Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

肩の力を抜いて坂道発進

2015-07-30 15:38:07 | Weblog

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MT(マニュアル)車の教習では、
「坂道発進」で苦労される人も多いですが、
技能そのものよりも、“苦手意識”が上達の邪魔をしているのが
半数以上ではないでしょうか。
すなわち、
「坂道発進は難しいぞ」という“噂”やら、
「足と手を同時に動かすのは大変に違いない」という“先入観”やら、
あるいは、「失敗しちゃったらどうしよう」という“取り越し苦労”やら。

坂道発進という仰々しい課題名は付けられていますが、
その名の通り「坂道で発進する」のですから、
普通の(平地での)発進と、やる事はそんなに変わらないのですよ。
ただ、上り坂においては、
足をブレーキペダルからアクセルペダルに踏み替える間に
車が後ろに下がってしまうかも知れないのと、
それを防ぐためにサイドブレーキを使う等の措置が必要、
というだけのこと。

上り坂で停止したら、まずはサイドブレーキを掛けて、
発進する際には、クラッチをつないでいって、
車が動きはじめたら、アクセルを強めつつサイドブレーキを外せば、
簡単に(!)発進できますよ。

肩の力を抜いて
(文字通りの意味と「心を落ち着けて」という比喩の両方の意味で)
やってみてください。


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断続クラッチで速度調節を

2015-07-28 23:28:12 | Weblog

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狭路(※)の中では、
「人が歩く程度」の速度で進んでください。
「徐行」よりもゆっくりです。
※ここでは「クランク(屈折型)コース」と「S字(屈曲型)コース」を
想定して説明しますが、
他の狭路(「方向変換」や「縦列駐車」や「鋭角コース(二種免許の課題)」)や
路上で人込みを通るときなどにも通用する話です。

ところが、MT(マニュアル)車の場合、
クラッチを完全につなげてしまうと、
アイドリングだけでも結構速いスピードが出てしまいます。

なので、クラッチを半分だけつなぐ「半クラッチ」や
クラッチをつないだり切ったりする「断続クラッチ」を使って、
速度を調節してください。
このうち「半クラッチ」は、クラッチミートの位置が分かっていないと難しいですし、
狭路通行中ずっと半クラッチを続けるのは左足が疲れるばかりですので、
「断続クラッチ」を活用することをお勧めします。

断続クラッチは、
その名の通り、クラッチをつないだり切ったりするわけですが、
実際の操作としては、
むしろ、「クラッチを切って惰力走行する」のをメインにして、
「停まりそうになったらクラッチをつないで推進力を得る」、
と言うのが当を得ているかも知れません。
なお、状況によってはアクセルを踏む必要もありますが、
基本的には「加速はしない」と覚えておいてください。


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「土用の卯」にちなんで「卯舵・酉舵」について

2015-07-26 11:35:05 | Weblog

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今日は、卯(う)の日だそうで、
「土用丑の日」ならぬ「土用卯の日」ということになります。

土用丑の日に鰻を食べる習慣は、
「平賀源内が『本日丑の日』と店先に貼り出すことを勧めて鰻屋が大繁盛した話から」
というのが、一応の定説とされていますね。
たしかに、夏の暑い盛りに栄養価の高い食物を摂るのは理に適ってはいますが、
でも、なぜ「丑の日」なのでしょうか?
どちらも「う」の字を用いているから、という説もありますが、
それを言うなら「卯の日」の方が、よりふさわしいようにも思えます。

さて、閑話休題。

船の舵を「右」に切るのを「おもかじ」、
「左」に切るのを「とりかじ」と言いますが、
これは、方角を表す「卯」と「酉」から採ったのはご存じでしょうか。

北に向いた状態で、
東(すなわち右)に向かうのを「卯舵(うかじ)」、
西(すなわち左)に向かうのを「酉舵(とりかじ)」と呼んだのが、
年月を経て、「おもかじ・とりかじ」として定着したそうです。

ということを、小生も最近知ったので、
忘れないうちに書いておこうと思いまして…


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右折での大回りはワザと?

2015-07-24 15:18:02 | Weblog


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「左折大回り」ほど多くはないですが、
「右折大回り」で減点される人も見られます。
右折は、
直近マークがあればその近くを、
直近マークが無ければ交差点の中央付近を、
曲がって行くべきところ、
そのマークや交差点の中央を行き過ぎて曲がってしまうケースです。

その原因は、
「直近マークの見落とし」という“うっかりミス”もありますが、
「一番左の車線に向かうために、わざと大回りした」というのも
少なくないようです。

確かに、「右折後に右車線(第2車線)に入ってしまう」というのは
特に運転経験のある教習生がやってしまいがちなミスで、
「右折後も左車線(第1車線)に向かうのが基本」と覚えてほしいところではあります。
そして、ややこしいのが、
「狭い道から広い道へ右折で出る際には、
第1車線までまっすぐ進んでから直角に曲がる」
というのと混同しやすく、
そのために、わざわざ大回りをしていることが考えられます。

「狭い道から」とかでなく、「普通の右折」であれば、
やはり、直近マークまたは交差点の中央付近で曲がってください。
そのためには、右折する手前で、
まず直近マークがどこにあるのかを確認する、
直近マークが無ければ、センターラインとセンターラインの交点を見定める、
という行為が必要になってきます。

そういう意味では、わざと大回りをするのも、
“うっかりミス”と呼んで良いかも知れません。


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右折時に脱輪しないように

2015-07-22 13:38:08 | Weblog

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信号の変わり端や、対向車に譲られた時など、
慌てて右折しようとすると、
内輪差により脱輪してしまうことがあります。
「右折での脱輪」というのがピンと来ないかも知れませんが、
これは、右折した先の対向車線に右後輪がはみ出すことです。

普通車では(大型車では少し勝手が違いますが)
直近マーク(交差点の中央に描かれている◇や▽のマーク)
に合わせてハンドルを回せば、
大概は右折後にも自分の車線に入って行けるはずですが、
ハンドルを回し始めるのが早すぎると、
右後ろのタイヤが内輪差により
曲がった先のセンターラインを踏んでしまうのです。

もし、そこで信号待ちをしている車両があったら、
その車にぶつかってしまいますよ。
「車が停まっていなかったから良いでしょ」というのは屁理屈。
常にそういう状況にならないよう運転しなければなりません。

慌てず、急いで、正確に(『さらば宇宙戦艦ヤマト』での斎藤隊長のセリフ)
曲がって行きましょう。


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二輪乗りは普通車でもカーブが上手に曲がれる

2015-07-20 19:29:30 | Weblog

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教習所や試験場のコースのような急カーブでは、
(1) カーブの手前で減速し(減速を完了し)、
(2) MT車ならそこでシフトダウンし、
(3) カーブのラインを目でなぞりながらハンドルを回し、
(4) カーブの半分を過ぎたら、出口を見て加速していく、
という手順で曲がります。

この一連の動作を、
二輪(普通自動二輪車・大型自動二輪車)の免許を持っている人は、
体で理解できていますね。
二輪と四輪とで異なるのは「(3)」の「ハンドル」だけだからです。
ハンドルを意識しすぎてしまう人も
(まれに、ハンドルを回すことを忘れてしまう人も)
いないではないですが、
多くの二輪乗りは、
普通車教習での「カーブ」ではあまり苦労しないようです。

特にAT教習生が陥りがちな
「ブレーキを踏みながらハンドル」というミスが、
二輪免許を持っている人にはまず発生しないですし、
(バイクでブレーキを掛けながらハンドルを回したら転倒しますからね)
カーブを抜けた後に(カーブだけでなく発進後や右左折後にも)
しっかり加速していけるのも、
教えるこちら側としては安心して乗ってられます。

もっとも、二輪免許を持っている人の上達が早いのは、
基本的に運転が好きであることが一番の理由なのかも知れませんが。


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仮免の学科試験に二輪の問題は?

2015-07-18 17:48:08 | Weblog

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自動車運転免許の学科試験には、
「仮免許学科試験」
「第一種免許学科試験」
「第二種免許学科試験」
の3つがあります。
(「原付」と「小型特殊」はここでは除外します)

二輪(普通自動二輪車・大型自動二輪車)の免許を取得するには、
「第一種免許学科試験」を受ける必要があります。
二輪には「仮免許」も「二種免許」も無いので
それらが該当しないのは当然としても、
それを言うなら「一種免許」という概念も無いはずなので、
ちょっと違和感があるにはあります。

ところで、このことは、
普通車の免許を取得しようとしている人にも無関係な話ではありません。
第一種免許(本免許)の学科試験には、
二輪車の運転に関する問題も出る、ということも意味しているからです。
もっとも、そんなに難しい事や意地悪な問題は出ませんが、
バイクのアクセルやブレーキ等の基本的な操作ぐらいは
知っておくようにしましょう。

一方で、仮免許の学科試験には
二輪車の運転に関する問題は出ません。
出るとしても、
「左折や進路変更の際に二輪車を巻き込まないように」
というくだりで登場する程度です。
その点はあまり心配せず、
法規関係の知識を確実に身に付けることに努めましょう。


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合格おめでとうございます!

2015-07-16 22:57:23 | Weblog

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15064K様

本免技能試験合格のご報告ありがとうございました。

練習も、試験も、すべてご都合の良い日に受けられて、
ご自身の計画されていた“最短日数”での免許復活ができましたね。
取得時講習に代えて特定教習を受けることにし、
それも丁度うまい具合にキャンセルが発生していたのも、
ラッキーでした。

今度の免許は、大事にしてくださいね。

おめでとうございました!


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「加速しながら進路変更」は良い事だらけ

2015-07-14 11:58:47 | Weblog

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進路変更(右左折時の寄せや車線変更や障害物回避など)の際には、
加速してください。
誤解の無いよう再確認しておきますが、
「ハンドルを傾けてからアクセル」じゃなくて、
「アクセルを踏んでからハンドル」ですよ。

これには、いろいろなメリットがあります。

まず、車が安定すること。
アクセルを踏むと車は直進しようとし、
車がふらつきにくくなります。
これは、ハンドルより先にアクセルを踏むことで、
ハンドルに頼った運転から脱却できることも理由の一つでしょう。

また、安全確認が確実に出来ること。
アクセルを踏むには、
ドライバーは前(自分が進むべき方)を見ざるを得ません。
当然、そこに支障が有れば進路変更を中断することになりますが、
その判断が容易になるのです。
加えて、横を見たまま進路変更を始めてしまうことがなくなり、
結果、進路変更前の側方確認を確実に完了させることが出来ます。

さらには、速度を適切に保てることも挙げられます。
「加速しながら進路変更」を常に意識していれば、
進路変更前の車速が速すぎた場合には「進路変更前に減速しておこう」、
スピードが落ちていたなら「進路変更時にそのまま加速していこう」、
と考えながら運転でき、
どちらにしても、交通の流れに乗って走れます。

良い事だらけでしょ?


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左ハンドル車が好都合な場合

2015-07-12 23:48:34 | Weblog

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左ハンドルの車は、
ドライバーが道路の左端から景色を見る格好になるので、
道路全体を見通しにくく、
また、対向車との間隔もつかみにくいため、
特に初心者にはお勧めしません。

ところが、先日、ある教習生さんが、
「左ハンドル車が仕事に便利だ」と言っていました。
珍しいことを言うなあと思って詳しく話を聞くと、
タクシーではないが、お客様を乗せて案内することがある商売で、
自分は左側に乗っていると、
客側のドアを開けるのに便利なのだそうです。

…なるほど、なるほど。
それって、仕事上のお客さんだけでなく、
女性をエスコートする場面でも通じる話で、
なるほど、外車の人気はこんな意味もあるのか、と思った次第。

ちなみに、教習指導員は、
日ごろ助手席側から景色を見ているので、
左ハンドル車の取り回しにそんなに違和感が無いです。
(だから何?)


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