製作年:2023年
製作国:日本
日本公開:2023年1月27日
監督:大友啓史
出演:木村拓哉,綾瀬はるか,宮沢氷魚,市川染五郎,伊藤英明,中谷美紀
尾張国の織田信長(木村拓哉)は大うつけと呼ばれるほどの変わり者だった。敵対する隣国・美濃国の斎藤道三の娘・濃姫(綾瀬はるか)と政略結婚という形で出会った信長は、彼女と激しくぶつかるが、今川義元との戦で一緒に戦術を練ったことから二人は固い絆で結ばれるようになる。そこから二人は、天下統一に向かって歩みだす。
『HERO』シリーズなどの木村拓哉が戦国・安土桃山時代の武将・織田信長を、『奥様は、取り扱い注意』シリーズなどの綾瀬はるかが正室・濃姫を演じる時代劇。大うつけと呼ばれた若き日の信長が、尾張国と敵対する美濃国の濃姫と政略結婚をし、やがて天下統一を目指す。監督を『るろうに剣心』シリーズなどの大友啓史、脚本を『コンフィデンスマンJP』シリーズなどの古沢良太が担当する。
戦国武将・織田信長と正室・濃姫との恋物語を描いた時代劇。互いに敵対心むき出しの出会いを果たした2人が徐々に惹かれ合い、そして天下統一に向かう。歴史に疎い僕でも信長と濃姫の事は薄っすらと知っていました。「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督なのでアクション満載の時代劇作品を期待していたのですが、アクションは少なめなほう。前半は2人の出会いから恋仲になっていく過程をゆっくりとコメディタッチで寒いダジャレを織り交ぜつつ描いています。2人の出会いからの30年を描くから仕方ないとしても、個人的には「本能寺の変はまだかなぁ…?」と思いながらずっと観ていました。2時間48分という長尺の中で、とにかく信長と濃姫の恋愛ストーリーが大半を占めているせいか、中だるみを感じてしまいました。合戦シーンをもっと観たかった。内容的には1時間40分くらいで収まりそうな。ただし、普段時代劇を観ない人にとっては、ドラマに重点を置いているので観やすいと思います。
ようやく本能寺の変が始まり一安心。さすが天下のキムタク!ちょっと不死身すぎないか?光秀の裏切りが急すぎないか?とか思いましたが最後の殺陣のシーンはなかなか見応えがありました。
コメディ要素や、夢オチ回想シーン等、これ必要ですか?と感じてしまうような部分もたくさんありましたが、キムタク版信長と、強い女性濃姫役の綾瀬はるかの存在感はさすが。新解釈・信長映画でした。
この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)