原発事故の後処理

2012-10-13 08:15:18 | タナカ君的偏見
 栃木や茨木辺りでは放射能汚染された表土の除染や焼却場や下水処理場から出てくる廃棄物の保管場所で揉めている。 揉めて当然ですよね、 多量にそんな廃棄物が置かれたら周辺住民はたまった物じゃない。 じゃあどうしたら良いか? 国際的には禁止されているかもしれないけれど、海に出して拡散させるしか手は無いでしょう。 具体的には海辺にちゃちな集積所を作って、またいづれ襲ってくるであろう津波が海に運び出して捨ててくれるのを待つのです。

 拡散させると言えば、震災被災地の瓦礫処理で現地で焼却処分するのが運送コストも少なくて処理費用が少なくて済むだろうに、東京どころか九州の様な遠方まで運んでの処理が始まっている。 あれなんか送り出す現地で瓦礫が出す放射線量を調べ、受け入れ施設側でも同様な測定をして、基準内の線量だからOKとかやっているけれど... 瓦礫だけ焼却して灰になった物の線量を測ったらどうなるのか? 重量あたりでの計測値はきっと所謂埋め立て処分する時の基準を超えちゃうんじゃないかな? 今は焼却灰が出す放射線量も「基準値以内に収まっています」そんな結果が出ているかもだけど、例えば東京辺りの汚染の少ないゴミと一緒に混ぜて焼却したために、見かけ上焼却灰の重量あたりの線量が基準値内に収まっているだけの事。 そんな拡散効果を狙って全国各地の自治体に瓦礫の処分を受け入れさせているのが実情じゃないかな?

 人間の作ったものはいづれ壊れる、 それは自明の事なんだけど「高い技術を持つ日本の原発は安全に管理・運営可能」そんな言葉と共に不遜にも原発の設置に邁進してきてしまった。 

 東電が公開に応じた事故処理に追われる福島と東京本社を結ぶTV会議の記録映像、その中では本社側の人間が「早くベントしろ」、「○☓弁があるだろう」そんなやり取りが聞こえていたけれど、 もっと早い時期の対応はどうだったのだろう? 「海水でもなんでも注入して冷やせ!」「再起動出来なくなっても構わないから」そんな会話はあったのかな?  逆に、冷却のためとは言え、海水なんか入れたら再起動に支障がでるから、出来るだけ避けろ、 そんなやり取りがあったりしてないのだろうか? あのTVで一般公開された部分のシーンなんか、 本社は「現場にベントしろ!」と指示していた。 そんな言い訳シーンだけ選んで公開してるんじゃねーのか? そんな風に邪推しております。
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