股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ

2011年12月26日 20時37分25秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年12月3日公開
監督:蔵方政俊
出演:三浦友和,余貴美子,小池栄子,中尾明慶,吉行和子
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滝島徹は鉄道運転士として仕事一筋の日々を過ごし、59歳になった。55歳になった妻・佐和子は、専業主婦として徹を支えてきた。徹が1か月後に定年退職を控え、夫婦で第2の人生をスタートさせようとしていたある日、佐和子が結婚するときに辞めた看護師の仕事を再開すると宣言する。しかし徹は佐和子の申し出を理解せず、2人は口論となる。思わず家を飛び出した佐和子と徹の溝は深まる一方で、ついに佐和子は離婚届を徹に手渡す。
ローカル私鉄を舞台にした人生模様を描く“レイルウェイズ”シリーズ第2弾。舞台を富山県に移し、定年退職間近の運転士とその妻の“第2の人生”への分岐点を、同僚や部下など周りの人々の人生を交差させながら描く感動作だ。そばにいるのが当たり前すぎて、本当の気持ちを言葉に出来ない夫婦を三浦友和と余貴美子が好演。

今回の舞台は富山電鉄。雪山の風景が美しいです。夫の定年退職を機に妻は再び看護師として働こうと決意するが、夫は反対。そして妻は家を出てします…。タイトルの「愛を伝えられない大人たちへ」の通り、素直になれない夫婦の気持ちが丁寧に描かれています。妻と末期癌の高齢者との触れ合いも色々と考えさせられるものがあります。誰もが自分らしく好きなことをして人生を過ごしたいという気持ちはある。そんな妻の気持ちもわかる。そして、仕事一筋で頑張ってきて男としてのプライドがあるから素直になれない夫の気持ちもわかる。
ラストシーンでの最後の運転。展開が分かっていながら、やはり感動しちゃいました。前作と比べると平凡なストーリーだったかなと思いますが、観終わったあとで「人って素敵だな…」と思える心温まる作品です。人生の終着駅は決まってないのかもしれない。定年が終点ではなく始発駅だとしたら人生はまだまだ長い。

※観客が年配の人ばかりでした。おばさんって何で上映中に独り言をブツブツつぶやくのでしょうか?耳障りなのでホントにやめて欲しいです。

この作品の評価・・・・76点

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