Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

家具を運び入れるにも切り返しが使える

2017-03-30 16:39:02 | Weblog

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箪笥のような家具をマンションに運び入れる時、
階段を曲がりきれなかったら、
窓からロープで吊り上げるのを考えるより前に、
切り返しを使って通らせてみましょう。
わざと大回りをして、前がぶつかったらバックして、
再び曲がって行くのです。
もちろん、通路の幅にもよるところですが、
意外に大きな家具でも通れたりしますよ。

こんな場面でも
(そうそう機会があるものでもありませんが)、
教習での狭路(クランクやS字)の通過を思い出して、
活用してみてください。

ちなみに、
これが、箪笥でなくて冷蔵庫のような物でしたら、
「踊り場で一旦立てる」のがコツだったりします。
自動車も、ウイリーのように立ち上がれるなら、
狭路課題であんまり苦労することはないのかも知れませんね。


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障害物回避は大きくはみ出して

2017-03-28 18:19:52 | Weblog

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自分の進路上に障害物があって、
それを避けるために自車線をはみ出す場合に、
つい遠慮して少ししかはみ出さない人が多いですね。

もしかして、
車線を越えて走ることに抵抗があるのでしょうか。
でも、それで障害物との間隔が狭くなってしまうとしたら、
それの方がよほど危険ですよ。
「徐行すれば障害物のすぐ近くを通っても良い」という理屈ではありますが、
障害物に遭遇するたびに徐行していては、円滑な交通を阻害してしまいます。
「障害物との間隔を充分に空けて、あまり減速しないで通過する」のを
原則と考えてほしいところです。

あるいは、
対向車が気になって、はみ出せないのでしょうか。
もちろん、対向車を妨害してはいけませんが、
対向車が来ないことは、はみ出す前に確認したはずでは?

もし障害物回避中に対向車が来てしまったら、
まず減速して(コレ、忘れがちですが、大事な事です)、
安全を確認した後に左に寄ってください。
慌てることはありません。そのためにも減速したのですし。
この対処法を覚えておけば、
対向車を必要以上に意識することもなくなるでしょう。

結論として、
障害物を越える時は、大きくはみ出してください。
隣の車線が同じ向きなら、車線を移ることを考えても良いくらいです。

そして、対向車や隣の車と譲り合いながら通る場面でこそ、
遠慮しながらはみ出してください。
この場合には、
障害物との間隔が狭くなるなら徐行も忘れずに。


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眠い時に効果のある音楽

2017-03-26 15:29:19 | Weblog

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ドライブ中には、
自分の好きな音楽を聞きたくなりますよね。
教習中は遠慮してもらいたいですが、
免許を取った後で自分の車で聞く分には遠慮なくどうぞ。
でも、それがゆったりした音楽だったりすると、
眠くなることもあるので、注意してください。

また、意外に、
激しい曲やカラオケの十八番などは、
その曲が掛かっている間はテンションが保てますが、
本当に眠い時は、
次の曲に入った途端、その反動で一気に眠気が襲ってくるので、
これらにも要注意ですよ。

で、本当に眠い時にお勧めなのは、
実は、“嫌いな音楽”です。
サザン(下品な歌詞と舌っ足らずな歌い方がダメ)とか、
ミスチル(音痴!)とか、
日本語ラップ(日本語への思い入れが無い)とか、
が特にお勧め(笑)です。
…あ。こりゃ小生の好き嫌いの問題ですね。

それはさておき、
嫌いな音楽を聞くと、
体が“戦闘モード”になり、頭が冴えてきます。
「気持ちよくて眠くなる」の逆パターンですね。
そして、もう一つの(もっと重要な)理由は、
嫌いな音楽を聞いていると、
ドライバーが「早く車を止めて休もう」と思えることです。
これは、好きな音楽を掛けている時には思いつきもしません。

そもそも、疲れている時には、
「音楽」より「休憩」の方が効果があります。
(と言ってしまうと今日のタイトルは何だったんだという話ですけど)

本当に眠い時には、車を止めて休むことを考え、
それまでの間、“我慢”しながら聞くのに、
嫌いな音楽が適している、というわけです。


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合格おめでとうございます!

2017-03-24 19:29:25 | Weblog

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17030S様

普通自動車第二種免許技能試験合格のご報告ありがとうございました。

今日は、学校が早めに終わっていて
路上に子どもたちの姿が多く見られたそうですが、
教習でもお話ししたように、
必要なら徐行するなど適切に対処すれば大丈夫ですから、
特に問題は無かったでしょう。

また、「免許制度改正前に取得したかった」とも言っておられましたが、
タクシーを運転する分には関係ありませんよね。

ともあれ、
今後は、“プロ”として、
一般ドライバーの模範となるような運転を心がけてください。

おめでとうございました!


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調節しながらハンドルを回す右左折もある

2017-03-22 18:19:47 | Weblog

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カーブでは、
道の曲がり具合に合わせてハンドルを調節しますが、
右折や左折では、通常は、
調節しながらハンドルを回す必要がありません。
こと仮免前の場内コースにおいては、
右折では、直近マークに合わせて1回転、
左折では、左後輪を縁石に添わせるように全部、
ハンドルを回せば、通常は、うまく曲がって行けるはずです。

しかし、
同じ道幅の道路同士が直角に交わるならその通りなのですが、
そうでない交差点もあるので、一つ覚えは厳禁です。
上で2度使った「通常は」という言葉は、そういった意味合いです。
実際、路上においては、
「同じ道幅の道路同士が直角に交わる」ことの方が珍しいかも知れません。

とは言うものの、
ハンドルを調節しながら回すと、
自ずと切り遅れてしまい、それが戻し遅れにもつながります。
ですから、
調節の必要の無い右左折では、やはり「調節しない」のが基本
と意識しておいてほしいところです。

その辺り、
今日のタイトル中の「右左折“も”ある」に込められたニュアンスも
感じ取ってもらえると嬉しいです。


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自転車の法定速度は?

2017-03-20 14:19:23 | Weblog

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幹線道路を走っていると、
車に交じって猛スピードで走る自転車を
見掛けることがあります。
ふらつきながら走るママチャリも危ないですが、
こういう猛スピードの自転車も、
車を運転している側から見れば怖いですね。

ところで、
自転車の法定速度ってご存じですか?

あ、その前に、
自転車は制限速度の標識が適用されましたっけ?

道路交通法第22条第1項には、
「車両は、道路標識等によりその最高速度が指定されている道路においてはその最高速度を、
その他の道路においては政令で定める最高速度をこえる速度で進行してはならない。」
と定められています。
軽車両である自転車も「車両」ですから、
最高速度の標識の制限を受けることになります。

で、問題は「政令で定める最高速度」の部分です。

「政令で定める最高速度」を一般に「法定速度」と呼ぶのですが、
これは、道路交通法施行令第11条に、
「自動車にあつては六十キロメートル毎時、原動機付自転車にあつては三十キロメートル毎時とする」
と書いてあって、
実は、自転車に関しては定められていないのです。

したがって、
「自転車の法定速度は無い」という答えになります。
つまり、
制限速度の標識が無い道路では、
自転車は60キロを超えて走っても道路交通法違反にはなりません。

ちょっと腑に落ちませんが、
法律は、
自転車はせいぜい20km/h程度しか出せないものと想定しているからなのでしょう。
あとは、安全走行に努めるよう、自転車ライダーの自覚を促すしかないですね。


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FF=フィードフォワード

2017-03-18 15:29:03 | Weblog

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この業界的には、「FF」と聞くと、
「フロントエンジン・フロントドライブ」(前輪駆動)を
思い浮かべる人が多いと思いますが、
自動車を運転するに際しての心構えとしては、
「フィードフォワード」というのも忘れてはいけません。

結果を検証して改善に活かすのが「フィードバック」であるのに対し、
結果を予測して予め対処するのを「フィードフォワード」と言います。
「フィードバック=帰納的、フィードフォワード=演繹的」と言い換えても良いでしょう。
例えば、
「事故が起きてから反省する」のでなくて、
「事故が起きないような運転をする」のがフィードフォワードです。

もっと具体的な例を挙げるなら、
「あの路地から自転車が出て来そうだな」と予測し、
そこに注意を払いながら通る、あるいは必要なら減速するなど、
予め対処しておくのが、フィードフォワードということになります。
教習用語としては「予測運転」と呼んでいたりします。
早くこの領域に達するよう、練習を積んでください。

ついでに言うと、
過去を振り返る「フィードバック」でなく、
未来に向かう「フィードフォワード」の方が、
人の生き方としても魅力的じゃないですか?


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四輪を確認するように

2017-03-16 11:19:03 | Weblog

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車に乗り込む前には、
車の周囲(前後左右)の安全を確認してください。

試験では、次の受験生は後部座席にすわっていますから、
自分の順番が来たら左後ろのドアから出て、
車の後ろを回って右側に来て、一旦運転席を通り過ぎ、
前を見てから運転席に乗り込みます。
それで、前後左右が確認できたことになります。

その際に、漫然と車の周りを歩いてみるのでなく、
“安全”をしっかり確認してください。

具体的には、
四つのタイヤを見るように意識すると良いでしょう。
実際、危ないのは、
タイヤが人なり猫なり物なりを轢くことですから、
それらが無いことを確認しておくのが理に適っています。

教本的には、
「車の周囲+車体の下」を確認することとされていますが、
それも、四輪を見ながら車の周囲を歩けば、
やったことになりますので。


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直進バックは難しいか

2017-03-14 11:09:29 | Weblog

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普通車は、後ろに進む際には、
前進の場合と違って、“直進性”がありません。
そのため「まっすぐバックするのは難しい」と言う人が多いです。

しかし、牽引車ならまだしも(けん引のバックは確かに難しいです)、
普通車なら、
ハンドルのてっぺんを片手で持ってそのまま保持すれば、
車はまっすぐバックしてくれるはすです。

「ハンドルを切った後でまっすぐバックするのが難しい」
という声もよく聞きます。
そういう人は、
必要なだけ右や左に回したら、
一旦ハンドルをまっすぐに戻してみると良いでしょう。
そうしておいて、さらに車体の向きを変えたいなら、
またハンドルを回して、そしてハンドルをまっすぐに戻す、
というのを根気よく繰り返すのです。

車の取り回しに慣れないうちは、
「ハンドルを調整しながらまっすぐバックしよう」
とは考えない方が無難だと思いますよ。


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思い込みと思いやり

2017-03-12 19:59:07 | Weblog

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働き過ぎと言われ続けている日本人(小生もその1人)ですが、
年次有給休暇を年間5日以上は必ず取らせるべく、
労働基準法の改正が検討されているそうです。

今の制度では、
本人が「○月○日に休みます」と指定しないと有休は使えません。
しかし、それだと、実際には休めないサラリーマンが多いため、
本人任せでなく企業側に義務づけようというのが今般の法改正の狙いだそうです。

ところで、
その「休めない」という理由について、
「思い込み」と「思いやり」というキーワードで説明していた人がいます。

すなわち、休めない理由の一つは
「俺が休むと仕事が回らない」との「思い込み」だというのです。
でも、本当は、そんなことはありません。
自分一人休んだところで、会社は全く困らないのですから。

そして、もう一つの理由は、
「他人に迷惑が掛かる」というもの。
でも、それって、
「他の人が休んだ時にその仕事をカバーするのが迷惑だ」と感じている、
すなわち「思いやり」の気持ちが無い、ということなんじゃないでしょうか。

この2つの意識を労働者自身が変えようとしないと、
いくら官邸が「働き方改革」なんて息巻いてみても、
民間は疲弊していくばかりのような気がします。

すみません。
このブログで政治的な主張をするのは本意でありませんが、
「思い込み」と「思いやり」というのが、
自動車運転に通じるキーワードでもあるので、興味を持った次第です。


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