送電線鉄塔工事見物@只見幹線520

2016-10-23 12:21:58 | タナカ君的日常
矢印部分は取り付けられた部品


 今月の初旬に見物した鉄塔工事、 その系統の2つ隣の送電線鉄塔付近で高所作業が行われていたので見物して来た。 作業は近接して平行に張られた送電線の電線の間隔を一定に保つ部品を取り付けるものだった。 鉄塔には三相2回線分の電線にそれぞれ一人、最上部に張られた架空地線にもう一人の作業員が取り付いていた。 さらに地上には安全確保のための監視員、 部品の供給のためのサポート要員が配置されていた。


作業台車(黄色)と落下物防止ネット(青色)

 送電線に部品を取り付ける人達は4個の滑車を送電線にまたがせ、 その滑車から吊り下げがる型の作業台(写真では黄色の構造物)に乗り込み、 電線を人力で手繰りながら移動する仕掛けでした。 その黄色い人が乗り込む作業台の下部には部品や工具の地上への落下を防止するためのタタミ一畳ほどのサイズのネットが吊り下げられています。

 最初に見たときは鉄塔から離れた位置での作業でしたが、 徐々に北上し終いには鉄塔のアームから吊り下がった碍子部分に達しました。




 当然ながら引き続き次の鉄塔方向への作業を進めるためには作業台を碍子の反対側に移設しなけりゃなりません。 岩登りで例えれば、 確保のためのハーケンが打たれた場所でカラビナの掛け替えをする様なイメージです。 まあ、それよりも随分と時間を喰う作業でしたがね。
  
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