Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

赤に変わった時に停止線を越えていたら?

2020-09-30 13:59:07 | Weblog

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赤信号では、交差点に進入してはいけませんから、
停止線の手前で停まってください。

では、その時に停止線を越えていたら、どうしますか?

ここで尋ねているのは、
例えば、青信号に従って進もうとしたところ、
交差点の先に自分の入る余地が無かったため、
停止線を越えた位置で(しかし交差点には進入せずに)停止した場合に、
動けないまま信号が黄色に、そして赤に変わってしまったら?
といったケースです。

この問いに対する一番ダメな答えは、
「その場で停止したままでいる」というもの。

正解は、
「停止線まで後退する」です。

しかし、現実には、
自分のすぐ後ろに後続車がいて、
停止線までバックできないケースも多いでしょう。
そういうのなら許されます。

でも、
「ただその場で停止したままでいる」のと、
「後方確認したところ安全に後退できないので、その場で停止している」
のとでは、大違いです。
ドライバーに「振り返る」という行為が有ったか無かったかだけですが、
それが合否の分かれ目になります。

もちろん、振り返って見て、後続車がいなければ、
バックしなければならないのは言うまでもありません。
「振り返りさえすれば良い」ということでもないので、
その点は誤解の無きよう、お気を付けください。


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チャレンジ講習向けの教習は割に合わない

2020-09-28 12:59:23 | Weblog

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70歳以上の方は、
「高齢者講習」を受講しないと運転免許が更新できません。

これが、なかなか予約が取れないようで、
パイロットアカデミーにも
「高齢者講習をやってますか」という問合せのお電話をいただくことがあります。

しかし、残念ながら、
パイロットアカデミーでは、高齢者講習は実施していません。
高齢者講習は、
指定自動車教習所でないとカリキュラムが組めないこととなっているので、
これはもう、仕方がありません。

ところで、免許の更新に際して、
運転技能に自信のある方には、
「チャレンジ講習」という制度が用意されています。
これは、チャレンジ講習(実技テスト)に合格すると、
より簡易な「特定任意高齢者講習」の受講をもって、
高齢者講習に代えることができるというものです。

このチャレンジ講習に向けての教習は、
パイロットアカデミーでも、一応は可能です。

しかし、チャレンジ講習を受けようとする目的は、
手数料と受講時間を少なく済ませたいからではないでしょうか。
だとしたら、
余計な費用と時間を費やして教習を受け、
その挙句に不合格になるリスクもゼロになるわけではないのは、
まったく割に合わないですよ。

普通の高齢者講習を受講したほうが良いでしょう。


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サイコロは叱ると良い目が出る

2020-09-26 11:59:04 | Weblog

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6面のサイコロでは、
それぞれの目が出る確率は各6分の1です。
これを、
「1」や「2」が出た時には「ダメじゃないか」と叱り、
「5」や「6」が出た時には「良くやった」と褒めるとします。

すると、次にサイコロを振った時、
叱った後には「3」以上の目が出る(=成績が上がる)ことが多くなり、
褒めた後には「4」以下の目が出る(=成績が落ちる)ことが多くなります。
不思議なように聞こえますが、
確率的には全然おかしな話ではありません。
(「平均への回帰」という理論だそうです)

これを、「叱った効果が表れた」と、
そして「褒めるとダメになる」と感じてしまうのは、
われわれ教習指導員が陥りやすい“錯覚”です。

ただ、サイコロと運転技能とは本質的に異なります。
サイコロは(イカサマは考えないとして普通は)偶然その目が出るものですが、
運転技能に関して言えば、
「たまたま上手にできた」ということは無いのです。
上手に出来るも出来ないも、その理由があって、
それを習得してもらうことが教習の目的と言えます。

なので、パイロットアカデミーでは、
技能試験や、さらには免許取得後の運転を、
それこそサイコロ振りのような“ギャンブル”にしないため、
「ダメなものはダメ」と指摘します。
もっとも、われわれに託された仕事は「指導」であって、
「叱る」のは、やっぱり違うと思っています。


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1コマ=100分間(50分間×2回分)

2020-09-24 14:15:55 | Weblog

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パイロットアカデミーでは、
1コマ100分間を教習の単位としています。
他の教習所さまでは、50分単位での教習が多いところ、
その倍の時間を練習します。

教習を始める時や終わる前には、
その日の教習内容の簡単な整理や教習生の疑問点に答えたりする時間が必要です。
異論はあるかも知れませんが、
少なくともパイロットアカデミーでは、こういう時間が“必要”だと考えています。

さて、そうなると、
「50分教習」では、正味30分~40分ぐらいしか練習できず、
脂が乗ってきたころには教習を終えなければなりません。
教習を効率的に進めるためには、教習時間は長めのほうが良いのです。
しかし、あまり長すぎても疲れてしまうだけですので、
「100分教習」というのは、手前味噌ながら丁度良いのではないでしょうか。

教習料は、たしかに多めに頂戴しますが、
(他社さまの)50分教習2回分より安いはずですし、
売上面での理由で教習時間を長くしているのでないことは、
ご理解いただきたいと思います。


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教習料金は年齢・性別を問わず、どなたでも同じです

2020-09-22 17:58:15 | Weblog

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まれに、
「年齢や性別によって教習料金が異なりますか」
というお問い合わせをいただくことがあります。

他の教習所さまのことは分かりませんが、
パイロットアカデミーでは、
料金設定において、年齢や性別での差を設けておりません。

“年齢や性別によって異なる教習料金”というのは、
パック料金(一括前金制)に適用されることの多い制度ですが、
そもそも、パイロットアカデミーの料金設定は、
「登録料+教習料×教習回数」というシンプルな体系にしております。
その理由は、
料金体系を複雑にすると管理が大変になるということと、
都度都度教習料を払っていただいたほうが、
1回1回の教習への真剣みが増す(ような気がする)からです。

したがって、パック料金も、それに伴う各種割引制度も導入していないため、
“教習料(1回あたりの単価)”は「どなたでも同じ」になっています。

とは言え、
“教習回数”については、どなたも同じというわけではなく、
人によって多かったり少なかったりします。
また、年齢が高くなるにつれ、
新しい事を覚えるのがだんだん苦手になってくるため、
若い人より教習回数が多くなってしまうのも、残念ながら事実です。
しかし、その度合いには個人差がありますので、
一般的に「40代はいくら、50代はいくら」と例示するのは難しく、
つまるところ、
「教習生の技能次第」としか回答できないわけです。

さらに言うと、
お客さまのご予算に合わせて教習プランを組むことも可能ですので、
個別に、お気軽に、ご相談いただきたいと思います。


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眠れなくても目と心臓は休めておく

2020-09-20 17:58:14 | Weblog

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受験は、想像以上に神経を使いますから、
試験の前日は、早めに床に就いて、
できるだけ“脳”を休ませておきたいところです。

しかし、翌日に大事な用事を控えた夜は、
緊張して寝付けないという人も多いようですね。

そんな時は、
入眠できなくても、朝まで目を閉じていてください。

「からだを疲れさせれば寝られる」と思ってか、
眠れない時に体操を始めたりする人もいるようですが、
それでは神経が覚醒してしまうので、逆効果ですよ。
眠れない時こそ、体を起こさないでいるのが大事なのです。

静かに目を閉じているだけで、
少なくとも“目”と“心臓”は休められますから、
それで随分違いますよ。

それに、おそらく、自覚は無くても、
それで少しは眠れているんじゃないかと思います。


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「ハンドルまっすぐ」を確認するには

2020-09-18 12:59:20 | Weblog

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ハンドルは、
FF(前輪駆動)の車で概ね1回転半、
FR(後輪駆動)の車では2回転近く回ります。
なので、
ドライバーがまっすぐ向けているつもりでも
実は1回転している、ということがあります。

ハンドルの向きは車が停まった状態では分かりにくくなりますので、
本当は、車が動いているうちに
ハンドルをまっすぐに直しておきたいところです。
また、ハンドルが切れた状態で停止せざるを得ない場合は、
そのことを、発進するまでドライバーが意識しておかなければなりません。

もし、ハンドルの向きが分からなくなったら、
その時は、車を少しだけ転がしてみてください。
ATだったらクリープで充分です。
車が動けば、
車体の動きでハンドルがまっすぐなのか切れているかが分かりますので。

なお、車を動かすことが難しい状況では、
据え切り(スエギリ=車を動かさずにタイヤだけ動かす)で、
ハンドルを全部右(または全部左)に回してみましょう。
そして、概ね1回転半~2回転戻せば、
ハンドルはまっすぐになります。

もっとも、据え切りは、
タイヤやハンドルに負担を掛けますので、
あくまで“最後の手段”と思っておいてください。


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意識しないように意識する?

2020-09-16 13:59:26 | Weblog

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パイロットアカデミーの教習では、
極力、ハンドルを意識しないで運転するよう、教えています。
ハンドルで車を操縦しようとすると、
どうしても、ハンドルやボンネットやすぐ目の前の道しか見えず、
結果、ふらついたり、周囲の状況が分からなくなったりするからです。

でも、その一方で、
教習を始めたばかりの人には、
ハンドルの正しい持ち替えを徹底的に練習してもらっています。
「10時10分」に持つのを基本型にして、
「ハンドルを回したら、やはり10時10分に持ち替える」
というのを繰り返します。
この練習を、飽きるほど、やります。
そして、ハンドルをいっぱい回す場面(左折など)で、
持ち替えが正しくできていない教習生には、厳しく指摘します。

「ハンドルを意識するな」と言いながら、
一方で「ハンドルを正しく持ち替えよ」と言うのは、
矛盾するように思えるかも知れません。

しかし、正しい持ち替え方は、
ハンドルを自然に回すのに最も適した形です。
逆に、ハンドルの持ち替えが正しくないと、
ハンドルが足りなくて切り足すことになったり、
持ち替えに時間が掛かってしまったり、
つまりは、ハンドルを意識してしまうことにつながるのです

ハンドルの正しい持ち替えを身に付けて、
特に意識せずとも、
ハンドルを思い通りに操作できるようになってください。


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「断続クラッチ」は「惰力」がメイン

2020-09-14 10:59:39 | Weblog

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狭路の中や見通しの悪い交差点などで、
低速を保ちながら進むときには、
AT(オートマ)車なら「クリープ現象」を、
MT(マニュアル)車なら「断続クラッチ」を活用してください。

さて、MT車での断続クラッチですが、
実際の操作としては、
電気のスイッチでも切りかえるかのように、
あるいは、ポンピングブレーキを踏む時のように、
クラッチペダルを踏んだり放したりするわけではありません。

正しい断続クラッチの操作は、
半クラッチで車を動かし、あまり速度が出ないうちにクラッチを切る、
を繰り返します。
状況によって少しだけアクセルを踏むこともありますが、
基本的には加速はしないものと覚えてください。

“断続”とは言いますが、
むしろ、“惰力”を使って進むのをメインとして、
速度が落ちて停まりそうになったらクラッチをつなげる、
と言ったほうが当を得ているかも知れません。


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「5分以内なら駐車にならない」との誤解

2020-09-12 11:59:22 | Weblog

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「5分以内に車を動かせば駐車にならない」と言う人がいますが、
それは、誤解ですよ。

駐車とは
「継続的な停止」および
「運転者が車から離れていて、すぐに運転できない状態」
を言います。
後者は書いてあるとおりなのですが、
前者はイメージがつかみにくいかも知れません。

「継続的な停止」とは、
(1) 客待ち、荷待ち
(2) 5分を超える荷物の積みおろし
(3) 故障
(4) その他
を言います。(道路交通法第2条第1項)
つまりは、
すぐに運転できない状態なら
運転者が乗っていようがいまいが、「駐車」なのです。
端的に、
「“エンジンを切る”ことを考えられるなら“駐車”」と言い換えても、
そんなに外れていないでしょう。

ただし、道路交通法は、車を停める現実の場面を想定して、
「5分以内の荷物の積みおろし」であれば
(仮に運転者が車から離れていたとしても)駐車として扱わない、
という例外規定を置いています。
しかし、これは、「荷物の積みおろし」に限った話です。
これを
「5分以内であれば駐車でない」と自分に都合よく拡大解釈しているのが、
冒頭に挙げた発言なのです。

深夜の駅前に、
ご主人を迎えに来られた奥様(と思われる)の車が数台停まっていますが、
あれだって、たとえ結果的に2~3分しか停まっていなかったとしても
「待つ」という行為を伴いますから、厳密には“駐車”なのです。
まあ、そんな野暮は、警察官でも言わないとは思いますけど。


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