尖閣諸島騒ぎ

2012-10-02 08:00:02 | タナカ君的偏見
 「人間ってつくづく戦争が好きなんだな~!」 写真はBBCのサイトにあったシリア内戦の兵士の姿ですけど、それを惚れ惚れと「なんとも精悍な格好良い姿」と思ってしまう俺。

 昨夜の山の会の例会の時に尖閣列島のゴタゴタが話題になりました。 そこでは酒の勢いもあったかもしれないが、紛争解決には戦争も辞さず論が飛び出したりしちゃいました。

K: 「中国生意気だよ、(解決には)戦争でもやって片付けるしかないよ」

H: 「そんな事言ったって、自分が兵隊として前線に出ていく歳じゃ無いから
    気楽に言っているんでしょ?」

K: 「いいや、俺だって鉄砲持って行くよ、死んだって構わないよ~!」
   「どうせ10年もすれば死ぬんだからさ、怖くないよ」

H: 「そんな霞沢岳登りに行っても、 徳本峠の小屋からK1まで行っただけで
    疲れて帰って来る年寄りが鉄砲持って戦えるはずないでしょ!!」

 聞いていた僕は年寄り国会議員どもがKさんと同じく「どうせ俺は死ぬんだから」的な発想で事を決めない様に願ってましたよ。


 まあこの尖閣問題、つい最近も国連の大きな会議場で中国が演説し、それに対して日本の代表は「答弁権」を使って反論演説したとかしないとか、 議場の様子を映しだした場面に「さも有りなん」の想いがありました。 だって大きな議場の椅子の大半は空席でガラガラ状態。

 地球規模の不安の視線はヨーロッパ諸国の財政危機対応や延々と続くシリア内戦、そしてイスラエルのイラン核施設攻撃予告、そんな所にあるのです。 だから国連加盟の多くの国々にしたって「小さな無人島の帰属問題なんてこの忙しい国連の場に持ち出すなよ」、 「中国と日本で勝手にやってよ!」の気分なのでしょうね。

 まああの島の近海に眠っている海底油田の開発話もあって、日本も権益主張の根拠として島の領有権を手放す訳には行かないし、 中国の主張する「日清戦争で日本が奪い取った島を返せ」に「ハイそうですか」と応じたら、南沙諸島問題で同じ様に中国と争っているフィリピンやベトナムの人達は言うにおよばず世界中から「日本って弱いダメな国」と見なされるだろうし、 「そんなこんなで当面は俺達の島だ!!」と争い続けるしか無いんでしょう。 だからと言って両国の間でドンパチの戦を始めるなんて、冷静に考えたら馬鹿な話なんだけどさ。

 しかし、石原東京都知事の「尖閣列島を東京都が買います」、「本当は国が買った方が良いに決まってる」発言に触発されて、 急ぐ必要なんて無かっただろうに”豚まんノダ内閣”が買取行動を決行し、騒ぎがでかくなってしまった。 次の選挙では降板するのが決まっているような民主党には、「眠酒党のまま静かにしててね、もう何も決めてくれなくて良いですから・・・ 」と言って置く。

 それにしても石原都知事も「購入するなら金(寄付金)を渡すから国が買え」と焚付ておいて、その後の騒ぎをどんな気分で見守って居るのだろう? まさか息子の「伸晃の党の政権奪還に役立つ事をしてあげた」なんて阿呆な事を考えているんじゃねーだろうな?
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