屋根掃除 のち 与作

2009-08-11 20:22:21 | タナカ君的日常
 山荘にやって来てから20日を過ぎつつありますが、まだ一度も布団を干していません。 今朝は林の中に陽の光が差し込んでいた。 「しめた! 布団が干せるかもしれない」 と喜び勇んで玄関上の屋根の落ち葉を掃除しました。 ところが落っこちないようにロープを張ったりして時間掛けて掃除が終わった頃には、太陽は雲の中となってしまいました。

 でも雨は無さそうなので、最終回となるはずの木立の伐採作業に取り掛かりました。 10時方向の太陽の光を大きな葉っぱで妨げている朴の樹です。 敷地の境界付近に立っていて、こっち側に倒す場合は他の立ち木にぶつかって完全に倒すのが難しい位置にあります。 隣の敷地に切り倒すのが一番簡単なのだが、 それはやはりまずいだろうと、難しい方向への切り倒しに挑戦してみた。 案の定、上部の枝が他の立ち木に引っかかって途中で止まってしまった。 既に根元は切断されて、斜めになって他の樹に寄りかかって止まっています。 幹の上のほうにロープを掛けなおして引いて見るしか無さそうだ。 そんな斜めになっている樹に梯子を立てかけて登る作業は、やってはいけない見本みたいな物だけれど、3mほどの位置に取り付けてあるロープを引いてもビクともしないので、意を決して梯子を掛けてロープの掛け直しをしました。 ロープを上の方に取り付けなおした効果は抜群で、無事に引き倒す事が出来ました。 素っ裸の上につなぎの作業服姿での作業したのですが、終わったら汗でぐっしょりです。  風呂を沸かして、入浴と作業服の洗濯を一緒に済ませて、その後で飲んだビールの美味いこと「 言うことなし!!」です。

 今回の山荘生活も半ばを過ぎつつありますが、林床には切り倒した樹の幹が転がったままです。 帰るまでには、ストーブや風呂釜で使えるように適当なサイズに切りそろええ薪にする作業が必要なのですが... 「良いことを思いつきました」 キノコの栽培をしてみようと思います。






 町に出て行って苗や種を扱っている店に行き「椎茸栽培の駒」は有りませんか?」と聞いてみると「時期には置いてあるが、今はシーズン外れで商品をおいてない」 そうです。 ちなみに通常は原木とする樹は葉が落ちてから芽吹きの始まらないうちに伐り、それに駒を打つので秋の後半から冬の内がそのシーズンであるようです。 今回僕の「衛星放送受信の邪魔」「布団干しに必要な陽の光が当たらない」なんて勝手な都合で時期をわきまえずに樹を切り倒しているんだから、 再生可能性を保持した伐採のルールからは外れているのは分かっていましたけれど 「椎茸の駒の在庫はシーズンが終わると返品してしまう」とは予想外でしたね。 諦め切れずに椎茸などを売っている山村の道の駅を訪ねてみました。 白馬から長野市に向かうオリンピック道路に沿って幾つか道の駅がありましたので、そこへ行ってみました。 美麻・小川村・中条の道の駅で聞いてみましたが、いずれも「今時に椎茸の駒なんか売っていない」と言われてしまいました。 更に諦め悪く「駒が打ってあって、時期が来たら、椎茸が生えてくる原木は売ってませんか?」と聞くと、「農協のお店には、有るかもしれない」との話。 白馬に戻る途中の小川村で「コメリ」に立ち寄ってみたら、ビンゴ!! 駒を打った原木が置いてありました。 こいつを鉈で細切れにして、切り倒してある樹に打ち込んでみようと思います。 どうなるか? 楽しみですね。 ただ、原木に貼り付けられたシールには「完熟済み」なんて書いてあったり、道の駅の小母さんの話では今年の春に駒を打った物で今年の秋に収穫出来る訳では無さそうなので、気長な話になりそうですが。

 ところでシールの顔のおじさんは、関越の沼田過ぎた辺りの建物の看板の人ですね、あそこが椎茸の駒なんか作ってるんだね、知らなかった。
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