まきハウス樹安亭

2009-08-20 20:08:01 | タナカ君的日常
 池田町の藤本家の下の娘さんがロスアンゼルスの留学先から夏休みで帰国していて、もう時差ボケも解消し、親子の会話も済んだだろうと電話したら、「会いに来るなら今日の午前中」となりました。 街中の農機具屋さんで見てもらおうと思っていた不調なチェーンソーも車に積んで山荘を出発。 国道に出て簗場駅を見下ろす位置の平坦な部分に「まきハウス樹安亭」の看板を掲げ、建物と国道との間の敷地に薪を積み上げて売っているお店があるのだが、通りかかると防音セットを耳に着用してチェーンソーで薪作り作業中の店のオーナーの姿がありました。 車のスピードは60kmを少し越えていたので、行き過ぎて停車、道路を転回して戻って店の近くの余地に駐車しました。 チェーンソーをぶら下げて作業中のご主人に近づき「おはようございます、 先日チラシを配布に来られた時に上の別荘でお会いしたものですが」「ちょっと、こいつが不調なんで町のお店まで持っていって見てもらおうと出てきた所なんですが、ご主人の姿が見えたもので、チョット診て貰えるかな?と思いまして...」と話しかけると、作業の手を休め、話に乗ってくれました。 さすがチェーンソー片手に薪を扱っているだけあって、かなりの手際良さで動作確認して呉れた上に、チェーンの張りの調整や、専用の丸ヤスリを使った刃先の手入れまでしてくれました。 色々教えて貰った事を書いておきますね。

 1. 燃料: 2サイクル用のオイル混合ガソリンを使用する。 エンジンの掛からないのは混合比が悪い場合が多い。
 2. オイル: これはチェーンソー部分の潤滑が目的、 車のエンジンオイルとは目的が異なる。
          燃料の補給と、オイルの補給は同時となるくらい消費するものだそうな。
 3. 刃先の目立て: 燃料を2回補充するくらいの作業をしたら、ヤスリで刃先の再生をやっている。
              チェーンソーの刃先はひらがなの「て」の字状に整形するのだそうな。
              チェンソーの刃先の幅に応じた専用の丸ヤスリで何回かこすればOK。
              ただし刃の数は沢山あるから時間はかかりますね。

 エンジンの始動ですが、僕と決定的に違っていたのは、紐を引く間隔でした。 連続して紐を引いてました。 連続して引くためには、引いたら素早く戻し、また引いて...の繰り返しになりますが。 僕の場合、一回引いて、次を引くまでの一連の動作がまったく間抜けな動作であったようです。 いくらやっても始動しなかったエンジンも、ここの親父さんの手に掛かると一発起動しちぃました。 僕は口をあんぐりさせて眺めてました。 僕の持っていった、チェーン部分の油気の不足気味の状態は決定的にオイル不足で動作させていたのでは?との指摘です。 まきハウスの親父さん、本当にお世話になりましたm(_ _)m この場でお礼申し上げます。 いやー、ここの親父さんに話しかけて良かったよ、 熊ちゃんに言わせれば「タナカさんは旅先で誰にでも話しかけて、本当に羞恥心がないんだから」と言われてしまいそうですが。


 

 そんな事で、池田へ到着する時間は少しだけ約束より遅れたけれど、 出だし好調の一日の始まりでした。
10時のお茶は持っていったケーキを食べながら、留学生活の様子を聞いたり、メキシコ旅行のスライドショーを見せてもらったりして楽しく過ごし、お昼までご馳走になってしまい、山荘に戻ってきました。
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