股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

記憶の夜

2021年01月22日 11時24分42秒 | 映画評論カ行

製作年:2017年
製作国:韓国
日本公開:2018年2月21日
監督:チャン・ハンジュン
出演:キム・ムヨル,カン・ハヌル,ナ・ヨンヒ,ムン・ソングン

新しい家に引っ越して来た日の夜、正体不明の暴漢に拉致された兄ユソク。誘拐されたユソクは、19日後に記憶を失ったまま帰宅する。だが、大好きだった自慢の兄の何かがおかしい…。兄の身に何が起こったのか? 弟のジンソクは真実を探リ始めるうちに、衝撃的な事実が判明する…。
『7人の追撃者』などのキム・ムヨルらが出演したサスペンス。誘拐から生還した兄の様子が以前とは違うことに気づいた青年が、その謎に迫っていく。監督と脚本を務めるのは『吹けよ春風』などのチャン・ハンジュン。『空と風と星の詩人 ~尹東柱(ユン・ドンジュ)の生涯~』などのカン・ハヌル、『ソウル・コンパニオン/肉体の虜』などのナ・ヨンヒ、『教授とわたし、そして映画』などのムン・ソングンらが共演する。

Netflixのおススメで出てきたので鑑賞。いやぁ韓国映画って凄いですよホントに。こんな脚本と演出をよく思いつくなぁとクオリティの高さに感心してしまう。帰ってきた誘拐された兄…しかし何か様子がおかしい。疑い始めた弟のジンソクは衝撃の事実を知ることになるのです。ホラー、サスペンス、ミステリー。とにかく誰も信じられない先が読めない展開は最後までハラハラドキドキさせられました。これは誰も予想できないよ!!少女が襲ってくるシーンは、ビビり過ぎて大声出してしまった(笑)前半は怖さ、後半は切なさを感じる映画。韓国社会が抱える貧困層の問題も描いていています。人生って幸せから、たった一度のキッカケでどん底まで落ちてしまう。そこから這い上がることは難しい。だからこそ、どんな事をしてでも幸せに戻るためのキッカケが欲しいと思ってしまうもの。負の連鎖は多くの人を巻き込んでしまう。孤独から抜け出すことが難しいことを、この映画は語っています。
伏線が散りばめられているが最後に全て回収される演出は見事!誰も救われない、観ると気分が落ち込むであろう作品ですが、観客をどん底まで突き落としてくるところ胸糞悪い演出が韓国映画の好きなとこなんです。見応え十分の作品でした!

この作品の評価・・・・★★★★★★★★☆☆(満点は★10)
コメント
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