股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

Winny

2024年04月06日 19時06分44秒 | 映画評論ア行

製作年:2023年
製作国:日本
日本公開:2023年3月10日
監督:松本優作
出演:東出昌大,三浦貴大,皆川猿時,渡辺いっけい,吉田羊,吹越満,吉岡秀隆

映画『Winny』|公式サイト

大ヒット上映中!東出昌大×三浦貴大 W主演、松本優作監督。ネット史上最大の事件、禁断の映画化!日本の天才はなぜ警察に潰されてしまったのか。

 


2002年、金子勇(東出昌大)は、ファイルを簡単に共有できるソフト「Winny」を開発し、2ちゃんねるに試用版を公開。そのシステムがシェアを伸ばしていく一方、Winnyによる違法アップロードが社会問題に発展していく。違法コピーした者たちが逮捕される中、開発者の金子も著作権法違反幇助の容疑で2004年に逮捕されたため、弁護士の壇俊光(三浦貴大)が弁護を引き受ける。
ファイル共有ソフト「Winny」の開発者である金子勇さんの実話を基に描くヒューマンドラマ。あるソフトを開発して逮捕されたプログラマーと、開発者を守るために権力やメディアに立ち向かった人々を描く。監督などを務めるのは『ぜんぶ、ボクのせい』などの松本優作。『草の響き』などの東出昌大、『大綱引の恋』などの三浦貴大らが出演している。

ファイル共有ソフト「Winny」の開発者である金子勇さんの実話を基に描いた作品。Winnyというソフトの存在は知っていたけど、どんな人が開発したのかまでは知らなかったので興味深かったです。Winnyによる違法アップロードが社会問題に発展していき、金子氏は逮捕されてしまう。何故、彼は逮捕されたのか…。包丁が開発されて食べ物を切ることが便利になった一方で、簡単に人を刺し殺せる道具になった。では包丁による殺傷事件が起きた場合、悪いのはその犯人。しかしその包丁を作った人間が罪に問われるとしたら…。これが実際にあった冤罪事件。
淡々とした展開と、裁判シーンが続く本作ですが見応えがありました。世の中のためと思って開発した技術も、それが悪であると一方的に決めつけられる。出る杭は打たれてしまう。新しいことをしようとすると今の日本では色々な規制がかかってしまう。だから日本から天才的な技術者が生まれにくいのかなと感じました。逮捕されなければ、金子さんはもっと世界的にも有名なプログラマーになっていただろうに。彼の才能と時間を奪った警察の罪は重い。
東出くん、棒演技かと思ってたけど今回の役は合ってたと思います。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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