温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

マレーシアの温泉巡りに役立つ情報

2015年12月07日 | マレーシア
九州の温泉ネタが続いておりますが、今回はちょっと小休止。

師走に入って寒さも厳しくなってまいりました。年末年始には海外旅行をご計画の方も多いことでしょう。また来年のゴールデンウイークの予定を、そろそろ練りはじめようかという方もいらっしゃるかと思います。海外でも温泉に入ってみたいとお考えの方のため、拙ブログでは折りに触れて海外の温泉を取り上げておりますが、温泉愛好家の方が多い国内と異なり、海外での温泉巡りでは、温泉に特化した情報を入手することができず、情報収集や旅程計画に多大な苦労と手間を要してしまいます。そんな時に大きな助けとなるのが、現地にお住いの方のブログ、そして現地在住邦人向けの情報誌です。

マレーシアに滞在する邦人向けのフリーペーパー「senyum(セニョ~ム)」では、本年(2015年)10月号で「マレーシア温泉街道を行く」という特集を組み、見開き計4ページ(PDFでは2ページ)にわたって、マレー半島を南北に貫く国道1号線に沿って湧出する温泉を中心に、計15箇所を画像付きで詳しく紹介してくれました。残念ながら日本では冊子(紙媒体)を入手できませんが、公式サイト上でこの特集ページのPDFがアップされており、現在でもバックナンバーとして閲覧することができます。

 「senyum(セニョ~ム)」公式サイト・トップページ


これが「senyum(セニョ~ム)」2015年10月号の実物。おそらく日本国内では実物が入手できないかと思いますが、訳あって私は実物を頂戴しております。10月号のインデックスはこちらをクリック。


 
そして、これが特集「マレーシア温泉街道を行く」のサムネイル。クリックすると、リンク先のPDFファイルへ飛びます。

この記事によればマレーシアには半島だけでも60箇所もの温泉があるんだとか。拙ブログでも取り上げている温泉もありますが、私が知らなかった温泉の方がはるかに多く、記事を拝見していたら、再びマレー半島で温泉巡りをしたくなっちゃいました。

近年では台湾の温泉が注目されるようになり、ネットや書籍など各メディアでいろんな温泉が紹介されるようになりましたが、同様に(意外にも)温泉を多く擁するマレーシアに関しては、残念ながら今のところ個人ブログが中心であり、温泉に特化した記事も書籍もないらしく、ガイドブックにもほとんど情報掲載が無く、実際に私がマレーシアで温泉巡りを実践した際には、情報収集にかなり骨を折りました。こんなコンテンツともっと早く出会えていたら、私の温泉巡りはもっと楽にできていたに違いありません。
最後の方の青い囲みのコラムで、どこかで見たことあるようなおっさんが偉そうに半可通のウンチクを垂れていますが、それはどうでもよいとして、この特集ではマレー半島の主要な温泉に関する情報が2ページに凝縮してまとめられており、地元民が憩う温泉から高級リゾートまでジャンルも多岐にわたり、しかも完全日本語表記ですので、非常に便利であり、且つ貴重な資料でもあります。温泉の場所や特徴のみならず、マレーシアの温泉文化や概要、特徴、そしてマナーなどについても触れられているので、はじめて当地で温泉巡りをする方にも最適です。

普段、私が関わらせていただいた媒体等に関しては、拙ブログで紹介していないのですが、お世辞抜きにこの「senyum」さんの特集は、マレーシアにおける温泉巡りの役に立つ情報であると思いましたので、みなさまにおすすめすべく、今回記事でご紹介させていただきました。スマホやタブレット端末に保存したり、あるいはプリントアウトして持ち歩いたりして、マレーシアの温泉巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

※「senyum(セニョ~ム)」編集部の方へ。
先月ようやく掲載誌が届きました。紹介が遅くなって申し訳ございません。

次回記事から再び九州の温泉ネタに戻ります。
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マレーシアのレンタカー初体験

2014年07月24日 | マレーシア
前回記事まで5回連続でマレーシアの温泉を取り上げてまいりましたが、1泊2日というタイトなスケジュールで効率的に行動するため、旅の足としてレンタカーを利用することにしました。異国の地での運転には何かと不安がつきものですが、当地で初めてハンドルを握った私が感じたままのことをつらつらと書き綴ることにより、以てマレーシアでレンタカー利用を検討している方の不安を少しでも解消できたら幸いです。一方で、現地滞在邦人の方やマレーシアフリークの方にとって、今回の記事には当然のことや不十分な記載・勘違いもあるかと思いますが、どうかお目こぼしを。


●レンタカーをピックアップ
 
今回の旅程ではLCCのエアアジアでクアラルンプール(以下KL)へ向かいました。ご存知の方も多いかと思いますがクアラルンプール国際空港は、レガシーキャリア(LCCではない従来の航空会社)が発着する立派なKLIAと、LCCが発着する安普請のLCCTという2つのターミナルに分かれており、アジア圏のLCCの代表格であるエアアジアは当然ながらLCCTの発着となります。

国際空港としての設備やサービスはKLIAの方が格段に優れており、私が調べた限りでは、ネットで予約できる規模の各レンタカー会社もみんなKLIA側にオフィスを構えているようです。一方、LCCTにはレンタカーオフィスがあるのかどうか…。こんな状況で確実にレンタカーをピックアップするには、LCCTへ到着した後にKLIAへ移動した方が無難なのですが、でも両ターミナルは隣接しているにもかかわらず敷地が広いため、双方を移動するには車で30分もかかってしまいます。結構面倒臭いな…。



今回利用したのは、料金的に国際資本の大手企業よりも安かった地元資本のホークレンタカーという会社です。日本出発前にネットで予約手配し、その際にメールで「LCCTまで車を持ってきてくれないかな?」と問い合わせしたら、追加でデリバリー料金が発生するものの、配車可能とのことでした。そこでこのサービスを利用することにし、空港到着口を出たところで自分の携帯電話からレンタカー会社の空港オフィスへ「いま 到着出口の"Old Town White Coffee"の前にいますよ」と片言の英語で連絡したところ、「K-Iさんですね。了解です。今から20分くらいで向かいます。車のナンバーは●●●●です」と返答がありました。実際には30分以上待ちましたが、無事そのナンバーの車がやってきたので、その車を運転してきたスタッフに手を振ってその場に止まってもらったところ、なんと車内で書類へのサインやパスポート及び免許証のチェックなどの貸借契約が行われ、ものの数分という実にスムーズな手続きの後、スタッフのお兄さんは私と握手して颯爽とその場から去っていきました。

なお今回あてがわれた車は、走行距離10万キロを軽く超えている日産・セントラ(1.6L)のポンコツで、挙動がモッサリしていてステアリングも重く、踏み込んでもちっともスピードが出ずに高速道路ではイライラしましたが、メンテナンスはちゃんとなされており、決して汚くはなく、安全に動いてくれましたので、車としてはまずまずの合格点でした。安い料金ゆえに車も古いのかな。


 
日本と同じ左側通行ですから、違和感なく運転できました。空港からの道は広くて快適。LCCTを出て早々にラウンドアバウトがありますが、この辺りは交通量が多くないので、初めてラウンドアバウトを体験なさる方でも問題ないかと思います。


●一般道およびカーナビ(GPS)
 

上画像はKL都心部を運転してるときに撮ったものです。KLタワーが前方に聳えていますね。さすがに都心部は交通量が多く、随所で渋滞が発生していました。また未来都市を思わせるような幾重にクロスしている立体交差も多いのですが、イギリス支配の名残でラウンドアバウトもあちこちにあり、しかも譲り合ってくれないので、自分からガンガン突っ込んでいかないと希望の方向へ進めません。私個人としては、交通量の多くない郊外や田舎でしたらラウンドアバウトは大歓迎なのですが、交通量の多い都市部では渋滞の元凶ですし心臓によくないので、好きではありません。複雑な立体交差とラウンドアバウトのダブルコンボにより、慣れないと道に迷うこと必至です。



そこで役立つのがGPS、つまりカーナビですね。今回貸し出されたのは、海外ではおなじみのガーミン社製で、拙ブログでもアイスランドや台湾でのレンタカー記事において紹介しており、同社のGPSの基本的なユーザーインターフェースはどの機種も大体同じなので、操作性に戸惑うことなく使えました。また上述のようにKL市街地では立体交差や分岐が非常に複雑ですが、今回の機種は現地の様子がイラストで描かれた画面も表示されるので、多方面へ分岐するジャンクションでも進路を誤る無く進めたので助かりました。


●高速道路
 
都市部ではバカでかい広告看板が林立し、都市部から離れると熱帯雨林やパームヤシの畑が見渡すかぎりに広がるマレー半島の高速道路。
道路はよく整備されており、標識も充実しているので、私個人としてはかなり運転しやすく、訪問地を移動する際には大いに活用させてもらいました。高速道路は基本的に有料であり、日本と同様、走行した距離に比例して増えてゆく料金を支払う仕組みになっています。エリアによって有料区間と無料区間が複雑に入り混じっているようでして、当地事情に詳しい方でしたら有料区間をうまく回避しちゃうのでしょうけど、私は全く見当がつかなかったので、目の前に料金所が現れたら素直に支払うことにしました。

料金の支払方法としては、(1)現金、(2)日本のSuicaのような接触式ICカードの"Touch'n Go"、(3)無線通信式ETCである"Smart TAG"の3種類があります("Touch'n Go"カードを車載器に挿入することによって"Smart TAG"となります)。マレーシアをしばしば訪れる方でしたら、高速道路の料金支払いのみならず公共交通機関でも利用できる"Touch'n Go"を買っちゃった方が便利でしょうけど、私は数年に1回しか訪れませんので現金払いにしました。

支払い方法によって料金所のレーンが異なります。私が通過した料金所では多くの場合、右側車線が"Smart TAG"、中程が"Touch'n Go"、そして左端が現金レーンとなっていました。レーン区分はちゃんと標識で表示されていますので、それを確認すれば問題なし。現金利用の場合は、入場ゲートで通行券を受け取り、出場ゲートで通行券と共に料金を支払います。具体的には次のような流れとなります。


 
料金所が近づくと、数百メートル手前に料金所の存在を示す"PLAZA TOL"と書かれた標識が立っています。


 
現金支払の車は"TIKET(チケット)"レーンへ向かい、係員がいるボックスの前で一旦停止。



係員は無言でこのようなカードを手渡してくれるので、これを手にしたら速やかに本線へ走り出しましょう。このカードには入場した料金所や車種などのデータが記録されていますので、紛失は禁物です。



参考までに 画像に写っている左側の青いレーンは"Touch'n Go"、黄色いレーンは"Smart TAG"です。"Touch'n Go"は日本のSuicaの高速道路版みたいなものでして、入場や出場の際にゲートの読み取り機にカードをタッチすれば、チャージしておいた金額から料金を自動的に差し引いてくれるんだそうです。


 
出場の際は、"TUNAI(現金)"レーンへ入り、入場時に受け取ったカードを係員に差し出します。料金所の係員が話す金額がわからなくとも、日本の高速道路の料金所と同じく、ゲートの前方には料金が表示されますので、その料金を支払えばOKです。



ちなみにこれは、KLIA最寄りの料金所から高速に入って、イポー手前までぶっ通して走行した時に、出口の料金所で発行されたレシートです。約270kmという距離にもかかわらず、高速料金はRM31.30(日本円で約1000円)という驚きの安さ!


●サービスエリア
 
小腹が空いたのでサービスエリアを利用してみることに。標識には"Kawasan Rehat"と記されていました。駐車場案内の標識にはSA内の施設がピクトグラムで案内されていますから、自分が利用したい施設の傍へ車を止めることができますね。



今回利用したのは"Dengkil"という場所のサービスエリア。敷地は広く、食堂・売店・トイレの他、ガソリンスタンドなどもあり、イスラム国家らしく礼拝所も備え付けられています。場内の案内看板はほとんどがマレー語で、私にはチンプンカンプンなのですが、大抵は英語やピクトグラムが付記されていますので、意外にも戸惑うことはありませんでした。



食堂ゾーンの隅っこには、なぜかマッサージチェアも。


 
フードコートでは照り焼きチキンのようなランチコンボを注文。どのお店もハラルを提供していましたが、このチキンは正直なところ、ひと味足りないような気が…。


●ガソリンスタンド
車の運転には欠かせない給油。レンタカーは満タン返しですので、ガソリンスタンドの利用は避けられません。以下は、空港のレンタカー事務所へ返却する前にガソリンを満タンにすべく、空港の手前にある国営ガソリンスタンド「ペトロナス」で給油した際に撮った画像です。


 
基本的にはセルフ方式であり、大体の流れは日本のセルフ式GSと同じです。支払いはクレジットカードと現金のいずれかを選択でき、クレジットカードの場合は…
(1)各ポンプの操作パネルにクレジットカードを通す。
(2)言語を選択(選択できるのはマレー語・英語・中国語・タミル語のいずれか)。
(3)クレジットカードの暗証番号(PIN)を入力
(4)給油開始→満タンもしくは指定数量(金額)で給油ストップ
(5)発行されるレシートを受け取る。終了。
といった感じです。


 
ガソリンは欧州と同じくオクタン価で表示されます。「95」と「97」の2種類があり、日本で言えば「95」はレギュラー、「97」はハイオクといったところ。一般的なガソリン車のレンタカーならば「95」でOK。

今旅程ではKL郊外にある高速道路のサービスエリア、そして上画像で紹介している空港手前の計2箇所のGSで給油しました。前者ではクレジットカードで決済できたのですが、なぜか空港直前のGSでは私のカードを受け付けてくれず、私がレジで事情を説明して現金払いにチェンジしてもらっている間に、スタッフのお兄ちゃんが給油をやってくれました。現金払いの場合は…
(1)レジで利用するポンプの番号、油の種類(95か97か)、支払い希望金額を伝えて、まずお金を先払いします。するとレジの人がポンプのロックを解除して給油できるようになります。私は「No.9、95、50リンギ」と英語で伝えてRM50を先払いしたところ、問題なく通じました。
(2)ポンプに戻って給油開始。
(3)給油が終ったら改めてレジへ行って精算します(ポンプ番号を伝えるだけでOK)。この際、先払いした額よりも給油量が少なければ、お釣りが戻ってきます。



これはガソリンスタンドで発行されたレシートです。2014年3月の時点で、レギュラーガソリン(オクタン価95)の場合、リッター当たり2.10リンギット(日本円換算で65円前後)、ハイオク(オクタン価97)は2.78リンギット(約90円)でした。日本の半分程度ですね。なんて安いんでしょう! 羨ましい!


●空港へ返却
 
ピックアップはLCCTでしたが、返却はKLIAの事務所にしました。空港に近づくと"CAR RENTAL"の標識が現れますので、これに従って進んでゆきます。



空港駐車場内のレンタカー専用フロアです。会社別に区分されていますので、自分の利用した会社のロゴ下に駐車します。


 
駐車スペースの片隅には各社の窓口が一箇所にまとまっていますので、自分の利用した会社の窓口に出向いて返却手続きを行います。私はスタッフがいる時に返却したので、スタッフによる外装および燃料チェックを受けましたが、営業時間外は窓口のポストに鍵を入れるキードロップでOKのようです。


 
私はLCCTから出発するタイガーエアウェイズに乗りたかったので、KLIAからLCCTへ移動しなくてはなりません。レンタカー専用フロアからエレベータで移動し、エスカレータを下りて駐車場ビルから内のバス乗り場へ。


 
KLIAとLCCTを結ぶシャトルバスに時刻表は無いみたいですが、15分ほど待ったらやってきました。


 

これがKLIAとLCCTを結ぶ連絡バス。所要30分で料金はRM2.50。


 
大混雑のLCCTからタイガーエアウェイズでシンガポールへ寄り、街中で買い物を済ませてから、シンガポール航空(SQ)のA380で日本へ帰国。SQの日本人CAさんがあまりに美人で見惚れてしまったことは、ここだけの秘密です…。

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マレーシア ペラ州 ルブクティマー温泉 Lubuk Timah Hot Spring

2014年07月22日 | マレーシア
 
今回のマレーシア1泊2日温泉めぐりで、最も興味があったのがペラ州イポー郊外の「ルブクティマー温泉」です。前回取り上げたスンガイクラー温泉のように、立派なリゾート施設も良いのですが、温泉ファンとしては源泉を間近に感じられるプリミティブな温泉の方が興奮度が高まるわけで、事前に調べていたところ、このルブクティマー温泉は私の理想とするスタイルであることがわかったので、実際に行ってみることにしたのです。
クアラルンプールから高速道路をイポー方面へ北上し、イポー手前の137番出口から一般道(1号線)に出て、すぐに右折してキャメロンハイランドへ向かう185号線(※)を東進すると、やがて周囲の景色が埃っぽく荒涼としはじめ、1号線との交差点から4~5kmで上画像のような看板が現れます。この看板には"KOLAM AIR PANAS LUBUK TIMAH(ルブクティマー温泉プール)"と記されていますが、文字が小さいので見逃さないよう要注意です。まずはここを左折します。
(※)2014年6月現在、Google Mapでは道路番号に関して「A181」と表示されていますが、現地の標識では「185」となっていましたので、ここでは現地標識に従って185号線と表記します。



左折した道は白い砂埃が立ち上がる砂利道で、大型ダンプの往来が多くてデコボコしていますが、普通車でも難なく通行できます。この道を道なりに700~800mほど進むと・・・


 
砂利道の右手に"KOLAM AIR PANAS LUBUK TIMAH"と記された黄色い看板があり、看板の先には当地を管理している中華系のおじさんが立っていました。看板には料金が書かれていますが、なんと大人は2リンギット(日本円で65円ほど)という安さです。尤も、こんなところでも料金を徴収するのか、と小首を傾げたくもなりますが、ここは吝嗇な発想をグッと怺えておじさんに所定の料金を支払うことに。


 
駐車場に車をとめますと、すぐ目の前に川が流れており、手前側の川岸には相当年季が入っているコンクリ槽の露天温泉が目に入ってきました。


 
駐車所の周りには、掘っ立て小屋ながらも"SURAU"つまり礼拝室やトイレなどがそれぞれ別棟で設けられています。私はこのトイレで水着に着替えました。


 
川岸に佇む古びたコンクリの温泉槽。かつては何らかの上屋でもあったのでしょうか。
槽は4つほどに区切られており、中央の格子掛けされている小さい箇所が高温のお湯を自噴する源泉です。そしてその周りに入浴できる槽が並んでいます。コンクリ槽の傍らにはベンチだってありますよ。入浴中は管理人のおじさんが適宜監視してくれるので安心です。


 

中央の源泉を覗きこんでみますと、中では無色透明で清らかに澄んだお湯がコンコンと湧いており、その湧出温度は45.4℃で、水素イオン濃度はpH8.0でした。匂いや味は特に無く(しいて言えば硬水のような重い味)、無色透明無味無臭のあっさりした弱アルカリ性の単純泉といったところでしょう。この中央の源泉からお湯が三方へ分かれて各槽へ落とされており、その量の多寡や槽の表面積などによって温度が異なっています。言わずもがなですが、こんな原始的なお風呂ですから当然のように完全掛け流しです。


 
源泉のまわりには入浴できる槽が3つあり、そのうち最も小さい槽(画像左(上)の右側にちょこんと写っている槽)は1~2人サイズで温度計は43.6℃を示し、入浴できる槽の中では最も熱くなっています。ここへ川遊びにやってきた地元のインド系の若者達は指先でお湯に触るのが精いっぱいらしく、私が平然と全身浴する様子を見るや「え!こんな熱いお湯に入れるのか!」と言わんばかりに驚愕していました。でも私の後にはインド系のおじさんも着衣のまま平気な顔して入っていましたから、人種云々ではなく、単に個人的な感覚や慣れの問題に過ぎないのでしょうね。

またこの右隣の川に接している槽も同じく2人サイズで小さいのですが、湯加減が若干温度は低めになっており(体感で42℃前後)、そこへ私が移るとインド系若者のうちの一人が入浴にチャレンジして、何とか頑張って熱さに耐え、私と一緒に肩まで浸かり、お互いに自己紹介をしながら湯あみを楽しみました。


 
最も熱い槽の左隣の槽は、広いかわりにかなりぬるく、一応中央の源泉からの流入もあるのですが、上述の2槽から流れ込んでくるお湯がほとんどであり、しかも表面積が広いので、どうしてもぬるくなってしまうようです。画像を見てもわかるように、槽内には苔が生えていて緑色に染まっており、非常に滑りやすく、しかも湯中には剥がれた苔がたくさん浮いているので、清潔感を求める人には入浴は難しいかと思います。でも比較的長湯できる温度であり、熱帯の暑い気候にはむしろぬるい方が体には良いかもしれず、上2つの熱いお湯には入れない地元の方々も、このぬるい槽なら問題なく入っていました。
あまり気持ち良い状態では無かったのですが、他2槽と比べて三脚が立てやすい上に全体が収まる構図が得られたので、私はここで自分撮りしてみましたよ。



熱い湯船はもちろん、ぬるいお湯に浸かっていても、何しろ外気温は30℃を上回っていますから、あんまり長湯していると容易に逆上せてしまいます。でも体が火照ったらすぐ目の前を流れる川に飛び込んじゃえば良いのです。熱いお湯に浸かった後、すぐに川の水を浴びると実に爽快。この時はインド系のおじさん達も私と同じようにお湯と川を行き来していたのですが、みなさん笑顔で気持ち良さそうにしていました。


 
こちらは川遊びにやってきたインド系の若者たち。さすが賑やかな音楽が好きな民族だけあり、スピーカーを持参して大音響を放ちながら湯あみや川遊びに興じていました。上述のようにこのうちの勇敢な一人が私と一緒に熱い湯船へ入ったのですが、他の子たちは熱いお湯には耐えられず、ぬるいお湯に浸かるのが精いっぱいで、すぐに川へ飛び込んでしまいました。このグループの中で一人とっても美人でスタイル抜群な子がいたのでつい見惚れていたら、スケベな視線が余程滑稽だったのか、その友達の山村紅葉そっくりな子に指をさされて笑われてちゃった…。ま、私の恥ずかしい話はともかく、ここは川遊びの場として有名らしく、彼ら彼女ら以外にも、マレー系や中華系の若者たちがこの周辺で思い思いに川に入り、涼を得ていました。


 
管理人のおじさんが「この先にとてもナイスなウォーターフォールがあるよ」と教えてくれたので、行ってみることに。温泉から川に沿って未舗装路を遡ってゆきます。道幅は車1台ほどあるのですが、途中から思いっきり路面がえぐれているので車じゃ無理です。


 
温泉から数分歩くと、古ぼけたダムに辿り着きました。ダムの両脇から水が大量にこぼれて滝になっていますが、おじさんはこれを指していたのでしょう。滝の下では若いお兄ちゃんたちが水遊びしていました。
このダムは20世紀初期にダムが築かれたらしく、スズ(錫)の生産にこのダムが生み出す水力が用いられたんだそうです。なお"Lubuk Timah"という地名の"Timal"は錫という意味なんだとか。イポーはかつて錫の生産で殷賑を極めた街であり、この地域のあちこちで見られる白く禿げた山肌は錫鉱山の跡でありますから、ルブクティマー温泉と当地の産業史とは切っても切れない関係にあるのかもしれませんね。




営業時間不明
大人2RM

私の好み:★★★

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マレーシア イポー郊外 スンガイクラー温泉 Sungai Klah Hot Springs Park

2014年07月21日 | マレーシア
 
マレーシアの温泉をインターネットで検索すると、検索結果の数が多くて日本語による旅行記やレポートもそれなりの数が上がっているのが、イポー郊外にあるスンガイクラー温泉(Sungai Klah Hot Springs Park)です。しかも行かれた方の多くがそのお湯に満足なさっているようですし、今回の私の1泊2日という強行日程でも無理なくアクセスできる範囲内に位置していたので、クアラルンプールからレンタカーで高速道路を飛ばして現地へ向かうことにしました。
高速道路を下りてから看板に従って一般道を東進すると、沿道にはパームヤシの畑が広がり、その先にはキャメロンハイランドに連なる高地の稜線が左右に続いていました。クアラルンプールからここまでは約1時間強といったところでしょうか。


 
高速のインターからスンガイクラー温泉まではほぼ一本道なので、途中の看板に従いながらどんどん東進すれば辿り着けるのですが、温泉の一帯は「フェルダ レジデンス ホット スプリングス」という広大なリゾート施設となっていて、温泉はそのリゾートに内包されており、しかも沿道にはいくつものエントランスゲートがあるため、私はどのゲートに入るべきか迷ってしまいました。で、取り敢えず入ってみたゲート(上画像)はリゾートホテル専用のもので、私のような日帰り利用の者はここではなく、更に一般道を進んだ奥にある専用ゲートで車をとめ、受付で料金を支払うことになります。


 
だだっ広い構内には随所に構内図が立っているものの、リゾート内がやたらに広い上、道が微妙にカーブしているし、各施設が木々に隠れているため、図で確認してもなぜか目的の場所に行き着くことができません。地図を目の前にしてマゴマゴしていたって仕方ないので、とにかく奥の方へ歩いてみることに。


●温泉を利用した設備諸々
 
画像左(上)はプライベートジャグジー、つまり入場料金とは別途支払うことにより利用できる個室風呂なのでしょう。その傍らには画像右(下)に写っている温泉がチョロチョロ流れるモニュメントも。


 
木立の中に潜むかのように設けられているのが、ミニプールおよび足湯ゾーンです。木々の間を縫うように流れるせせらぎには温泉が流れており、その川に足を入れるだけで足湯になるんですね。


 
足湯の他にも温度別に分かれた小さな温泉プールがいくつかあり、たとえばこちらは「30~35℃」と表示されています。でも実際にはほとんど水の状態でした。


 
一方、こちらは「40~45℃」と表示されていますが、実際には30℃中盤といった感じで、お湯もかなり淀んでいました。日陰で小さいから、利用者が少なくて管理もおろそかになっているのかな。


 
先程から私はこの温泉に対して本物かどうか少なからぬ疑念を抱いていたのですが、そんな私の疑いを払拭し、当地がれっきとした温泉であることを証明してくれたのがこの温泉卵ゾーンであります。熱い温泉でタマゴを茹でることは、東南アジアの温泉ではおなじみの利用方法であり、拙ブログでも先日タイ北部の温泉を連続して取り上げた際にも、各温泉に温泉タマゴをつくるための専用槽が設けられていたことを紹介しました。そのタイと同様にこちらにも茹で時間に関する案内表示があり、半熟なら3分、カチカチに固茹でするなら6~7分と記されていました。タイ・チェンマイ近郊のサンカムペーン温泉の場合は半熟で5~6分、固茹でなら10~15分でしたから、スンガイクラー温泉だとその半分で茹だっちゃうようですが・・・


 
それもそのはず、フツフツと音を立てながらお湯が自噴する箇所に温度計を突っ込んでみたら、何と93.4℃というほぼ沸騰状態であることが判明しました。それだけ熱けりゃ茹でる時間も短いはずだ。なお傍の売店ではタマゴも売っています。もしこちらへ行かれた場合は、くれぐれもこのお湯に直に触れないようお気をつけを!


 
こちらは「マウンテン・スプリングス・プール」と称する大きなファミリー向けプールでして、その名の通り人工的な岩山にウォータースライダーが取り付けられており、手前側は浅くなっています。また底が砂利敷のようになっていますので滑りにくく、小さな子供から大人まで楽しめるような造りになっていました。なおこちらのプールには冷たい水が張られており、温泉ではないようです。



プールの近くにはこのようなレストランもありますので、ひがな一日このリゾート内でのんびり過ごすことができますね。尤も、こちらの食事はあまり美味しくないという噂がありますが…。


●温泉プール

広大な敷地内をグルっと一周してやっと温泉プールに到着です。後ほど構内図で確認したら、日帰り利用客用のゲートから程近い場所にあったようですが、それに気付かず構内を思っきり遠回りしてしまいました…。


 
入口には体に水をかけるための瓶があり、中に入っている手桶で水を汲んでシャワー代わりにします(ここにはシャワーが無いようでした)。キノコの形をしたパラソルがユニークですね。


 
あたかも湖水浴をしているかのような、広大な温泉プール。全て温泉なんですから恐れ入ります。手前側は小さな子供でも遊べる浅さですが、奥の方は大人のヘソ上から胸下まで浸かる程の深さがあります。


 
広い温泉プールだからどうせぬるいんだろ、なんて早合点してはいけません。最も手前側の浅い箇所ですら40.7℃もありました。このバカでかい温泉プールは全体的に結構熱いのです。ちなみに水素イオン濃度はpH9.0でしたから、れっきとしたアルカリ性泉であることがわかります。


 
温泉はプールの最奥部で流れこんでいるこの小川より供給されているのですが、この小川が篦棒に熱く、小川がプールにが落ちるところでは59.1℃という火傷必至な高温が計測されました。もちろんこの流入部付近のプールも熱くなっており、私は熱さに堪えながらこの温度を計測したのでした。過保護な日本と違ってこれだけ熱くても手すりや保護ロープなどはありませんから、自分の体で熱さを感じ、危ないと思ったらそれ以上近づいちゃダメですよ。



熱湯の小川の流入部から離れれば離れるほど温度は下がっていき、上述のように一番手前の浅い部分で40℃ほどとなっていました。これだけ広大な温泉プールは貴重な存在ですが、大きいにもかかわらず40℃以上の高温をキープ出来ているというのもかなり珍しいのではないでしょうか。言い方を変えれば、プールのどこに入っても日本人向けの湯加減となっているわけで、海外でぬるいスパばかりに入っている在外邦人の方には故郷を思い出す良い刺激となるかもしれません。
私も自分の好みの温度になっている箇所でゆっくり入浴してみました。鳥の囀りしか聞こえない自然豊かで静かな環境の下、開放的なこの露天温泉プールに浸かっていると、時間の経過も忘れそうになります。時折吹き抜けるそよ風が実に爽快!

お湯は無色透明でほぼ無味無臭ですが、石灰岩に恵まれた当地の地質に影響されているのか、若干石灰のような重く硬いテイストが感じられます。上述のようにpH9.0とかなりアルカリ性に傾いていますが、アルカリ性泉にありがちなツルスベ感は弱く、むしろ若干引っかかる浴感が得られました。また、お湯は掛け流しかそれに近い状態かと思われ、鮮度感もまずまずであり、特に温泉の小川が流入する奥の方に行けば行くほど鮮度感がアップしているように感じられました。
もちろん利用の際には水着などの着用が求められますが、開放的な環境といいお湯のクオリティといい、温泉にうるさい日本人でも満足できる、なかなかのレベルを有する温泉リゾートではないかと思います。




Sungai, Ipoh City, Ipoh,
605-438-8801

営業時間不明(私の訪問時は、19時にはゲートを閉めていました)
10RM(大人)
コインロッカーあり

私の好み:★★
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マレーシア クアラルンプール近郊 スラヤン温泉 Selayang Hot Spring

2014年07月20日 | マレーシア
 
前回に引き続きマレーシアの温泉を取り上げます。今回は地元の方から愛されている都市近郊の温泉を訪れてみました。その場所とは、首都クアラルンプール(以下KL)の北部に位置し、街としてはKLと一体になっているセランゴール州ゴンバッ郡のスラヤン温泉(Selayang Hot Spring)です。KLから国道1号線をイポー方面へ北上し、周辺の景色に郊外の山の緑がだんだん増してゆく頃(目的地の数百メートル手前)になると、道路沿いに温泉を示す看板が立ち始めますので、それを目印にすればおそらく迷うことはないでしょう。

なお温泉は無料で利用できるのですが、駐車場は有料となっており、入口ゲートで(ゲート機のボタンを押して)駐車券を受け取り、退場時に料金所のおばちゃんに所定の料金を支払う流れとなっています。駐車場は結構広いので、おそらく満車になることは無いでしょう。


 
このスラヤン温泉は地域住民のための青空温泉公衆浴場兼公園というべきものでして、私は朝9時頃に訪れたのですが、駐車場からちょっと低い位置にある温泉ゾーンを見下ろすと、エリア内には多くの人が集っており、各槽からお湯を汲んで沐浴したり、あるいは湯船に浸かったりと、マレー系・インド系・中華系など人種を問わず、皆さん思い思いに朝の温泉を楽しんでいらっしゃいました。なお画像中で上半身裸なのは男性、上にTシャツを着ているのは女性です。


 
駐車場の片隅にはこのようなトイレがあり、そこで着替えることもできるのですが、こちらの利用者の殆どは車の中で着替えたり、あるいは着衣のまま湯浴みしてビショビショのままで原チャリに乗って帰ったりと、わざわざ建物へ移動して着替えるようなことはしていなかったので、この例に倣って私も車で着替えを済ませてしまいました。着替えている私の車(レンタカー)のまわりではニャンコがうろうろ。小腹でも空かせていたのかな。


 
エリア内にいくつかある温泉槽のうち、最も大きくて利用者も多いのが、駐車場に最も近い上画像の槽です。皆さんプールサイドに腰掛けながら、持参した手桶でお湯を汲んで沐浴しており、人によってはその場でシャンプーしていましたが、頭からザバザバかけているここのお湯の温度は何と48.0℃もあり、そんな熱いお湯を皆さんは平然と沐浴していたのでした。槽の中央部をじっと見ていると底の方からひっきりなしに気泡が上がっているのがわかりますので、この槽では温泉が自噴しているんだろうと思われます。


 
そのすぐ隣にはこのような真ん丸い土管の小浴槽があり、こちらではインド系のおじさんを中心にして全身浴を楽しんでいらっしゃいました。なおここではお湯を溜めっぱなしにせず、誰かが入浴する度に排水口に突っ込まれている栓の代わりのPETボトルを抜いてお湯を空にし、利用の都度お湯を張り替えていました。



土管の小浴槽へお湯を供給しているのは、奥の方にあるこの源泉かと思われ、ここではシューシューと音を立てながら勢い良くお湯が湧出していました。



小浴槽の傍らにあったこの浅い槽は足湯かな? 足つぼマッサージ的な石が敷き詰められた浅い槽にお湯が張られていましたが、今回は利用するのを忘れてしまいました。


 
こちらはスラヤン温泉で最も熱い源泉槽であり、計測機を入れたところ、51.6℃およびpH7.7という数字が表示されました。こちらも底からプクプクと絶え間なく気泡とともに温泉が上がっており、無色透明無味無臭(やや硬水のような重い感じあり)でとてもクリアなお湯が湛えられています。50℃以上あるので、さすがにここへ入ろうとする人はおらず、かけ湯する人もいませんでした。では、この熱いお湯はどのように使われるのかと言えば…


 
ホースで更に奥へとお湯を導いて・・・


 
上画像のレンガ積みの槽へとお湯を供給していたのでした。この槽のお湯を手で触ったところ、実に入りやすい湯加減となっており、実際にインド系のおじさん達や中華系のおばさん達はこの槽に入って全身浴をしていたのですが、お湯がかなり淀んでおり、若干生臭く、ドブみたいなモスグリーンに濁っていたのです。


 
でもここまで来て入浴しないのは勿体無いので、お湯の汚さには目を瞑って入浴してみました。温度計は42.8℃を表示しており、お風呂として丁度良い温度であることはお分かりいただけるかと思います。槽内に立てかけられているハシゴを使って中に入るのですが、ちょっと深い造りとなっており、上画像で写っている私は若干斜め立ちしていますが、まっすぐ立つと胸まで浸かる深さでした。この槽のお湯の多くは隣の熱い源泉から引かれているのですが、槽内を歩いていると所々で足裏に熱いものを感じたので、ここの底面でも温泉が湧出しているのかもしれません。

このスラヤン温泉で私のように全身浴するのは少数派であり、バケツや手桶を持参してかけ湯をするのがメジャーな利用法のようです。しかもみなさん48℃もある熱いお湯を平気な顔してバシャバシャ頭からかぶっているのですから驚きます。結構熱いお湯に対する耐性があるんですね。熱帯で蒸し暑い気候なのに、熱いお湯を浴びるだなんて意外です。海外の温泉では湯船をぬるく設定しているところが多く、それゆえに「熱いお湯に入れるのは日本人だけ」なんていう固定概念があるのですが、このスラヤン温泉の常連さんたちは私の固定概念を見事に覆してくれました。温泉に清潔感を求める方にはちょっと厳しいでしょうけど、マレーシアにおける温泉と市民生活との結びつきを知る上で、実に興味深い温泉でした。




スラヤン温泉紹介ページ(マレーシア・バケーションガイド)

朝7時頃~深夜まで
入浴料無料
駐車場2RM、トイレ0.30RM

私の好み:★★
コメント
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