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令和3年12月16日、徳島県小松島市で、
登校中の小学4年生の女子児童が
海上コンテナを運ぶトレーラーと接触し死亡する、
という痛ましい事故がありました。
その後の続報が無いので多分に推測が混ざりますが、
今回は、この事故について考えてみたいと思います。
少し長くなりますが、どうかお付き合いください。
まず、この事故は、
青信号に従って左折していたトレーラーと、
同じく青信号に従って横断していた女児とが接触したものですが、
どのような“接触”であったかについては、
メディアによって、
「はねた」「巻き込んだ」「ひいた」等、表現が揺れています。
あるメディアのイメージ画像では、
トラクター(トレーラーのヘッド部分)の正面で「はねた」ように
描かれていましたが、
おそらく、警察発表で「はねた」という表現を用いていたことから
想像したものと思われます。
しかし、検証写真を見ると、
被牽引車のタイヤにマーキングされているようですので、
「巻き込んだ」可能性のほうが有力と思われます。
また、ほぼ即死に近い状態だったようですので、
もしかしたら「轢いた」のかも知れません。
ただ、「轢く」とはタイヤが人体の上を通る事ですから、
軽々には断定できず、また、凄惨な印象も与えかねないので、
警察やマスコミは敢えて「はねた」を使っているとも考えられます。
さて、ここからはまったくの想像になりますが、
トレーラーは内輪差が大きいので、
ヘッドをかなり前に出してからハンドルを切ったのではないでしょうか。
だとすると、道路の左側を歩く歩行者からは、
交差点進入時には、このトレーラーは直進するように見え、
それなら横断歩道を青信号に従って渡ることができる、と判断するのは、
小学生でなくて大人であっても、ありえます。
トレーラー側としても、
左のサイドミラーに映らない死角部分に歩行者に入られると、
普通車と違って目視でも確認できませんから、完全に見えません。
そして、曲がり始めたトレーラーが・・・
そう書くと、避けようの無い事故だったように読めるかも知れませんが、
そもそも、このトレーラーは徐行で左折したのでしょうか。
もし、ゆっくり曲がっていたなら、
ドライバーはもとより歩行者側も注意する時間が作れますし、
仮に接触したとしても、ケガで済んだかも知れません。
あるいは、
信号パターンや交差点の形状に問題があったのかも知れません。
一部のウェブサイトには「見守り」の必要性を説いているのも見掛けました。
(もっとも、それらはいずれもドライバーの責任を軽くするものではありませんが)
事故の原因も想像するしかなく、
対策も「たら・れば」の話になってしまいましたが、
悲惨な事故を繰り返さないために、
関係者には、しっかり考察してもらいたいと思います。
正しく使えば便利な道具であるはずの自動車が人の命を奪ってしまうのは、
商売がら、悲しくてやりきれませんので。
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