軌道エレベーター派

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記憶転移

2009-08-25 22:47:07 | その他の雑記
幽体離脱に引き続き、もう一回オカルトじみた話を。。。
 皆さんは、心臓移植をした人の記憶や人格、嗜好などが、ドナー(臓器の提供者)からレシピエント(臓器を移植される患者)へ移る、という話を聞いたことはあるでしょうか。
 テレビ番組や珍談モノの本などでたまに見かけるのですが、「いくらなんでもそりゃありえんだろ」と、私はこれこそオカルトネタだと決めつけて相手にしていませんでした。そういう報告があること自体は事実だとしても、「一種の錯覚や妄想、パラノイアか何かではないか?」と漠然と考えていました。ところが。。。

 脳と同じような神経細胞のネットワークを持つ部分が、心臓にあるのが発見されたのだそうで。「内在性心臓神経細胞」(ICNS)と言うのだそうです。関係が実証されたわけではないので、憶測も交えて話を進めますが、心臓をガソリンエンジンにたとえれば、ECU(エンジンコントロールユニット)のようなものでしょうか。あるいは、脳がハードディスクで、ICNSはRAMみたいなものか?

 いわゆる自我とか自意識、その人の心そのものは、心臓ではなく脳に存在しています。これは間違いない。そうでなければ、人工心臓の人が手術後も同じ人として生き続けられるはずがない。心は特定部位に遍在するものではなく、脳のネットワーク全体の電気的・化学的活動の産物だと考えられます。

 ただ、記憶を蓄積する機能、あるいはそれと似た器質を持つ細胞が、心臓など体の別の場所に形成されること自体は、なるほどありうるのかも知れません。すると、この部位が移植の際に、蓄積されたドナーの記憶の一部を持って行ってしまうという可能性も否定できないのではないか。。。
 当然、脳本体やいろんな感覚器官とつながってなければ、脳との記憶の共有はないんじゃないかと思います。あくまで可能性であって、真相は今後の研究待ちといったところでしょうが、やっぱり簡単に「ありえない」と決めつけてはいかんのだなあ、と反省した一件でした。宇宙に劣らず、人体も驚くべきことがまだまだありますね。

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