背景画像の例
雪の結晶撮影の際には雪の背後にカラフルな背景画像を配置して撮影している。
雪の結晶撮影装置にとって、この背景画像を雪の結晶が美しく見える様な適当な位置にセットするメカニズムは必須の機能と考えます。 今回その改良を行って、 改良後の使い勝手を確認する実験を行った。
今回の記事は先日の「幾つかの実験項目」記事での 3番目の実験項目. 「背景画像位置調整 手法改良」 に対する実験記事です。
結果に 満足 して帰宅しました。
以下で、 そのメカニズムを紹介します。
8号機 改良前のステージベース
僕の製作した撮影装置8号機ではレンズから被写体までの距離はおよそ2cm、被写体から背後の背景画像までの空間スペースはおよそ1cmと狭い。 さらには、 被写体及び背景画像の上部にはカメラユニットが覆いかぶさる状態にあり、 背景画像を直接指先で操作して位置調整する事が出来ません。 そこで、 昨年11月中旬にUpした記事「試料ステージ・ベースユニット 製作完了」で紹介したメカニズムを製作したのです。 さらに実用化を進めるために、 背景画像をカメラ視野内にセットする道具「背景画像搭載プレート」をプラスチック板で製作した。
背景画像搭載プレート・改良品
当初の背景画像搭載プレートは改良品に取り付いている磁石は無く、 単にカメラの視野範囲に背景画像を差し込む目的だけを意識した物であった。 一旦セットしてもなにかの都合で手が触れると、 せっかくセットした画像位置が簡単に大きくズレてしまう欠点があった。
そこで今回の改良だが、
鉄プレート①を付加した背景画像ステージ
背景画像搭載プレート改良品(磁石を組み)
この付加した鉄プレート ①及び、 ブリキ板製のツマミ ② 部分に磁石の吸引力で背景画像搭載プレートを吸着固定するアイデアです。
今回はこのアイデアが実用に耐えるか? その確認実験を行い、 満足する結果を得たのです。