていると、
後ろの車に文句を言われそうなので嫌なのでしょうか。
でも、危険な思いをしてまで後ろの車に気を遣う必要はありません。
何だったら、追い越させれば良いのですよ。

走行中の車間距離は、
「速度(km/h)の半分(m)」とも「速度(km/h)の二乗÷100(m)」とも言われますが、
(例:時速50kmで走っている時は、どちらの計算でも「25m」)
大型車の後ろでは、これよりも気持ち広めに空けて走りましょう。


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「死ぬ日は生まれる日に勝る」

2011-02-18 20:15:42 | Weblog

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『聖書』の一節に、
「死ぬ日は生まれる日に勝る」という言葉があるそうですね。
これが書かれている『伝道の書』は、他の書とは異質で、
仏教の無常観・厭世観にも通じると解釈している人もいます。

さて、小生は、
この言葉を初めて聞いた時(割と最近です)、
不謹慎かも知れませんが、商売がら、
「スローイン・ファストアウト」を連想してしまいました。
「カーブの出口では入口よりも速度が上がっている」
と似ている気がしましたので。

さらに言えば、それは、
「カーブの出口に向かって加速し続ける」
ということでもあり、
同じ仏教で例えるなら、むしろ、
「生まれた時から死ぬ時までが修行である」
という“行”の考え方に近いものを感じました。

…と、
クリスチャンでも仏教徒でもない小生は勝手に思いました。
まるでトンチンカンな理解なのでしょうが、どうかご容赦を。


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足がすくんで試験場に入れない

2011-02-16 14:34:29 | Weblog

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試験場まで行ったけれど、急に怖くなって、
門をくぐれずに引き返してしまう人っていますね。
パイロットアカデミーの教習生にも、過去に3名ほどいらっしゃいました。
「不合格になるならまだしも試験場にも入らないのは何と勿体無い」
と、小生などは思ってしまいますが、
そういうのを“鈍感”とか“無神経”とか呼ぶのでしょう。
試験を受けるという非日常行為がプレッシャーになって、
自分自身をコントロールできなくなってしまう繊細な人もいるのです。

初めは、不合格を告げられるのが怖いのかとも思いましたが、
練習も充分に積んで、大きな失敗が無ければ合格できそうな人でも
(もちろん100%の合格保証はできませんが)
そういう状況に陥るので、「自信が無い」のとは違いそうです。
ちょうど、“バンジージャンプ”で、
99%安全だと理解していても足がすくんでしまうのと似ているかも知れません。

勝手に分析すれば、
おそらく、それは「試験を受ける」という目の前の壁しか見えなくなっているのでしょう。
そんな人は、
もう一度、免許取得を決意した時のことを思い出してみてください。
「免許を取ってこんな車に乗りたい。こんな所へ行きたい。こんなことをやりたい。」
というお気持ちが有ったはずです。
教習を頑張ったことも、試験を受けることも、
その大目標に行き着くまでのステップに過ぎません。
そして、それらをクリアして行くことでゴールに近づくことを改めて認識すれば、
試験場の門が広く感じられると思いますよ。

…なんて、他人が言うのはたやすいですが、
人間の心理はそんなに単純なものじゃないのでしょうね。きっと。


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寒さを感じないと風邪をひく

2011-02-14 22:58:53 | Weblog

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東京の今夜は雪です。
だいぶ積もりそうです。

さて、こんな寒い夜でも、
体が「寒い」と感じているなら、意外に風邪はひかないものです。
酔っ払ったり疲れていたりして神経が鈍っている時には、
体が寒さを対処しきれずに風邪をひくのではないか思います。
「気が付いたら寒かった」というのが問題でしょう。

車の運転も同様で、
「危ない」と気付かないことこそが危ないのです。
危険な場面では、減速するなり、慎重に安全確認するなり、
事故を起こさないような運転を心がけるべきなのですが、
神経が鈍っていると、危険であること自体が認識できないのです。
もしかしたら、“油断”とか“慢心”とか(これらもある種の“酔い”ですね)も
背景にあるかも知れません。

「気が付いたら事故になっていた」ということのないように。


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追い越され義務

2011-02-12 23:59:50 | Weblog


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路上で「仮免許練習中」の札を掲げて走っていると、よく追い越されます。
ところで、
“追い越される車の義務”って理解できていますか?

「減速して左に寄る」?
ブー!! 惜しいですが、違います!
それは、“緊急車の避譲”のやり方でしたよね。

追い越される車の義務は、「速度を上げずに走る」です。
学科の知識としては、これに加えて、
「追い越しに十分な余地が無い場合は、追い越される車はできるだけ左に寄る」
ということも覚えておかなければいけませんが、
路上教習や路上試験で“左に寄る”ことは、一応は考えなくて良いです。
十分な余地が無いのに後ろの車が追い越しを仕掛けてくること自体まず無いですし、
そういう場合であったとしても、
左に寄る前に必要な“左側の安全確認”がおろそかになりがちだからです。

また、“減速”についても、
アクセルを緩めると自然に速度が落ちてきますので、それだけで充分。
特にブレーキを踏むなどは原則として(ダジャレか?)無用です。
道交法も減速までは求めていません。

なお、後ろの車が追い越し始めたのが分からず、
自分のすぐ隣に来られて初めて気付き、
「慌ててブレーキを踏み、左に寄る」のだとしたら、
それは、追い越され義務以前の問題です。
バックミラーで常に、後ろの車の動きに注意を払っておきましょう。


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列車の音は聞こえますよ

2011-02-10 23:29:03 | Weblog

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踏切を通過する際には、
必ず一時停止して、左右の安全を目で確認するほか、
窓を開けて、音を聞いて、“耳”でも安全を確認する、
と教わったはずです。

「音を聞いて」と言われて、
“警報機の音”を聞くものと理解している人も多いですが、
(あながちそれも間違いと言いきれませんが)
正しくは、“列車の音”を聞くことになっています。

都内では深夜でも喧騒の中にいるので
警報機の音で判断するドライバーが多いかも知れませんが、
でも、列車の音だって、意外なほど、よく聞こえますよ。
考えてみれば、レールは鉄製なので、
空気中を伝わるより速く、かつ、減衰が少なく、音が伝わる理屈です。
地方に行けば、周りが静かなのも手伝って、
警報機が鳴り始める前に列車が近づいているのが分かるほどです。

今度、踏切を渡ることがあったら、
意識して“列車の音”を聞くようにしてみてください。


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