股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

パラノイドパーク

2008年11月08日 02時33分54秒 | 映画評論ハ行
製作年 : 2007年
製作国 : アメリカ=フランス
2008年4月12日公開
監督・脚本 : ガス・ヴァン・サント
出演 : ゲイブ・ネヴァンス,テイラー・モンセン,ジェイク・ミラー,ダン・リウ
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16歳の少年アレックスは始めたばかりのスケボーに夢中。その日も、スケボー少年の聖地・パラノイドパークに向かった。しかし頭をよぎるのは家族の事や彼女のジェニファーの事ばかり。不良グループに声をかけられたアレックスは、スリルを味わうために貨物列車の飛び乗りに参加する。その時、ふとした偶然から鉄道警備員を死なせてしまう。不安に駆られながらも、何事もなかったかのように日常生活を送るアレックスだったが…。
『エレファント』や『ラストデイズ』など、若者の心の揺らぎや痛みを、彼らと同じ目線に立って描くことで定評のあるガス・ヴァン・サント監督作品。ある一夜の“事件”で、いきなり人生の試練に直面する事になった少年の揺れ動く気持ちを、監督独特のスタイリッシュな映像で映画化(35ミリとスーパー8を駆使して、その研ぎ澄まされた映像を作り出したのはクリストファー・ドイル)。主役に抜擢された地元ポートランド出身の新人、ゲイブ・ネヴァンスが、危うさを内包した10代の心模様を見事に演じた。また、ニーノ・ロータの映画音楽や、エリオット・スミスのナンバーなど、その音楽の使い方にも注目したい。

思っていたより淡々とした展開で、これといって印象に残る作品ではありませんでしたとは言っても「つまらない」とも言えず、人を殺したっていう少年の罪悪感だったり、逃げ出したい気持ちだったり難しい話だと感じました。主人公の少年が感情を表に出さないため、謎が多い部分が多々あるのですが、「きっと心の中は複雑なんだろうなぁ」と観ている側が感じる事はバラバラかもしれません。主人公の感情が見えてこないからこそ、大人には分からない少年ならではの気持ちっていうのを監督は表したかったのかもしれませんね

この作品の評価・・・・72点
コメント
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