温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

草津温泉 極楽館 2021年8月再訪(その1・客室と食事)

2022年05月20日 | 群馬県

(2021年8月訪問)
昨年(2021年)の夏、地獄釜みたいな東京の猛暑から逃げ出したくなった私は、7月につづき8月も草津温泉へ向かったのでした。8月訪問時お世話になったのは、以前拙ブログでもご紹介した「極楽館」です(以前の記事はこちら)。大正時代に開業した老舗で、2011年からは素泊まり専門の宿として生まれ変わり今日に至っています。こちらでは3つある浴室全てが貸切利用するスタイルを採用しており、他のお客さんに気兼ねすることなく落ち着いて入浴することができます。また食事については温泉街にある多くの飲食店でカバーできるのみまらず、館内にもレストランが併設されていますので、素泊まりとはいえ実質的には宿の中で食事を摂ることも可能です。そんなこんなで何かと便利なこの「極楽館」で一泊お世話になりました。


1階の「カフェ・スパ・ノイエポスト」でチェックインを済ませた後、ちょっと急な階段を上がってお部屋へ向かいます(館内にはエレベータがありません)。
今回通されたのは3階のこのお部屋。明るい角部屋の和室で、ひと通りの設備は備わっており、Wifiも使えて便利です。
なお今回の私の訪問目的は避暑だったわけですが、もちろんエアコン無しで快適に過ごすことができました。


窓からは西の河原通りを見下ろせます。この日も、通りの途中にあるお店で買った食べ物を口にしながら歩く観光客や、どこかの旅館に泊まっている浴衣姿の宿泊客が、湯畑へ西の河原へとひっきりなしに通りを往来していました。


館内には宿泊者用共有スペースがあり、温泉街にあるコンビニで買ってきたお弁当を電子レンジで温めて、ここで食べることもできますが・・・


今回の宿泊で私は旅館内のレストランで夕食・朝食ともお世話になりました。
上画像は夕食時に2階「ノイエ・ポスト・ダイニング」でいただいたカレードリアです。ドイツ語で店名が表記されているこちらのお店は欧風カレーやソーセージ、そして各国のビールなどがいただける洋食屋さん。私はカレーやチーズが大好きなので、両方が一度に味わえるカレードリアは正に大好物。この他ビールと、ビールに合うようなソーセージの盛り合わせも注文。ちょっとしたドイツ気分を楽しめました。客室側の廊下からスリッパを履いたまま店内へ行けるので便利です。


翌朝は1階「カフェ・スパ・ノイエポスト」でモーニングセットのサラダとベーコンレタスサンド、そしてコーヒーを注文しました。シャキッとしたレタスに自家製ドレッシング、そしてジューシーなベーコン、それら全てが美味。

一般的に温泉旅館に泊まると、どうしてもボリューム過多な和食のオンパレードになり、たまに飽きてしまうこともありますが、このように館内にあるレストランを任意で利用でき、かつ洋食がいただけるので、いつもと違う温泉旅館の旅を楽しむことができ、とても利用価値が高いかと思います。

さて、次回記事ではお宿ご自慢の源泉「大日の湯」が張られているお風呂を取り上げます。

次回記事に続く。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草津温泉 草津館 2021年7月再訪

2022年05月10日 | 群馬県

(2021年7月訪問)
前回まで連続して草津温泉の旅館を巡り、お宿ご自慢のお風呂に入らせていただきました。各旅館の訪問に際しては、加盟旅館に宿泊した時のみ購入できる和風村「湯めぐり手形」を利用したのですが、その際に宿泊した旅館は、以前拙ブログでも取り上げたことのある「草津館」でした。以前の記事でも述べましたが、こちらで所有する自家源泉「若の湯」があまりに素晴らしく、あのお湯に浸かって一晩ゆっくり過ごしたいと思い続けていたため、仕事で心身の疲労がピークに達した2021年7月の某日、宿泊でお世話になったのでした。


物腰が柔らかくて心優しそうな女将さんに案内されたのは、3階「月の間」。部屋の広さは10畳あり、窓からは隣接する「御座の湯」の様子がよくわかります。室内にはトイレや洗面台、そしてファンヒーター・窓エアコンが設けられています。冬にはファンヒーターが必要になりますが、夏は日が暮れたら涼しくなりますので、エアコンを使う機会はあまり無いと思います。地獄のような東京の猛暑の中で暮らしていると、どうしてもエアコン漬けになってしまい、機械的な冷風のために体調を崩してしまいがちですが、そんなときには涼しい草津温泉へ避暑し、エアコンを使わないで過ごすことをお勧めします。草津の湯に浸かってエアコン不要の環境でのんびり過ごせば、心身の疲れが忽ち回復しますよ。なおwifi環境も良好ですから、テレワークができちゃうかもしれませんね。


洗面台の水は山の湧水なんだそうです。
実際に飲んでみると、非常にうまい!


早速浴衣に着替えて1階のお風呂へ。
暖簾を潜った先にある脱衣場へは数段のステップを下ります。そして脱衣室からお風呂へ向かう際にもステップを下るんです。全国を温泉巡りをしていると、どんどん下ってゆくお風呂はえてして名湯であることに気づくため、このような造りのお風呂に出会うとワクワクします。


男女別の浴室は内湯のみで露天風呂はありません。でも一つの浴室内に2つの異なる源泉が引かれており、一粒で二度美味しい欲張りなお風呂になっています。脱衣室・浴室内ともに木のぬくもりが感じられる木造で、足元は切り出し石材が敷き詰められています。伝統的な材質によって作られたこの浴室からは、老舗温泉旅館らしい安心感と重厚感が伝わってきます。


手前側の小さな浴槽はお宿の目と鼻の先で湧いている白旗源泉のお湯です。灰白色に濁ったお湯の中ではいろんな大きさの湯の花が浮遊しており、お湯を口に含むと強い収斂酸味や金属味が口の中に広がって口腔の粘膜を刺激するとともに、アルミ箔を齧った時のような独特の感覚が口の中に広がりました。
多少熱めの湯加減ですが、石造りの浴槽はどっしりと入り応えがあり、熱いながらもお湯の濃さをじっくり味わいたくなる不思議な湯船です。


奥の大きな浴槽が、ここでしか入れない自家源泉「若の湯」。手前の白旗源泉と違ってこちらは白濁しているものの透明度が比較的高く、また浴槽内部が全体的に緑色に染まっています(イデユコゴミのような温泉藻の影響でしょうか)。
そして何と言っても素晴らしいのが、誰しもを長湯に誘う絶妙な湯加減です。湯口の上には3分の砂時計が置いてあるのですが、私は5回ひっくり返しても浸かり続けられる程でした。尤も草津のような強いお湯に長く浸かるのはあまり良くないのですが、わかっちゃいるけど、でもついつい長く入り続けたくなるほど蠱惑的な極上浴感なのです。


湯口のお湯を口に含んでみますと、白旗源泉と比べて若干優しく、航空の粘膜を刺激する収斂も幾分穏やかなように感じられます。また白旗源泉は酸味が強く前面に押し出されて感じられましたが、若の湯は柑橘類のような果実感を伴っており、ほろ苦味も混在することで、複雑かつ奥深い味を得ることができました。
品が良くて且つ入りやすい温度で湯船へ流れ込む自家源泉「若の湯」。あまりに素晴らしいので、宿泊中は何度も部屋とお風呂を往復してしまいました。


前回の記事でもご紹介しましたが、館内の窓から「若の湯」が湧出している様子を見ることができます。
湧きたてのお湯が僅か数メートル流れた後、そのまま浴槽へ注がれているのです。お湯の状態が良いのは当然ですね。
避暑と湯あみによりすっかり元気を取り戻した私は、足取り軽く東京へと戻ったのでした。仕事に疲れたらまたこちらのお世話になるつもりです。


若の湯
酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型) 50.5℃ pH2.0 湧出量測定不能(自然湧出) 溶存物質1.80g/kg 成分総計1.92g/kg
H+:10.2mg(38.88mval%), Na+:56.1mg, Mg++:35.4mg, Ca++:73.9mg(14.11mval%), Fe++:18.8mg, Al+++:49.4mg(21.03mval%),
F-:9.3mg, Cl-:326.6mg(34.38mval%), SO4--:701.3mg(54.50mval%), HSO4-:241.7mg,
H2SiO3:234.2mg, H2SO4:6.2mg, CO2:110.0mg, H2S:6.0mg,
(令和元年12月2日)

白旗源泉
酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型) 50.8℃ pH2.1 湧出量測定せず(自然湧出) 溶存物質1.66g/kg 成分総計1.76g/kg
H+:8.91mg(36.30mval%), Na+:54.4mg, Mg++:37.4mg(12.63mval%), Ca++:76.5mg(15.67mval%), Fe++:17.6mg, Al+++:43.9mg(20.04mval%),
F-:9.5mg, Cl-:310mg(35.19mval%), SO4--:651mg(54.61mval%), HSO4-:195mg, Br-:1.5mg,
H2SiO3:216mg, H2SO4:4.4mg, CO2:88.0mg, H2S:7.7mg,
(平成25年5月15日)

草津温泉バスターミナルから徒歩4〜5分(約350m)
群馬県吾妻郡草津町草津甲419  
0279-88-2027
ホームページ

日帰り入浴時間要問い合わせ
800円
シャンプー類・ドライヤーあり、ロッカー見当たらず

私の好み:★★★

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草津温泉 群龍館

2022年05月01日 | 群馬県

(2021年7月訪問)
前回記事に引き続き、草津温泉の和風村「湯めぐり手形」を使って旅館のお風呂を巡ります。前回記事で取り上げた「山本館」から西の河原通りを奥の方へ進んでゆくと、まもなく見えてくるお宿が今回取り上げる「群龍館」です。老舗旅館とはいえ、外観は昭和40〜50年代の中小規模旅館そのものであり、草津温泉というよりも、山形県の赤倉温泉や岩手県の鶯宿温泉に立ち並ぶ旅館を彷彿とさせるようなファサードです。


実際に玄関から中へ入りますと、館内には家庭的な雰囲気が漂い、老舗ならではの敷居の高さや入りにくさはあまり感じられず、親戚が営むお店へお邪魔するかのような気兼ねない感じで尋ねることができるかと思います。こちらのお宿は基本的に日帰り入浴を受け入れていないのですが、和風村「湯めぐり手形」を使えば入浴のみの利用も可能になります。私が手形を提示しながら入浴をお願いしますと、お宿のご主人が実に丁寧に対応してくださいました。あまりに腰が低いため、こちらもついつい恐縮してしまいますが、嫌な顔せず歓迎してくださるので、とてもありがたいですね。


ご主人に案内されながらエレベーターで下のフロアへ移動します。
お風呂は3室あり、いずれも、日帰り利用の場合でも貸切で使用します。今回は最も手前側に浴室を案内してくださいました。
まずドアにかかっている上画像の札を・・・


裏返して「入浴中です」を表示させてから、いざ入室です。


お風呂は最近改修したのでしょうか、ウッディーな温もりが伝わる室内は、シンプルな作りながら、とても綺麗で明るく清潔感にみなぎっています。


洗い場にはシャワーつき混合水栓3つ並んでいます。水圧良好です。


浴槽はタイル張りで4~5人サイズでしょうか。注がれているお湯は前回記事の「山本館」と同じ白旗源泉なのですが、「山本館」のお風呂と比べると濁り方が若干弱いような気がします(気のせいかも)。一方、湯加減はこちらの方が入りやすく、じっくりと湯浴みでき、後を引いてなかなか出られなくなってしまうほど良い湯です。しかも貸切なので他の人に気を遣う必要もなし。良泉を独り占めしながら、たっぷり堪能させていただきました。おすすめ。


白旗源泉
酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)
50.8℃ pH2.1 湧出量測定せず 溶存物質1.66g/kg 成分総計1.76g/kg
H+:8.91mg(36.30mval%), Na+:54.4mg, Mg++:37.4mg(12.63mval%), Ca++:76.5mg(15.67nval%), Al+++:43.9mg(20.24mval%),
F-:9.5mg, Cl-]310mg(35.19mval%), SO4--:651mg(54.61mval%), HSO4-:195mg(8.11mval&), Br-:1.5mg,
H2SiO3:216mg, H2SO4:4.4mg, CO2:88.0mg, H2S:7.7mg,
(平成25年5月15日)
加水加温循環消毒なし

群馬県吾妻郡草津町大字草津394-2
0279-88-2079
ホームページ

日帰り温泉は和風村「湯めぐり手形」利用時のみ可能

私の好み:★★★
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草津温泉 山本館(日帰り入浴)

2022年04月23日 | 群馬県

(2021年7月訪問)
前回に引き続き草津温泉の老舗旅館を巡り、日帰り入浴を楽しみます。今回訪ねるのは、湯畑の目の前に建つ老舗旅館「山本館」です。こちらのお宿も草津温泉「和風村」の「湯めぐり手形」をつかって日帰り入浴することができます。


玄関は西の河原通りに面しているので、そちらへ廻って玄関を入り、手形を呈示しながら入浴をお願いしますと、快く受け入れてくださいました。こちらのお宿は建物が重文指定を受けており、重厚感のある外観もさることながら、中へ上がってから伝わってくる館内の雰囲気が素晴らしいのです。


さて、帳場で料金を支払った後は、帳場の前に伸びる廊下を歩き、暖簾のところで階段を下ります。


すると、岩室のような半地下の入浴ゾーンへとたどり着きます。こちらのお風呂は「若の湯」と称しているんですね。岩で囲まれた薄暗い空間には外から光が差し込み、また小さな祠も祀られていて、得も言われぬ神々しさがあります。


祠で手を合わせてから男湯へ。


総木造の更衣室は浴室とガラス窓で隔てられており、お風呂の様子がよくわかる構造です。このガラス窓のお蔭で実際の床面積以上に広く感じられるだけでなく、両室の明るさも確保でき、更には入浴中も更衣室の動きが目視できますから、いろんな意味で安心して利用できるかと思います。


浴室も総木造なのですが、和風な外観や廊下とはやや意趣が異なり、洋館を思わせる形状の窓が並んでいるのです。和洋折衷と言うべきなのか、いまいち自信ないのですが、風格を保ちつつも趣向を凝らした造りにうっとりします。また天井がそこそこ高く、明るさも確保されており、木のぬくもりもたっぷり伝わって、実にブリリアントな入浴空間です。
しかも目の前が湯畑という立地でありながら、不思議にも静かな環境が保たれており、落ち着いてゆっくり湯浴みできるのです。入室した瞬間、私は感激のあまり思わず「こりゃいい」と声に出してしまいました。他にお客様がいらっしゃらなくて良かった・・・。


湯船もステップ以外は総木造。
湯船に腰を沈めてもたれかかると、木ならではの柔らかな感覚が伝わってきます。


湯畑至近という立地ながら、こちらのお風呂では白旗源泉を引いています。その証と言うべきか、湯畑源泉や万代鉱源泉のように透明ではなく、湯船のお湯は弱い緑色を呈しつつも白濁しています(底が見える程度の濁りです)。湯面からはツンと鼻孔を刺激する硫黄臭がはっきりと感じられ、また口に含んだ時の酸味は勿論、えぐみも強く、白旗源泉らしい個性がはっきりと現れています。源泉から来るお湯をそのまま供給しているためか、私が入浴した時の湯加減はやや熱かったのですが、むしろその熱さが気持ちよく、お湯がしっとりと体に馴染み、極上の湯あみを楽しむことができました。


白旗源泉
酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)
50.8℃ pH2.1 湧出量測定せず 溶存物質1.66g/kg 成分総計1.76g/kg
H+:8.91mg(36.30mval%), Na+:54.4mg, Mg++:37.4mg(12.63mval%), Ca++:76.5mg(15.67nval%), Al+++:43.9mg(20.24mval%),
F-:9.5mg, Cl-]310mg(35.19mval%), SO4--:651mg(54.61mval%), HSO4-:195mg(8.11mval&), Br-:1.5mg,
H2SiO3:216mg, H2SO4:4.4mg, CO2:88.0mg, H2S:7.7mg,
(平成25年5月15日)
加水加温循環消毒なし

群馬県吾妻郡草津町草津404
0279-88-3244
ホームページ

日帰り入浴11:30~15:00
1000円(和風村「湯めぐり手形」使用時は700円)

私の好み:★★★

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草津温泉 大阪屋

2022年04月16日 | 群馬県

(2021年7月訪問)
前回記事に引き続き、上州・草津温泉「和風村」の「湯めぐり手形」をつかって、加盟旅館のお風呂を巡ります。今回訪ねるのは、湯畑から大滝の湯へ向かう通り沿いに建つ「大阪屋」です。通りに面した横に長い立派な建物で、フロントも非常に大きく、普段から中小規模の宿を愛好する私は、その規模に圧倒されてしまいました。
帳場にて湯めぐり手形を提示して日帰り入浴をお願いしますと、仲居さんが私をお風呂まで案内してくださいました。


導かれるまま1階の奥へ進んでゆくと、廊下の先に男女別の大浴場があり、廊下のどん詰まりに男湯の暖簾がかかっていました。


建物自体が大きかったので想像に難くなかったのですが、案の定更衣室も広く、エアコンも効いていて快適です。
なお旅館のお風呂にはよくある話ですが、更衣室内にロッカーはありませんので、貴重品類は事前に帳場へ預けましょう。


手入れが行き届いた綺麗で広い浴室内には、草津の湯の香が漂っています。大きなお風呂は非日常の雰囲気を堪能するのに最適ですね。入室した瞬間、仕事の憂さが雲散霧消するかのような気分になれました。
中央には浴槽が据えられ、その左右に洗い場が配置されています。


切り出した御影石を組んで作られた浴槽はやや浅めの設計で、湯口から滔々と湯畑源泉が注がれています。入りやすい41℃くらいの湯加減が維持されており、非常に心地よく、広さから来る寛ぎ感も相俟って、ついうっかりウトウトと寝そうになってしまいました。


露天風呂はちょうど急な法面の直下にあり、建物と法面の間に挟まれているため、正直なところあまり開放感は無く、また場所柄薄暗さも否めないのですが、そよ風が入り込んできますので、火照った体を優しくクールダウンするには良いでしょう。
こちらには長方形の浴槽が据えられていますが、内湯に反し、こちらの湯加減は43〜44℃というやや熱めの湯加減でした。
ぬる湯好きな方は内湯、熱いお湯でシャキッとしたい方は露天、というように使い分けるのも良いでしょうね。


内湯・露天とも、湯口から注がれるお湯は草津ではおなじみの湯畑源泉のお湯。湯中では強酸性泉らしいヌメリを伴うツルスベ浴感がしっかりと肌に伝わり、口に含むと草津らしいストレートな酸っぱさと明礬味が感じられ、その酸味により口腔内がきゅっと収斂します。このキュっとする感覚こそ草津らしいところですよね。


お風呂上がりにはサービスの冷水で喉を潤しました。入浴の際の水分補給は大切です。
お宿のお風呂にはこうした心配りがあるので有難いですね。

湯畑源泉のお湯は温泉地内のいくつかの共同浴場でも入れますが、地元民向け共同浴場の湯船は得てして熱くて入るのに躊躇われる場合もあるため、外来のお客さんに合わせて湯加減を入りやすくしている旅館のお風呂は安心して入浴できます。
親戚やご友人などには中小規模より大きな旅館を好む方が一定割合いらっしゃるかと思いますが、そんな規模重視の方にはもってこいなお宿かもしれません。いや、規模のみならず日帰り入浴では決してわからない魅力がたくさんあるはず。今回利用した大浴場のほかに貸切風呂もあるので、私も機会があれば宿泊利用してみたいと思っています。


湯畑源泉
酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉 51.3℃ pH2.1 自然湧出 溶存物質1.65g/kg 成分総計1.69g/kg
H+:8.91mg(36.54mval%), Na+:56.0mg(10.06mval%), Mg++:36.3mg(12.33mval%), Ca++:73.5mg(15.16mval%), Al+++:43.8mg(20.14mval%), Fe++:17.5mg,
F-:9.9mg, Cl-:311mg(35.63mval%), Br-:1.3mg, SO4--:640mg(54.16mval%), HSO4-:192mg(8.04mval%),
H2SiO3:216mg, H2SO4:4.3mg, CO2:36.7mg, H2S:7.1mg,
(平成25年5月15日)
(館内には平成15年の分析表が掲示されていましたが、私の手元にはそれより新しいデータがありましたので、この記事では新しいデータを掲載いたします)
加水あり(温度を下げる時のみ)
加温循環消毒なし

群馬県吾妻郡草津町356
Tel:0279-88-2411
ホームページ

日帰り入浴13:00~15:00(和風村「湯めぐり手形」利用時は12:00~16:00)
1000円(和風村「湯めぐり手形」利用時は700円)

私の好み:★★+0.5
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする