Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

カーブでウインカーは不要

2017-10-30 13:59:13 | Weblog

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教習所内の周回コースでカーブを曲がる時には、
カーブの先で右左折するのでない限り、
ウインカー(方向指示器)は出しませんよ。

もしかして、
「ハンドルを右に回す時には右ウインカーを出す」とか
思っていませんか?
そう思ってしまうのも仕方ありませんが、
「右左折」や「進路変更」などの時に合図を出すのであって、
道なりにカーブして行く時には、ウインカーは要りません。

ついでに言うと、道がカーブしていても、
“別の道”に入って行かないなら「直進」という言い方をするのです。

路上には、教習所ほどの急カーブでなくても、
交差点内で道がカーブしている所など、結構あります。
そういう所で、ハンドルを回すからと言って合図を出したら、
後続車や周囲の人たちは、この車は右左折するのだと見てしまいますよ。
右折も左折もせずに「直進」するのであれば、
ウインカーは出さずに交差点を通過してください。


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制動性能の追いつかない加速性能は…

2017-10-28 17:59:02 | Weblog

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我々ユーザーは、速い車に憧れます。
スピード狂でなくても、
常にエンジン全開でヒイヒイ言いながら走るよりも、
パワーのある車でゆったり走るほうが、
車もドライバーも疲れませんし、また、心の余裕にもつながります。

しかし、
車は速けりゃ良いというものでもありません。
出したスピードはしっかり落とせなければダメです。
自動車の開発において難しいのは、
「どれだけ速いスピードを出せるか」よりも、
「どれだけ早くスピードを落とせるか」なのだそうです。

考えてみれば、
これは、自動車というハードウェアばかりでなく、
それを運転するドライバーにもあてはまる話でもありますね。

スピードを出すのなんか、
アクセルさえ踏めば、車に任せておけば良いことです。
問題は、状況に応じて、適切なブレーキが使えるかどうかでしょう。
そして、
その状況判断ができないのなら、スピードを出してはいけないのです。

自らの“加速性能”に“制動性能”を追いつかせるように意識しながら
練習に励みましょう。


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クラッチ板は減ってナンボ

2017-10-26 11:59:04 | Weblog

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パイロットアカデミーのMT(マニュアル)教習生は、
その大多数が、過去に免許を持っていた方です。

中には、トラック等を運転していたプロのドライバーもいて、
そういう方は、
クラッチを「ガツン!」とつなげる傾向にあります。

そのこと自体は、試験での減点ポイントではないですし、
パイロットアカデミーでも、発進を苦手にしている教習生には
むしろそうするように勧めることもありますが、
それも程度によっては
試験官に「荒っぽい運転をする人だ」との印象を与えかねませんので、
やっぱり半クラッチを上手に使いたいものです。

まれに、
「クラッチ板が減ってしまうから」という理由を付ける人もいます。
もちろん、長すぎる半クラッチや無理な坂道発進など、
無駄にクラッチ板を消耗するのはいただけませんが、
適切な半クラッチによってクラッチ板が擦り減るのは、言わば当たり前。
だって、そのための物なのですから。

教習中にこの説明で、
「ちょうど“消しゴム”のように。」と付け加えて、
その時は「良い例えだった」と思ったのですが、
こうして文に書いてみると、それほど面白くないですね。


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エンストが問題なのではなくて…

2017-10-24 12:59:06 | Weblog

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教習中にエンストしてしまったような場合、
「ああ~っ」なんて頭を抱えてしまう教習生がいます。
実際に手で頭を抱える動作はしなくても、
頭の中が真っ白になって、何をどうしたら良いのか分からない、
という人は多いようです。

いやいや、そんな事をしている間には、
ブレーキを踏んでください。

上り坂ではもちろんのこと、
下り坂や平地であっても、
エンストした状態では車は不安定なままですし、
そんな理屈はともかくとして、
何より、
「危険を感じたら、即、ブレーキ!」
を徹底してほしいのです。

MT(マニュアル)車の運転にエンストは付き物です。
失敗と言えば失敗なのですが、取り返しの利く失敗です。
エンストしたら、取りあえずブレーキを踏んでおいて、
深呼吸の一つもしてから、エンジンを掛け直しましょう。

試験でも1回や2回のエンストは減点にすらなりません。
事後処理さえ間違わなければ良いのです。

何だか、ちょっと人生訓めいていますね。


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なぜ三木露風は「幻か」と「いつの日か」を入れ替えたか

2017-10-22 16:59:03 | Weblog

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※今回は自動車運転とはまったく関係ない記事ですが、たまにはこんなのにもお付き合いください。

童謡『赤蜻蛉』の詩は、
1番が「夕焼け小焼けの赤とんぼ 負われて見たのは いつの日か」、
2番が「山の畑の桑の実を 小籠に摘んだは 幻か」
(現代仮名遣いで表記しています)です。
が、詩集『樫の實』に掲載された原詩は、
「夕焼小焼の 山の空 おはれて見たのは まぼろしか」
「山の畑の 桑の實を 小籠に摘んだは いつの日か」と
なっていたのだそうです。

これでも意味は通じる、というより、
むしろこちらの方が自然ではないかとすら感じられるのに、
作者の三木露風は、なぜ1番と2番を入れ替えたのでしょうか。
その経緯について作者本人は明らかにしていないようですが、
ネット上には
「原詩ではどこか第三者視点だったものがこの推敲によって主観性が高まった」
という意見もありました。
それが3番「十五で姐やは嫁に行き」につながるととらえれば、
なるほど、納得できる意見だと思いました。

ついでに言うと、そう考えれば、
やはり、1番は「母に背負われて見た」(そう解釈する識者もいます)のではなくて、
「ねえやに背負われて見た」と読むべきなのでしょう。

ところで、
4番に含まれる「赤とんぼ とまっているよ 竿の先」は、
三木露風が中学生の頃に創った俳句なのだそうです。
それを、遠くの地(北海道ともドイツとも言われる)で
洗濯竿に赤トンボがとまっているのを見て、
郷里での出来事とともに思い出したとのこと。
このエピソードの方が歌詞の内容よりも泣かせる、
と感じるのは、小生だけでしょうか?


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ドライバーの顔を見ましょう

2017-10-20 17:29:16 | Weblog

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車の運転でも、アイコンタクトは大事です。
車が勝手に動いているのではなく、
ドライバーが車を動かしているからです。

例えば、右折時に対向直進車との距離が微妙だったりしたら、
そのドライバーの顔を見ましょう。
譲る身振りは無かったとしても、
その目を見れば、
譲ってくれているのかどうかは分かります。
もし、相手が“怖い顔”をしていたり、
こちらをまったく見ていなかったりしたら、
「譲るつもりは無いのだ」と判断し、
原則通りの優先順に従い、
直進車が通り過ぎるまで待ってください。

車線変更できるかどうかを判断する場面でも、
“隣の車”を見るというより、
“隣の車のドライバー”を見るようにしてください。
経験を積むうちに、
ミラーに映る顔が「譲ってくれる」のか「譲る気が無い」のか、
分かるようになってきますよ。

ついでに言うと、
それは車線変更しようという段になってからではなく、
普通に走っている時から、
“他の車のドライバー”を見るようにしておくと良いのです。

さらに言うと、その意識を持っていれば、
大型トラックと並走する時に相手のミラーの死角に入ってしまうことも、
自ずと避けられるはずです。


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片側3車線の道路での第2車線走行

2017-10-18 18:59:30 | Weblog


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車が走るのは、基本は一番左の車線です。
第2車線は追い越しのために空けておき、
第1車線を走行してください。

と、当ブログでもそう書いてきましたが、
これには例外があります。

それは、
片側3車線以上の(通行帯が3つ以上ある)道路です。
東京・鮫洲の路上試験コースでは、
試験場前の海岸通りに、こういう部分があります。
こういう所では、
1番右の通行帯(第3車線)を空けておけば、
第2車線を走っても構いません。

しかし、第2車線走行を積極的にお勧めするわけではありません。
慣れない道で通行帯の数を数えて対処を変えるのは、
難しいですし、また、間違いの素でもあります。

なかんずく鮫洲近辺においては、
路上駐車をよけて第2車線を走行することも多く、
それが、
「(片側3車線なので)走って良い第2車線」なのか、
「(路駐のため)例外的に第2車線を走っている」のか、
混乱してしまいがちです。

ですので、
特に初めて運転免許を取ろうという人は、
「第1車線(一番左の通行帯)を走るのが基本」
と覚えておくのが無難でしょう。


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合格おめでとうございます!

2017-10-16 13:29:02 | Weblog

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17096S様

普通自動車第二種免許技能試験合格のご報告ありがとうございました。

冷たい雨の降る中の受験、お疲れさまでした。
路上試験中に歩行者の飛び出しがあったそうですが、
問題なく対応できたとのこと。
おそらく教習で遭遇したのと同じような場面だったのでしょう。

取得時講習は少し先になるようですが、
念願の2種免許取得まで今ひと息ですね。
ぜひ「第2の人生」を充実させてください。

おめでとうございました!


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もう一度言います。採点基準はオープンになっています!

2017-10-14 17:59:02 | Weblog

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以前にも書いたことのある記事ですが、
重要な事なので、一部修正して再掲載します。

複数のサイトで、
「免許センターでの試験採点基準がオープンになっていない」
と書かれているのを見つけてしまいました。
事情を知らない方の不安を煽って、
一発試験向けの通信教材を売り付けようとしている業者のようです。

しかし!
採点基準は一般にオープンされています!
 ↓
警察庁 > 運転免許技能試験に係る採点基準の運用の標準について(PDFファイル)
https://www.npa.go.jp/laws/notification/koutuu/menkyo/menkyo20230330_44.pdf
※リンク先を変更しました(2023.12.6)

件の業者たちは、そもそも、この通達の存在自体を知らないのか、
それとも、これが公開されていることを知らないのか、
はたまた、知っていながら隠して顧客を騙そうとしているのか、
どうであれ、信用に足る業者とは言いがたいですね。
(あ、ここでもまた余計なことを…)

ところで、これから技能試験を受験しようという人は
この採点基準に目を通しておいた方が良いかも知れません。

ちょっと歯切れの悪い言い方ですが、
教習を始めたばかりの人は、読んでも意味が分からないでしょうし、
教習がある程度進んだ人にとっては、
これを読んで新たに学ぶ事は無いはずです。
でも、“知識の再確認”として全く無意味ということはないので、
だから「目を通しておいた方が良い」という程度なのです。

なお、減点の点数(「△△したら○点減点」というもの)は
一部の特別減点項目を除き、
基本的には、教習生・受験生は覚える必要はありません。
「△△しないように」とだけ覚えておいてください。


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減速ポイントを見定めていますか

2017-10-12 16:49:36 | Weblog

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カーブでスピードを落とし切れない時、
やってはいけないのが、
「ブレーキを踏みながらのハンドル」です。

「だってカーブに入っちゃうじゃないですか」という声が聞こえてきそうです
(実際、そう言う教習生もいます)が、
だったら、ハンドルなんか後回しにして、とにかくブレーキで減速してください。
仮に、ハンドルまっすぐのまま停まってしまうとしても、
それでも、「ブレーキを踏みながらハンドル」よりは危険でないので。

そもそも、カーブの手前で減速が完了できないのは、
端的に言うと、「減速ポイントが分かっていない」からです。

減速が遅れ気味になる人は、
どうも、「カーブの入り口」かヘタをすると「カーブの中」を見て
ブレーキを踏み始めているようです。

違いますよ。

減速は、
カーブの手前およそ5m(車1台分などと言ったりもします)までに
完了させておきたいのですから、
ドライバーは、そこを見定めてブレーキを掛けていかなければなりません。

その減速がきちんとできると、ハンドル操作にも余裕ができ、
さらには、カーブ出口へ向けての加速もしっかりでき、
メリハリの効いた、“良い運転”になってくると思います。


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