股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢

2020年03月19日 14時04分54秒 | 映画評論サ行

製作年:2018年
製作国:フランス
日本公開:2019年7月12日
監督:ジル・ルルーシュ
出演:マチュー・アマルリック,ギヨーム・カネ,ブノワ・ポールヴールド
映画「シンク・オア・スイムーイチかバチか俺たちの夢ー」

うつ病で仕事を辞め、引きこもりがちな生活をしているベルトラン(マチュー・アマルリック)は、地元の公営プールで男子アーティスティックスイミングのメンバー募集を見かける。いざチームに加入してみると、メンバーは家庭や仕事に不安を抱えるおじさんばかりだった。逆境の中、彼らは世界選手権の金メダルを目指して猛特訓に励む。
悩める中年男たちが、再起を懸けアーティスティックスイミングに挑むスポ根コメディー。世界選手権の頂点を目標に頑張るおじさんたちを、『さすらいの女神(ディーバ)たち』などのマチュー・アマルリックをはじめ、ギヨーム・カネ、ブノワ・ポールヴールド、ジャン=ユーグ・アングラードらが演じる。『セラヴィ!』などの俳優でもあるジル・ルルーシュがメガホンを取った。

悩める中年おやじたちがシンクロナイズドスイミングで金メダルを取るために奮闘する物語。実在するスウェーデンの男子シンクロチームをモデルにしているそうです。この中年男性たちが抱える問題が様々…。うつ病、孤独、夢の挫折、家族との関係、仕事、介護…日々の生活の中でどこにも吐き出せない彼らのストレスは相当なものだろう。それをシンクロでワンチームで表彰台を目指すことで、日常や考え方も変わっていく。1つの目標に向かって努力すると、きっと人生の答えだったり希望が見えてくるのかもしれない。お腹もたぷたぷで文句ばっかり言っていた中年おやじたちですが、ラストの大会シーンでは本当にカッコよく見えました。歳を取っても青春は謳歌できる!!しかし、さすがに世界選手権まで出場して金メダルを獲れるレベルまでに上達したのかが伝わってこなかったので、金メダルには少々違和感を感じました。他のチームと比べたら明らかにたぷたぷな身体。映画とはいえ脚色し過ぎなのではないだろうか?大会の演技は照明や演出にだいぶ助けられていたようなに見えました。
それぞれのメンバーが苦難を越えて頑張るという良い話ではあるし、スポ根映画としてはベタでツボは押さえてあるが、ちょっとやり過ぎに思えた作品でした。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
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