放射能拡散予測地図

2012-10-30 07:30:46 | タナカ君的偏見
 原子力規制委員会は今月24日に発表した国内原発で事故発生時の放射能拡散予測地図の内容に誤りがあったとして29日に変更発表した。 その変更修正内容は拡散パターンの角度を15°程度右だか左だかに回転させただけの違いでしか無いと思うのだが、 例に依って報道機関は「予測の精度」、「拙速な発表」、「社会に与える影響を考えてもっと正しい情報を出せ」などと騒いでいる。 大体において予測なんて、前提条件が異なれば予測結果だって異なるのは当たり前、「今回は風向き等のデータの扱いの間違いを外部から指摘されて修正したらしい」そんな事も問題視している。

 あんなの「拡散パターンなんて風向きでコロコロ変わりうる事を知らしめた」それで良し! としておく程度のものでしょうに。

 あの発表に関連付けて、事故が発生した場合に対処するためには避難経路の道路整備だとか、 避難場所の確保だとかも取りざたされているけれど、 そんな金のかかる対策を必要とするならば、原発なんて経済的合理性から考えて成立しないでしょう。 そう思うけどね。

 いままで原発を推進して来て唯一のメリットと言えば、原子爆弾や水素爆弾等を作ろうとしたら何発も作れるほどの多量の放射性物質を国内に貯めこんである事。 これは「いつでも核保有国になってやるぜ」と周辺諸国に対抗する手段に使えるかな? こりゃー俺も石原都知事に洗脳されちゃったみたいだな。
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