温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

タイ メーホンソーン県 パーイ・メモリアルブリッジ下の土管風呂

2014年04月30日 | タイ
 
今回はちょっとマニアックな温泉を取り上げます。
上画像はガイドブックに載るほど有名なパーイの観光名所である「パーイ・メモリアルブリッジ」です。第二次大戦中、日本軍は連合国側から中国への補給路(援蒋ルート)を絶つために悪名高きインパール作戦を行いますが、その際にチェンマイからメーホンソーン方面への行軍や輜重輸送を目的として、日本軍が現地の労働力を動員してここに橋を建設したんだとか。では、目の前に架かっているモスグリーンの鉄橋がその当時の橋かと言えば、残念ながらそうではなく、当時の橋(しかも木造)はとっくの昔に失われており、現在の鉄橋はチェンマイ市内に架かっていたナワラット橋の旧鉄橋を移設転用したものなんだそうです。よく考えりゃ、当時の日本軍がこんなところで鋼材を使える余裕なんて無かったはずですから、当時のものじゃないことは自明の理ですね。でも、この地点に日本軍が戦時下に架橋したことは事実であるし、移設してきた鉄橋の風情もレトロで良いじゃん、ということで、近年になって錆び果てていた鉄橋が補修され、ペンキも綺麗に塗り直され、歩行者専用の橋として開放されて今に至っているようです。


 
橋の袂には昔の橋の写真が英語のキャプション付きで展示されており、上述の経緯も説明されていました。
余談ですが、「サザエさん」のマスオさんって実はインパール作戦の生き残りだという噂がありますけど、これって本当なんでしょうか(マンガのキャラ設定に本当も嘘もないかもしれませんが…)。


 
単なる戦争遺跡だったら観光名所にはなりにくいかと思うのですが、この辺りは「パーイ・イン・ラブ」というタイの恋愛映画によって俄然注目されるようになったらしく、それゆえ映画の撮影地めぐりをする観光客が続々やってきて、みなさん劇中のシーンを思い浮かべながらポーズを決めて記念撮影をしていました。また橋の上には撮影用の人力車も置かれていました。つまり観光客は、戦跡云々というよりも色恋云々でここへ集まっているわけですね。


 
商魂逞しいタイ人のことですから、観光客が集まる当地の沿道には、沢山の露店が並んでいます。ワンコも人懐こい。


 
さて、鉄橋の上からパーイ川の上流側を見下ろすと、中洲に留め置かれた川下りの筏が並んでいるのが見えます。筏とともに受付小屋も見えますので、川下りをする観光客はこの鉄橋下から筏に乗るのでしょうね。



その筏の受付小屋から、更に川原の右の方へ視線を転じますと、いくつかの土管が並んでいるのが確認できます。前置きが長くなりましたが、この土管が今回の目標物であります。



川原へ下りて、筏の受付小屋や四阿・公衆トイレ(有料5バーツ・タイ式・紙なし)が立ち並ぶ一角の裏手へとやってまいりました。橋の上から見た土管(ヒューム管)が目の前に並んでいますね。


 
鉄橋のすぐ下の川原にこんな感じでヒューム管が7つ並んでおり、それぞれには温泉を吐出する配管が立ち上がっています。また各ヒューム管には排水用のバルブも取り付けられています。すぐ傍のトイレは有料ですが、この温泉は無料で誰でも利用することができるようですし、人一人が入るには丁度良いサイズですから、せっかくなので入浴してしまいましょう。なお温泉は前回記事で取り上げたターパイ温泉から引いているんだそうです。


 
空っぽのものもあれば、しっかり湛水されているものもあります。でも満たされているものはかなりぬるく、そして後述する或る予感を覚えたので、敢えて湛水されている土管には入らず…



バルブを開けて空っぽの槽にお湯を張ることにしました。吐出量はかなり多く、ものの数分で全身浴に十分な嵩まで貯まりました。画像をご覧になると、湯面から湯気が上がっている様子がお分かりいただけるかと思います。



では入浴してみましょう。私が入るとこんな感じです。ちょうど良い具合に土管が体にフィットし、お湯の温度も40℃くらいなので、抜群な開放感のもと、実に気持ち良い湯浴みを体験することができました。でも鉄橋から丸見えですし、着替えやすい場所もありませんから、私のように入浴したければ、観光客が少ない時間帯(平日の朝など)が宜しいかと思います。実際に私もホテルで自転車を借り、朝食後の比較的早い時間に訪問しました。



ところで上述で、既にお湯が張られている土管を見て私は「或る予感」を覚えたと記しましたが、その予感とは、このお湯が露店の人々の生活用水として用いられているのではないか、ということです。温泉に浸かる習慣があまり普及していないタイでは、温泉を単なる温かい生活用水程度に扱うところが多く、周辺の状況から当地でも同様なのではないかという推測に至ったのですが、案の定というべきか、私の湯上がり後しばらくしてから、橋付近の露店より人がこちらへ下りてきて、土管のお湯で食器を洗い始めました。つまり入浴するためではなく、すぐに生活用水として使えるよう、土管に常時お湯を張り、手桶も備え付けていたわけですね。ということは、私が入浴した土管も、お湯を張りっぱなしにしていたら、誰かがやってきてそのお湯で食器を洗ってしまうかもしれず、それではさすがに私の良心が許さなかったので、入浴後は排水バルブを開けて、槽内のお湯を空っぽにしておきました。ということで、当地で入浴しちゃダメということでは無いでしょうけど、もし入浴したら、お湯は空っぽにしておいた方が良いかもしれませんね。

いずれにせよ、マニア心をくすぐる面白い温泉でした。鉄橋上から観光客におもいっきり見られてしまいますが、羞恥心より温泉入浴欲求の方が勝ってしまう方は是非どうぞ。


GPS:19.297393N, 98.465533E,



いつでも利用可能
無料
備品類なし

私の好み:★★+0.5
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タイ メーホンソーン県 ターパイ温泉

2014年04月29日 | タイ

前回および前々回はタイ北部のフアイナムダン国立公園にあるポーンドゥアット温泉(間欠泉)を取り上げましたが、同国立公園にはもう一つ、観光客が気軽に立ち寄れる温泉「ターパイ温泉(Tha Pai Hot Spring)」がありますので、そこへ向かうことにしました。といっても同じ公園内でありながら両者は何キロも離れており、属している県が異なる上、国立公園内の山岳地帯の越えてゆく道がありません。そこで、一旦1095号線に戻り、「ゲロ(嘔吐)街道」と渾名されるほど羊腸の如き険しいワインディングを走って峠を越え、チェンマイ県からメーホンソーン県に入って、欧米人に人気の小さな街パーイの方角を目指します。パーイの街の数キロ手前の1095号沿いには上画像のような大きな標識が立っていますので、それに従って途中で右折します。


 
案内標識がたくさんあるので、初見の私でも迷うこと無く到着できました。入口ゲートにはポーンドゥアット温泉側と同様に料金所が設けられていますが、国立公園は一度入園料を支払えば、入園券を提示することにより同一公園で同日内なら(違うゲートでも)何度でも再入場が可能ですので、さきほどポーンドゥアット温泉側のゲートで受け取った券を提示し、一銭も払うことなく通過できました。


 

道の突き当りが駐車場なのですが、私が訪れた午後4時頃は観光客が集まりやすい時間帯なのか、停められるスペースがほとんど無く、仕方なく隅っこの方に無理やり駐車するはめに。歩道入口には案内図が立てられており、最上流部の源泉まで周回できることが描かれているのですが、いつも頭の中がエロで満ち溢れている私は、このマップをひと目見た時、保健体育の教科書に載っていた精子の写真を思い出し、あまりにアホらしい発想にひとりで噴き出してしまいました。でも実際に似ていませんか、あの写真に。



駐車場からしばらくは森の中を歩きます。ゲート近くではガールスカウトのみなさんがが清掃活動中でした。



ポーンドゥアット温泉ではお風呂やプールの充実ぶりに驚きましたが、同じ国立公園内にあるこちらでも同様の整備を計画しているらしく、上画像のように、山を切り開いて個室風呂を建設していました。上屋はほぼできあがっていましたので、供用まではそれほど時間を要さないでしょう。


 
個室風呂のみならず、このような温泉プールも建設中でして、私の訪問時はちょうど型枠にコンクリを流しこんで固めている最中でした。



工事中のコンクリプールへ向かって、水色の配管も敷設工事中でしたが、その伸びる方向から考えるに、この配管はやがて後述する源泉へ伸ばされるのでしょう。



ターパイ温泉は現状では野湯であり、源泉から流れてくる一筋の湯の川に入って各々好きな方法で楽しむのがここでのスタイルです。それゆえ、野湯は苦手な方でも温泉を楽しめるように、あるいは公園側が小銭を稼げるように、個室風呂やプールを整備しているのでしょうけど、現状でも野湯とはいえちゃんと更衣室が設けられているあたりは大したもんだと思います。


 
更衣室ばかりか、売店まであって、冷たいドリンクやアイスを口にしながら野湯を楽しめるんですね。店頭には本棚や新聞ラックも。


 
トレイルを歩いて川を遡ってゆくと、枝に「ミネラルバス」と書かれた札がぶら上がっており、その辺りから上流側で温泉浴が可能なようです。当然ながら源泉が一番熱く、そこから下流へ向かうに従って温度が下がってゆくわけで、利用可能ゾーンの最下流に当たる部分はかなりぬるくてお湯も濁っていましたが、それでも川岸に腰掛けて足湯をしている方がたくさんいらっしゃいました。


 
足湯ゾーンから遡ると川幅が広くなって池になっている部分があり、この池では欧米人を中心に、観光客が野湯を楽しんでいました。また、その奥のちょっと高くなっている小さな池では、上の方から流れてくるお湯が小さな滝のようになっていて、天然の打たせ湯を体験すべく、狭いスペースに多くの客が集まっていました。でも肝心のお湯はぬるくて淀んでおり、私も入ってみたものの、決して気持ち良いものではなかったので、すぐに上がって更に上流を目指すことに。


 
大きな池の上流側もいくつかの段になっていて、遡ってゆくほど川の温度は上がってゆき、お湯も透明度を増してゆきます。徐々に私好みのお湯に近づいてきましたよ。


 
大きな池では30℃少々しかなかったお湯も、ちょっと遡るだけで44.5℃まで上がりました。観光客の多くはこの箇所に爪先を入れるや、熱さにおののいて退散しており、熱さに慣れている私のような日本人以外、さすがにここでは誰も入れないだろうと思い上がっていたのですが、この画像を撮っていたら、脇の方からタイ人のおばさん達が現れ、着衣ながら平気な顔して入ってゆくではありませんか。この温度ですと日本人でも熱くてダメな人がいるというのに、おばちゃん達は温泉に入り慣れているんでしょうか。



私も熱い湯溜まりに入り、池の上に伸びている木の枝にカメラを固定して、タイマーで自分撮りしてみました。一人でカメラをセッティングし、タイマーに間に合うよう慌てて川に浸かって寝そべってポーズを決める私が滑稽だったのか、熱い湯溜まりで入浴していたおばちゃん達は私を見て大爆笑。そりゃ確かに奇特でしょうね。なお、ここは入浴施設として整備されているわけではなく、あくまで天然の小川にすぎないため、私にとって良い湯加減なところは肩まで浸かれるほどの深さが無く、寝そべって入らざるを得ませんでしたが、れっきとした天然温泉には違いなく、無色透明でほぼ無味無臭のお湯からは、アルカリ性泉らしいサラスベ浴感が得られました。


 
湯浴み後はトレイルを更に遡って、小川の最上流部にある温泉の源泉へ。タイの温泉では温泉卵をつくることがお約束となっていますが、ご多分に漏れずここでも自噴する源泉にタマゴを浸して温泉卵を作る光景が見られました。説明プレートによれば、ここもマグマの熱によって温泉が生成されているとのこと。


 
ちなみに、源泉に計器を突っ込んでみたところ、pH8.6および73.6℃という数値が計測されました。これだけの高温でしたら、卵も数分で茹だりますね。とはいえ、源泉の全てで可能というわけではなく、この説明プレートや休憩用の傘が立っているところでは問題ないのですが・・・


 
その隣の源泉は、なぜか禁止されていました。



温泉卵NGの源泉をよく見ますと、画像左側に配管が準備されており、まだ接続されていませんが、いずれはこの源泉から工事中の温泉プールへ温泉が供給されるのでしょう。ということは、温泉プールと温泉卵NGとは何かの関連性があるのかも。

豊かな自然環境のもとで気軽に野湯を楽しめますので、上述のように国際色豊かな多くの観光客で賑わっており、いまではパーイ観光の目玉の一つでもあるようですが、それゆえ(時間帯によるのでしょうけど)混雑していてのんびり湯浴みできなかったのが悔やまれるところです。
ところで、温泉プールや個室風呂コテージが完成した後のターパイ温泉は、果たして現状と同様に野湯を楽しめるのでしょうか。はたまた野湯は制限されてしまうのでしょうか。また、源泉の湧出量が限られているのに、明らかにそれを超える容量のプールやお風呂を作って大丈夫なのか、という疑問も残ります。


入場時間7:00~18:00
公園入場料 200バーツ、乗用車通行料30バーツ(同日内ならチケット提示で何度でも再入場可。同じ公園ならば別のゲートからの入場も可能)

GPS:19.307093N, 98.475993E,(←最奥部の源泉の位置です)


私の好み:★★
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タイ チェンマイ県メーテーン郡 ポーンドゥアット温泉 その2

2014年04月28日 | タイ
前回記事「タイ チェンマイ県メーテーン郡 ポーンドゥアット温泉 その1」の続編です。



踏み跡の先の極上の野湯があることに気づかず、ノコノコとトレイルを進んでしまった私は、道標に導かれるまま、温泉プールがある一角へと辿り着きました。


 
ここには多様な温浴施設が揃っており、我々が国立公園に対して抱くマイナス評価の固定概念を覆してくれるような、立派な施設ばかりです。各温浴槽類を、順を追って見ていきましょう。まず目に入るのが、勾玉みたいな形状をした露天の大きな温泉プールです。上下2段に分かれていて両方とも見晴らしの良い場所に設けられており、特に上段のプールからは、遠方に峻険な山を眺望することができました。周囲には視界を遮るものがなく、自然環境や開放感も抜群です。



入浴は後回しにして他のお風呂も見学しておこう、なんてのんびりしていたら、いつの間にやら団体が押し寄せ、上段のプールにはその団体で芋洗い状態になってしまいました。さすがにこの中で入浴するのはイヤだなぁ…。


 
ということで、下段のプールへ避難です。プールサイドには"women"と書いてありましたが、そんな区分は有名無実化しており、上段も下段も、老若男女を問わず皆さん好き勝手に利用していました。上段より眺望は劣るものの、こちらも開放的で清々しい環境です。


 
温泉は槽内の穴から供給されており、温度は40℃あるかないか。熱くもぬるくもなく、のんびり長湯できる湯加減でした。青空の下、南国の緑と小鳥のさえずりを感じながら入る露天の温泉は、なかなか爽快でしたが、でも肝心のお湯はちょっと鈍り気味だったかも。掛け流しには違いなのでしょうが、如何せんプールの大きさに対して供給量が少ないんでしょうね。せっかくなので、記念に1枚自分撮り。なおこの2つの露天プールは利用料金不要です。



上下段の大きな温泉プールから更に下がったところには、個室風呂の小屋が並んでいました。こちらを利用するには所定の料金が必要のようです。


 
今回この個室風呂は利用しませんでしたが、内部をちょっと覗いてみたところ、室内には円形の浴槽が一つと、シャワーが1基設けられていました。薄暗くて閉塞感があったのですが、それでもこちらをチョイスする人はいて(当然か)、実際に数組の家族が個室風呂へ入って行きました。


 
今度は露天の大きなプールから斜面を上って、管理小屋がある方へと向かいます。そこには管理小屋の他、有料のお風呂がいくつか並んでおり、その中の一つが上画像の男女共用半露天風呂です。石造りの小屋や青いタイルの浴槽がなかなか洒落ており、しかもプールに比べてお湯が明らかに清らかでしたので、是非ともここで入ってみたかったのですが、そんな私を見て傍らに佇んでいたアメリカ人のカップルが「熱すぎるよ」と私を制止するのです。彼らの感覚で言う「熱い」は、我々にとっては大したことないか丁度良い湯加減だったりしますから、「いやいや大丈夫」と大見得を切って湯船に足を入れたら、誇張表現ではなくて本当に熱いじゃありませんか。温度計で測ってみたら49.0℃でした。熱いお風呂に入り慣れている私も、さすがにこの温度では入れません。温度計の数値を見せながら英語で「俺達はタマゴじゃない」と冗談を言ったら、カップルはその場で爆笑し、握手をして去って行きました。学生時代に英語が赤点スレスレだった私も、単語を羅列するだけで笑いを取れるんだぜ。



その隣にはこのようなジャグジーもありました。ここも料金を支払えば稼働するのでしょう。



その隣には男女別の露天風呂も。ミネラルバスと書かれていますから、こちらも温泉なのでしょうね。では中へ。


 
こちらは男湯の様子です。露天風呂ではありますが、周囲は塀に囲まれていてスペースも狭いために閉塞感は否めません。でもジンギスカン鍋のような形状をした浴槽には41.2℃という絶妙な温度のお湯が張られていて、上述の男女共用半露天風呂と同じくらいにお湯が澄んでおり、その上、浴槽内に貼られたコバルトブルーのタイルがお湯の清らかさをより際立たせていました。槽内のステップが広く確保されている一方で深い部分が狭まっている浴槽の造りから考えるに、全身浴もできなくはありませんが、おそらく足湯を主目的としているのかもしれません。でも私は全身浴しちゃいましたけどね。


 
真ん中からお湯が供給されており、持参した計測機器を突っ込んでみたところ、pH9.1および54.8℃というデータが表示されました。ご覧のとおりお湯は無色透明ですが、pH9.1という数値が示すようにかなりアルカリ性に傾いており、実際に入ってみますと肌全体に少々のヌルヌル感を伴う気持ち良いサラスベ浴感が伝わってきます。また口にすると微収斂があるとともに、アルカリ性の水によくあるスルスルとした滑るような滑らかな口当たりが感じられました。日本でしたら「美人の湯」と称されるようなタイプのお湯であり、そのしっかりとした質感に歓喜せずにはいられませんでした。なかなかの名湯です。もちろん循環などの小細工はなく、湯船のお湯は湯面ラインにある槽内側面の穴より捨てられていました。なお男湯とはいえ水着着用ですから、お湯を見たらすぐ裸になりたがる日本人は注意しましょう。



ついでに誰もいなかった女湯を見学。こちらの浴槽は四角いスタイルですが、お湯は男湯と同じものでした。

さて記事の最後に告白しますが、私は管理小屋近くにあるこれらの露天風呂が有料であることに気付かず、一銭も支払うこと無くノホホンと湯浴みしてしまいました。だって知らなかったんだもん。極上の野湯を見逃したり、知らなかったとはいえ無銭で有料の風呂に入ったりと、当地での私の行動は滅茶苦茶でお恥ずかしい限りですが、美しい自然環境に恵まれた温泉に入れたことには違いありませんから、結果オーライということにしてください。


入場時間7:00~17:00
公園入場料 200バーツ(同日内ならチケット提示で何度でも再入場可。同じ公園ならば別のゲートからの入場も可能)、乗用車通行料30バーツ
温泉プールの前まで車でアクセスできます。



私の好み:★★
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タイ チェンマイ県メーテーン郡 ポーンドゥアット温泉 その1

2014年04月27日 | タイ
 
チェンマイ近郊やサムーン郡の温泉を巡った私は、今度は一人でレンタカーのハンドルを握り、メーホンソン県のパーイを目指すことにしました。山間部の盆地に開けた小さな街であるパーイは、タイ北部を訪れる欧米人観光客には夙に有名な観光地なのですが、生粋の黄色人種である私がパーイに向かったのは、別に欧米人の志向に迎合したかった訳ではなく、当地の周辺に温泉がたくさん点在しているからに過ぎません。チェンマイから107号線を北上し、メーテンから1095号線に入って、道なりにひたすら北西方向へ走ります。途中までは軽快に飛ばせるのですが(画像左or上)、フロントガラスの彼方に広がっていた山々が近づくに連れて、徐々に道が険しくなり、九十九折の急坂が連続します。あまりにカーブが多い道ゆえ、バスでパーイを目指すバックパッカーの間では「ゲロ街道」と渾名されているんだそうでして、道中の休憩所には画像右(下)のようなジョーク看板も立てられていました。


 
 
その一方で山間部でありながら国内外から観光客がやってくる場所ですから、道中には小洒落たカフェもあり、ローカルフードに慣れない方でも食事には困らないでしょう。私は上画像の花と緑に囲まれたオープンテラスで、ランチにスパゲッティをいただきました。味はまぁまぁかな。でも、食後に店の名前を確認したら"Road View Coffee and Restaurants"という、あんまりストレートでヒネリが無いものだったことにガッカリ。雰囲気良いんだから、もうすこしネーミングセンスを磨けば良いのになぁ…。

この1095号線はチェンマイ県とメーホンソン県の県境で、山道のピークすなわち峠を迎えるのですが、この界隈にはフアイナムダン国立公園(Huai Nam Dang National Park)が広がっており、公園内には観光客でも気軽に訪れることができる2つの温泉があるらしいので、欲ばりな私は同日中に双方を訪問することにしました。2つといっても、この国立公園は2つの県に跨って広がっている広大な敷地を有し、その総面積は1252平方キロメートル。園内の2つの温泉の間を車で移動しても1時間以上を要するほどの隔たりがありますから、完全に別個のものとして捉えるべきものであります。まずはチェンマイ県側にあるポーンドゥアット間欠泉温泉(Pong Duead Geyser)を目指します。



さすがに観光名所であるため、1095号線沿いにはこのように標識が立っており、私のように初めての訪問でも迷う心配はありません。


 
この看板から右の脇道へそれます。一部の看板には繁体字の漢字で温泉と記されていますが、これって即ち中華系の人が多く訪れているってことなのかな。


 
1095号から6.5キロほど細く険しい道を走ります。急なカーブが続き、激しい起伏も連続するのですが、ちゃんと舗装されていますし、路傍には残りの距離を示す看板も立っていました。


 
途中の料金所で公園入場料を支払います。なお小屋の前に止まっている白い乗用車は、今回私が借りたレンタカーです。例によって例のごとく、ここでもタイ人と外国人では料金が異なっており、私の場合は乗用車通行料の30バーツとともに外国人入場料である200バーツ(約600円)をお支払い。現地の物価基準に照らし合わせると、この200バーツってかなり高額なんですよ。



料金所から更にしばらく進むとビジターセンターがあり、まずはこの前の駐車場で車を止めました。


 
ビジターセンターの傍に立てられている案内図によれば、ここから伸びるトレイルを歩けば、温泉の源泉である"Geyser"すなわち間欠泉を経由して温泉プールに行け、更に周回してここへ戻ってくることができるようです。一周1kmほどのお手軽トレッキングですので、グルっと回ってみることにしました。


 
園内はよく整備されており、真っ蒼な空の下、色鮮やかな自然に抱かれながら、爽やかな高地の空気を胸いっぱいに吸うと、トレイルを歩く私の足取りはどんどん軽くなってゆきました。


 
トレイルの途中で短い小径が右に分岐しておりいるのですが、その突き当たりの小さな広場に、何やら怪しい小さな池を発見。


 
茂みに隠れているので目立ちにくいのですが、ここはポーンドゥアット温泉エリアに点在する源泉のひとつでして、一見すると気持ち良さそうな露天風呂に思えるのですが、温度計を突っ込んでみますと、76.6℃という高温が計測されたので、とてもじゃありませんが入浴なんてできません。近くに沢が流れているわけでもありませんので加水も不可能です。ここでできることと言ったら、せいぜい温泉卵を作る程度でしょうか。


 
トレイルに戻って更に奥へ歩いていると、茂みの奥からボコッボコッ・シューシューとすごい音が聞こえてくるではありませんか。その方向に近づいてゆくと、大樹の枝の向こうに真っ白な湯気が朦々と上がっており、更に接近すると、礫が広がる荒涼とした窪地で熱湯がボコボコ噴き上がっている光景が目の前に広がりました。ここがポーンドゥアット温泉の源泉である間欠泉なんですね。なお温泉を英語で表記する場合、一般的には"Hot Spring"と表現しますが、今回の記事で"Geyser"と表記したのは、この源泉の状況に基づいています。

間欠泉の様子を動画撮影しましたので、よろしければ御覧ください。



 

間欠泉の前の広場には解説プレートがズラリと並んでいます。これによれば、森林に降った雨が地中深くまで染みこみ、マグマによって熱せられて噴き上がっているとのこと。


 

フツフツと煮えたぎるお湯の温度を測ったところ、なんと91.1℃という高温がはじき出されました。90~100と記されている噴泉前の看板の数字には偽りありません。


 
タイで熱い温泉といえば、温泉卵ですね。ちゃんと竹カゴや竿が用意されており、タマゴさえ持参すれば誰でも温泉卵をつくれちゃいます。案内板によれば、5分茹でるとドロっとした感じ、15分で半熟、25分で固茹でになるんだとか。プラスチック使用禁止と書かれているのは、温泉が沸騰に近い温度だからでしょうね。

火山が無いタイの地でこんな高温の温泉が勢い良く噴出していることにすっかり興奮してしまった私は、この光景を目にしてすっかり圧倒されてしまったのか、この先で凡ミスを犯してしまうのであります。間欠泉から道標に従って「ミネラル バス」と書かれている方へ向かう途中に、川の方へ下りる踏み跡(獣道)が伸びているのを確認したのですが、いつもならアンテナが反応してその道を探索するはずなのに、この時は大地の息吹に圧倒されて感覚が鈍っていたのか、探索することなく、そのまま通りすぎてしまったのです。後日調べたところ、その踏み跡をたどれば湯の川を堰き止めた天然の温泉プールで野湯を楽しめたことが判明。前回前々回記事でお世話になったYさんのブログにも、私がこの温泉を知るきっかけとなったTakemaさんのサイトにも、ちゃんとこの野湯を紹介されていました。でもそれに気づいたのは帰国後のこと。日本国内と違って簡単に行ける場所ではないため、あの時見過ごしてしまったことに激しく後悔し、記事を書いている今も臍を噛んでおります。
参考1:2009 タイ北部湯めぐり(13) (Takemaのあっちこっち旅日記)
参考2:チェンマイ県秘湯ナンバーワンの源泉掛け流し谷川野天温泉(ブログ「チェンマイ・田舎・新明天庵だより」2014年2月3日)

次回は、ポーンドゥアット温泉の温泉プールを紹介します。負け惜しみを言うわけではありませんが、野湯は苦手という方でも大丈夫な、立派な温泉プールでしたよ。

その2へ続く。

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タイ チェンマイ県サムーン郡 ポーンクワーン温泉

2014年04月26日 | タイ
 
前回取り上げましたメートー温泉に続いて、Yさんとともにサムーン郡の温泉を巡ります。今度は、露天風呂で白濁の硫黄泉を楽しめる、サムーン川上流域の秘湯「ポーンクワーン温泉(Pongkwao Hot Springs)」を目指します。場所を大雑把に説明すれば、田舎町サムーンの中心部からサムーン川の上流を目指してひたすら一本道を北上すれば良いのですが、道路標識はタイ語のみで、商売っ気がないのか温泉施設の広告や看板なども無く、そのくせ、途中の集落で紛らわしく分岐している箇所が何箇所かあり、また丁字路にも出くわしたりしますので、何も知らずに初見で行こうとすると迷いに迷って途方に暮れること必至です。もし拙ブログをご覧になって訪問をお考えの方は、当記事の下方にGPSコードを掲載しておきましたので、文明の利器に頼った方が宜しいかと思います。私の場合はYさんが道案内して下さったおかげでスムーズに到達できましたが、再度一人で辿り着ける自信はありません。ハンドルを握りながらドライブした記憶を思い出すと、確かに道なりでしたが、途中で迷う丁字路が2箇所あり、最初の丁字路は左へ、2番目の丁字路は右へ曲がったように憶えています。またルート上の道路のほとんどは舗装済みでしたが、ゴール直前の2キロほどは未舗装になり、本当にこの先に温泉リゾートがあるのか不安になるほど狭隘な道が続きます。でも道中は観光客が訪れないであろう山間部の村落や耕作地、そして原生林が続き、その景色はおそらく何十年以上も変貌していないだろうと思われ、おかげでエキゾチックな東南アジアの原風景を目にすることができました。


 
道のドン詰まりにポーンクワーン温泉(Pongkwao Hot Springs)のゲートがどっしりと構えています。訪問時は偶々ゲートが開いていましたが、普段は牛の侵入を防ぐために閉まっているらしく、もし閉まっていたとしても自分で開けて入場して構わないんだそうです。
こちらはバンコクの潮州系華人が開発した、温泉をメインにしたリゾート施設なのですが、こんなわかりにくくアクセスしにくい秘境に、お客さんなんて来るのだろうかと疑問を抱いたところ、どうやらこちらは会社の研修施設としての側面もあるんだそうでして、それなりに利用する人がいるんだそうです。それだけでなく、新たなコテージを建設中でしたので、今後は本腰を入れて商売っ気を出してゆくのでしょう。なおその新コテージのお風呂には温泉を引くんだそうですよ。


 
レセプションで料金を支払いますと、引き換えにタオルや湯浴み着を貸与してくれました。この料金というのがクセモノでして、タイではよくある話ですが、タイ人と外国人では料金設定が異なっており、タイ人なら80バーツで済むところ、外国人料金はその倍近い150バーツを求められちゃうのです。私は問答無用で150バーツを請求されましたが、タイに永住なさっているYさんはしっかり交渉してタイ人料金でOKとなりました。


 
レセプションの奥には川に沿ってコテージ状の湯小屋がいくつも並んでいます。まずレセプション付近の手前右側にあるのは、男女別の大浴場でして、それぞれには前方後円型の浴槽がひとつ据えられており、広く濁ったお湯が張られていました。男女別とはいえタイには全裸で入浴する文化がありませんので、入浴の前には水着(もしくはレセプションで貸与してくれる湯浴み着)に着替える必要があります。この浴槽を目にした刹那は入浴したい欲求に駆られましたが、Yさんが渋い表情を浮かべるので、どうしたものかと浴槽のお湯に手を突っ込んでみると、源泉は常時投入されているものの、浴槽容量に対してその量が少ないのか、あるいは源泉からの隔たりがあって配管設備の保温に難があるのか、かなりぬるくて鈍り気味であり、温泉にうるさい我々日本人には物足りないものでした。従ってここは見学に留めてパスしました。


 
なお大浴場の裏手には貯湯槽があり、ここにストックされているお湯は40℃以上の適温で、しっかりとイオウ臭を放っていました。そのままのクオリティで浴槽へ注がれたら良いんですけど、そうもいかないんでしょうね。そもそもタイの方は熱いお風呂がイヤでしょうから、むしろぬるくしているのは、意図的な配慮なのかもしれません。



前方後円型のお風呂を後にした私達は、小川に沿って奥へ進みます。その小川の両岸は気持ちのよいガーデンのようになっており、コテージ風の個室風呂棟が左右に並んでいました。


 
レセプションで入場料を支払えば園内のどのお風呂も使って良いらしく、もちろん個室風呂の利用も可能。個室のドアの脇でさがっている札がEMPTYになっている個室なら、どこでも利用可能です。といっても、各個室は造りこそ同じですが、お湯の質には差異があり、源泉に近い川の上流側の個室ほどお湯の質が良くて温度も高いのです。


 
そこで今回はYさんが勧めて下さった最も上流に近い右岸側の個室に入ることに。室内には2人サイズの四角い石風呂が一つ据えられ、カーテン付きのシャワーも備え付けられています。画像右(下)の右側に見切れていますが、荷物を置くためのカゴとして、スクーター用の籠を括り付けているのはご愛嬌。


 
さすがタイ北部の温泉を知り尽くしているYさんが勧めてくださったお風呂だけあり、湯加減は42~3℃という日本人向きの素晴らしいコンディションです。湯口からは45℃近い温泉が注がれており、白濁したお湯の中には白い湯の華がたくさん浮遊しています。加水加温循環消毒なんて手間を経ていない完全掛け流しのお湯です。とっても気持ち良いので記念撮影してみました。


 
お風呂は内湯ばかりじゃなく、露天風呂だってあるんです。個室風呂棟を通り過ぎると、上流に向かって左手(川の右岸)に、石積みとガラスブロックを組み合わせた塀に囲われた露天風呂がありました。内部は画像をご覧の通りでして、丸い石を敷き詰めたプールサイドに囲われて、水色の大きな浴槽が温泉を湛えています。塀に囲まれているとはいえ、大して高くはないので、周囲の山の自然に抱かれている雰囲気を存分に味わうことができ、露天風呂自体の広さも相俟って、すばらしい開放感と爽快感が楽しめます。


 
お湯はガネイシャと魚神を合体させたような鋳物(タイの神様に詳しくないので適当な表現になってしまいました。ごめんなさい)から注がれており、その口先は硫黄の付着によって白く染まっていました。槽内のお湯は弱く白濁していますが、個室風呂ほど濁ってはいません。オーバーフローこそ見られないものの、湯面のレベルに排水口があり、そこから常時お湯を排出している完全掛け流しの湯使いです。水素イオン濃度を計測したところpH7.6という中性の数値を示しました。また、お湯を口にすると苦味を伴うイオウ味がはっきりと感じられ、タマゴ臭と火山ガス臭を足して2で割ったような少々刺激のある硫化水素臭が湯口から漂っていました。
外気に触れる影響か、個室風呂より若干ぬるめの41℃前後という温度でしたが、絶妙の長湯仕様でもありますから、Yさんと入浴をご一緒させていただいてお喋りしながら湯浴みしていたら、いつの間にやら1時間を超えていました。それほど気持ち良い露天風呂なんです。



喧騒の都市から遠く離れた、空気の清らかな山奥の秘境で、静寂に包まれながら、南国の緑の目にし、小鳥のさえずりを耳にして、山から吹き下りてくるそよ風を頬に受けながら、掛け流しの硫黄泉に入る。まさに桃源郷で寛いでいる極上の気分です。浮かれ気分になって、ここでも記念撮影。


 
露天風呂の上流側に隣接しているこの湯小屋は、掛け湯専用の棟です。タイではあまり全身浴する文化が無い代わり、掛け湯をして温泉を楽しむんですね。こちらも男女別に分かれていて、合掌している人形が立っている右側が男性用です。なおここの男女両室はシンメトリーに造られていますので、双方に違いはありません。


 
室内に入ると、白いタイル貼りの細長い槽に温泉が張られ、いくつかの手桶が備え付けられていました。手桶でお湯を汲んで、立ちながら体にお湯を掛けるわけですね。でも、こんな立派な施設がありながら、使われている形跡があまり見られません。もったいないなぁ。
お湯は槽内の穴から投入されているのですが、先述のお風呂達のお湯に較べ、こちらのお湯は全く濁っておらず、それでいてお湯から放たれるイオウ感はとても明瞭なものでした。園内にある複数のお風呂の中で、この掛け湯棟が源泉に最も近く、露天風呂・個室風呂・大浴場の順で下流側へ隔たってゆくのですが、お湯の鮮度感やイオウ感・温度もこの順に従って劣ってゆくので、源泉からの距離に比例してお湯が劣化・低下していることがよくわかります。
こんな新鮮でイオウ感のはっきりしているお湯を、ただ掛け湯するだけなんてもったいない!ということで…



誰もいないのをいいことに、調子に乗って入っちゃいました。しっかり熱い上に鮮度感が抜群であり、他のお風呂と比べてもここが最も良いコンディションでした。掛け湯なんかにしないで、ここを全身浴用の内湯にすればいいのになぁ…。


 
敷地の最奥部には源泉井があり、小さな祠とともにいくつかの井戸が目に入ったので、ついでに見学することに。


 
井戸の中を見ますと、地表面のレベルとほぼ同じ高さでお湯が溜まっていました。一応ネットが被せられているものの、すっかり破れてゴミが浮かんでおり、メンテナンスの不足は否めません。とはいえ、湯船にゴミが入ってくるようなことはなかったので、細かいことは気にしない気楽に湯浴みを愉しめばいいのかな。

私たちが訪問した時には、ヨーロッパ系の観光客が3人、そして台湾人とタイ人の男女4人グループがおり、後者の皆さんは私達と一緒に露天風呂を楽しみました。利用客は水着か湯浴み着を着ているので、一般的なプールと同じように混浴です。日本のような全裸入浴の開放感は味わえませんが、老若男女の隔たりなくみんなで風呂に浸かるならば、水着or湯浴み着を着用した方が良いですね。こんな山奥でも国内のみならず海外からもお客さんが来るのですから、新規にコテージを作って更なる開発を目論むのも、あながちおかしな話ではないのでしょう。また観光客だけではなく、地元の農民の方々も、夕刻になると野良仕事でかいた汗を流すべくこの温泉にやってくるんだそうですから、タイの地にも温泉文化が根付きつつあるのかもしれません。


アクセスに関しては本文を参照。
GPS:19.012909N,98.731531E,

ホームページ

営業時間不明
外国人150バーツ(湯浴み着とバスタオルのレンタル付)

私の好み:★★★
コメント
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