温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

栗駒・駒の湯温泉 2018年の営業日は残りあと僅か!

2018年11月17日 | 宮城県
 
拙ブログで応援しております宮城県栗駒の「駒の湯温泉」。
みちのくの山中に位置していますから、冬になると辺りは深い雪に覆われます。そして雪のシーズンが近づくとその年の営業を終え、来春の再オープンまでしばしのお休みとなります。
今年の夏は毎日狂ったような猛暑が日本全土を襲いましたが、11月に入るとそんな猛暑を忘れてしまうような肌寒さに包まれるようになり、街中では外套を羽織る人の姿も見られるようになりました。

駒の湯温泉は水道管が凍結するタイミングで、今年の営業を終了します。天気予報から推測しますと、2018年の営業はどうやら来週中頃の11月20日か21日頃までのようです。気象状況によって最終営業日が変わりますので、詳しくは駒の湯温泉公式サイト内のブログFacebookなどでご確認ください。

少なくとも17日(土)18日(日)は営業していますから、お時間のある方は是非どうぞ!
10時~17時まで営業しますよ。

シーズンオフですから、ゆっくりお過ごしできるかと思います。


朝からおそばもお出しできますので、是非召し上がってくださいね。
湯守さんが丹精込めて手打ちした美味しいおそばです。


怒涛の如く注がれる大量掛け流し、極上ぬる湯にゆっくり浸かって、心身を癒しましょう!
今週末が年内に駒の湯で入浴できる実質的なラストチャンスです。
この機会を逸することなかれ!


営業期間:4月下旬~11月上中旬(冬期休業) 
※2018年は11月20日か21日頃までかと思われますが、前後する可能性もありますので、詳しくは公式サイト内ブログFacebookでご確認ください。

定休日:毎週水曜日および第2・4木曜日(ただし祝日の場合は営業、翌日休業)

営業時間:10:00~17:00(16:00頃に受付を終了しますが、状況により前後します)
入浴料金:大人500円(中学生以上)、小学生以下300円
(注1)備え付けの石鹸やシャンプー等はありません。
(注2)収容人員が限られた小さな湯小屋ですので、週末や連休など繁忙期には、入浴までお待ちいただくことがあります。





宮城県栗原市栗駒沼倉耕英東
公式サイト
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奥蓼科温泉郷 渋・辰野館 後編(森の温泉)

2018年11月13日 | 長野県
前回記事の続編です。
「信玄の薬湯」で心身を癒し、さっぱり爽快になったところで、もう一つのお風呂である「森の温泉」にも入ってみることにしました。

 
一旦服を着てから「信玄の薬湯」を出て、歩いてきた廊下をちょっと戻り、ヒーリング音楽が流れる廊下の分岐点へとやってきました。なぜ静寂な白樺の森の中で音楽を流すのか、そのセンスにちょっと小首を傾げたくなりますが、ま、それはともかく、ここで案内表示が支持する方向へと逸れて更に奥へと進んでいきます。


 
若干曲がっている廊下の突き当たりに紺と紅の暖簾が下がっており、両者の間には神棚が祀られていました。神々しいお風呂なのかしら。コンパクトな脱衣室に備え付けられているのは棚と籠だけ。至ってシンプルです。


 
総木造の「信玄の薬湯」と異なり、こちらのお風呂の建物はコンクリ打ちっぱなしですが、内湯に洗い場が無い点は同様であり、しかもこちらの内湯は加温の浴槽が1つあるのみです。浴槽は木製で1.8m四方で4人サイズ。薬湯と同じく深さ90cm。壁からチョロチョロとぬるい源泉が落とされており、薬湯ほどではありませんが、お湯は白く濁っていました。そして底には若干沈殿が溜まっていました。


 
薬湯と決定的に違うのは露天風呂が用意されていること。白樺の木立の中という清々しい環境の中にある露天風呂には、内湯と同じく1.8m四方の木造浴槽(足元はコンクリ)が設けられており、コンクリ建物の上から薬湯と同じ冷鉱泉が、薬湯と同じく滝のように落とされています。



こちらのお風呂では内湯で温まり、露天で冷たい薬湯に入る・・・その往復を何度も繰り返しました。
私が訪れたのは残暑厳しい9月の某日でしたが、木立の中では爽やかな風が吹き抜け、空を見上げると青い空と白樺の緑、そして木の幹の白が美しいトリコロールを生み出していました。なんて爽やかな環境なんでしょう! お蔭様で街の暑さを完全に忘れることができました。



「信玄の薬湯」の源泉非加温浴槽には大量の沈殿が溜まっていましたが、こちらはかなり少なく、ごっそり掬えるような量はありませんでした。清掃のタイミングの問題なのかもしれません。「信玄の薬湯」も「森の温泉」も同じ源泉が使われています。湧出時は無色透明ですが、加温したり空気に触れたりすると白濁し、沈殿が発生するのでしょう。口に含むと明礬の味と少々の明礬の匂いが感じられるほか、炭酸味がはっきり感じられ、特に冷鉱泉は炭酸水の味そのものでした。つまり炭酸泉と明礬泉をミックスしたような冷鉱泉と表現しても差し支えないでしょう。繰り返し申し上げているように湯上がりは非常にさっぱり爽快。とっても気持ち良く、湯上りの肌はスベスベです。
昔から湯治客を癒してきた歴史ある冷鉱泉ですが、複数日数宿泊して湯治せずとも、短時間入浴するだけで心身がすっかり癒されました。武田信玄の名に負けない、素敵な鉱泉です。


渋鉱源泉
単純酸性冷鉱泉 21.2℃ pH2.71 湧出量記入無し(自然湧出) 溶存物質592.4mg/kg 成分総計1106.3mg/kg
H+:2.0mg(26.00mval%), Na+:69.5mg(39.39mval%), Mg++:6.7mg, Ca++:14.7mg, Al+++:6.8mg,
Cl-:142.1mg(46.87mval%), HSO4-:14.1mg, SO4--:210.0mg(51.13mval%),
H2SiO3:96.8mg, CO2:511.5mg, H2S:2.4mg,
(平成21年5月22日)

長野県茅野市豊平4734
0266-67-2128
ホームページ

日帰り入浴11:00~16:00
1500円
フロント前にロッカーあり、大浴場にドライヤー・シャンプー類あり

私の好み:★★★



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奥蓼科温泉郷 渋・辰野館 前編(大浴場・薬湯)

2018年11月08日 | 長野県
八ヶ岳西麓の奥蓼科温泉郷は、一軒一軒が個性的且つ魅力的なお宿ばかりですが、そんな中でも創業100年を超える老舗宿「渋・辰野館」はいわゆる「信玄の隠し湯」として有名です。私個人としては10年以上前に訪問したことがありますが、それからご無沙汰だったので、先日久しぶりに日帰り入浴利用で再訪してみることにしました。

 
白樺の森の中に構える威風堂々たる木造建築。いかにも老舗宿らしい佇まいです。
帳場で日帰り入浴したい旨を申し出、料金を支払って館内に入ります。そしてロビーの階段を上がって吹き抜け2階の廊下を左に進んで奥へと進んでいきます。なお貴重品用ロッカーはフロント前の下足場付近に設置されています。


●大浴場
 
廊下をどんどん進んでゆくと、やがて食事処の前を通り過ぎ・・・



やがて浴室ゾーンとなります。館内には3種類のお風呂があり、それぞれが廊下でつながっているのであります。まずはじめに現れるのは「大浴場」。いわゆる男女別の内湯です。ちょっと入ってみましょう。


 
浴室内はいわゆる一般的な宿泊施設の浴場であり、全面タイル貼りの現代的な設えです。
大きな窓から陽光が降り注ぎ、また窓外には白樺の林が広がっているので、室内とはいえ清々しい入浴環境と言えそうです。



館内に3種類ある浴室のうち、ちゃんとした洗い場があるのはこの大浴場のみ。他のお風呂は湯治することに主眼が置かれているようですから、体を洗う場合はまずこのお風呂に入りましょう。洗い場にはシャワー付きカランが5基設置されており、ボディーソープやシャンプーなども備え付けられています。


 
浴槽は洗い場より低い窓の下に設置されています。大小一つずつあるのですが、私の訪問時、右側の小さな浴槽は空っぽで、左側だけに透明のお湯が張られていました。なお、このお風呂のお湯は鉱泉ではなく、真湯の沸かし湯ですから、温泉(鉱泉)を目当てに訪れた方にとってはちょっと肩透かしかもしれませんが、汗や垢を洗い流すという実用的な意味でこのお風呂は重要な役割を果たしていますので、あまり落胆なさらず、寧ろここできちんと体を綺麗にしてから、他のお風呂へと向かいましょう。なお脱衣室にドライヤーの備え付けがあるのもこの大浴場のみです。


●信玄の薬湯
 
大浴場を出て廊下を更に奥へと進みます。途中、次回記事で取り上げる予定の「森の温泉」へつながる廊下が分岐しますが、まずは直進して「信玄の薬湯」へ向かうことにしました。



廊下の最奥(突き当たり)にある引き戸を開けると、イオウの香りと一緒に東北の湯治宿のような渋い風情が漂ってきました。期待に胸が膨らみます。壁には薬湯なのであまり長く入らないでという注意書きや、武田信玄の云われの由来など、諸々の説明が掲示されていました。



シックな色合いの総木造浴室では、飛沫を上げながら滝のように太く大量に落ちる鉱泉の響きが轟いていました。この浴室には鉱泉が張られている槽が3つあります。



予め申し上げておきますと、各浴槽とも深さが90cmもあります。迂闊に入ると深すぎて足がつかずに溺れちゃうかもしれませんから、深さをしっかり確認し、慎重に湯船に入りましょう。



手前の脱衣室側には、非加温の鉱泉が注がれていますが、こちらには入れません。桶が並べられていましたから、掛け湯するお湯を汲むことを目的としているのでしょう。掛け湯といっても、20℃未満ですからかなり冷たく、後述する非加温鉱泉浴槽に全身入浴する前に、鉱泉の冷たさに体を慣らすためのものかもしれません。


 
一方、窓側の浴槽は入浴に適する温度(40℃前後)に加温されています。加温の影響で綺麗な乳白色に濁っており、また底には白い湯の花の沈殿が溜まっています。浴槽の大きさとしては3~4人サイズでしょうか。殆どの方は非加温の冷鉱泉にいきなり入れないでしょうから、まずはここで体を温めましょう。


 

立派な木の幹を刳りぬいた太い樋から、滝のようにドバドバと鉱泉が大量に落とされている中央の浴槽こそ、このお風呂のメインである非加温源泉槽です。お湯は濁っているものの透明度が比較的高く、全体的に青白く見えます。


 
この浴槽の底には足首まで潜るような5センチ近い大量の沈殿が積もっており、桶で掬うと豆腐のようにごっそり採れちゃいました。すごい!



参考までに加温槽(左)と非加温槽(右)との比較です。温度が違うだけでこんなに濁り方が異なるのですね。実に面白い。湯治する場合はこの非加温浴槽で鉱泉の滝に打たれながら入浴するようです。20℃以下なので入りしなは確かに冷たいのですが、一度肩まで入ると爽快感が全身を走り、非常に気持ち良いのです!
私は冷鉱泉と加温湯を繰り返し入って、信玄の薬湯を存分に楽しませていただきました。
夏向きの非常に爽快なお風呂です。

次回記事では、もう一つのお風呂「森の温泉」について述べてまいります。


次回記事に続く。

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八ヶ岳縄文天然温泉 尖石の湯

2018年11月02日 | 長野県
蓼科の別荘地に一風変わった露天風呂があると聞き、行ってみることにしました。

 
場所は三井が分譲した富士見町の別荘地「三井の森」の中。
八ヶ岳の唐沢鉱泉へと続く道沿いに、人の中で人がバーベルを上げているような不思議なイラストが描かれた看板と、そのイラストを立体化した像(上画像)が立っており、両者に挟まれる形で一本の未舗装路地が森へと延びています。看板に記されている施設名は「たてしなエグゼクティブハウス」。独特な雰囲気を醸し出すそれらの看板や像を目にした私は、新興宗教やスピリチュアル関係の施設を想像してしまい、果たしてこの看板の先に進んで良いものか躊躇してしまいましたが、看板をよく見ますと、申し訳程度に「尖石の湯」という小さな札が立てかけてありましたので、これによってようやく温泉施設らしきものがあることを確認できました。



この砂利の路地に入ると、まもなく右手に道が分岐しますので、そこを右折するとすぐ駐車場に到着します。ところが、そのことに気付かなかった私は、右に折れず真っ直ぐ進んで、轍が深くえぐれた下り坂へと突入してしまいました。坂を下りきると三井の森のテニスコート付近に出るのですが、付近に温泉を示す看板や幟などは立っていません。「尖石の湯」とやらは一体どこにあるのやら・・・。



テニスコートの北側の森に隠れるようにして大きな建物が建っていましたので、玄関から声をかけて尋ねてみますと、どうやらここが「たてしなエグゼクティブハウス」であり、「尖石の湯」の受付もこちらで良いとのこと。わかりにくいロケーションなので迷ってしまいましたが、とても丁寧で優しく対応して下さるスタッフの方にほっと安堵しながら、建物の中へお邪魔しました。


 
建物の中はとっても綺麗。八ヶ岳という立地に相応しい、木のぬくもりが感じられる感じ良い内装です。館内にはいろんな書籍が置かれていますが、そのラインナップを見ますと、いわゆるスピリチュアル系のものが多く、やはりこの施設は独特な方向性を有していることがわかります。スタッフの方曰く、こちらでは温泉入浴を絡めた断食道場も行っているらしく、断食中は風呂に入ったり本を読んだりして過ごすんだそうですよ。



さて、スタッフの方に入浴料を支払ったら、裏口のような出入口から表に出て、露天風呂へと向かいます。上述の駐車場はこの出入口に面しているので、この施設を訪問するときには、私のようにテニスコート側へ出ず、この駐車場側から施設に入るべきでしょう。


 
露天風呂へと向かうアプローチは、意図的に草や樹木を茂らせており、自然の中に入り込んでいくような雰囲気が作り出されています。また右手には縄文時代の竪穴式住居みたいなものが建てられています。遺跡が発掘されたところなので、そのレプリカなのでしょうか。誤解していたら申し訳ないのですが、どうやらこちらでは古代遺跡とスピリチュアルな事柄を絡めているように思われるので、こうしたレプリカは施設にとって欠かせない要素なのかもしれません。男女に分かれた露天風呂は手前側が女湯。そして・・・


 
奥が男湯となっていました。自然と溶け込むことに主眼を置いている施設ゆえ、案内関係は必要最小限に留められており、よく見ないと男女の区別がつきにくいかもしれません。暖簾の下にはボーリングのピットが置かれていました。このピットで地中を掘削して源泉を掘り当てたのでしょうね。
 


お風呂は露天風呂のみで、内湯やシャワーなどはありません。ただお湯に浸かるだけです。受付の際には、このことが説明されます。もしシャワーでしっかり体を洗いたい場合や、内湯でちゃんと温まりたいといった場合は、他の入浴施設を利用した方が良いかもしれません。縄文時代にシャワーなんて無いんだから、温泉と言う自然の恵みをありのままの姿で享受するならば、余計な設備を用意しない露天風呂が一番だ、というような設計思想なのかも。
暖簾を潜ると目の前に現れるのは自然木を使った東屋。熊本県の黒川温泉を蘇らせた人(故人)が設計したらしく、いかにもそれらしいコンセプトの造りです。具体的には、和と自然の素材を融合させたような、でも意図的なものも感じられる空間設計とでも言いましょうか。東屋の下にはベンチとテーブルが置かれており、テーブルの上には籠が用意されていました。仕切りなどの無いこの屋根の下で着替えます。



露天風呂そのものは広く、周囲の林がまるごと露天の敷地のような広がりになっています。独特の方向性がある施設なので、正直なところあまり期待していなかったのですが、露天風呂としてはかなり雰囲気が良く、清々しい木立の中は適度に木漏れ日が入ってくますし、下草刈りもちゃんと行われているので、藪のような鬱陶しさもありません。とても気持ちよい環境です。



浴場内での石鹸やシャンプーの使用は禁止されています。環境保護がその理由なんだそうです。しかもシャワーもありません。とはいえ、一応洗い場(というか掛け湯場)があり、手桶の他、温泉のお湯と水がチョロチョロ注がれています。


 
浴槽は勾玉のような形状の岩風呂です。もしかしたらそんな形状も遺跡を意識しているのかな。湯使いは完全かけ流しで、浴槽の奥に湯口があり、手前からしっかりオーバーフローしています。浴槽内には藻が生えており、それゆえ大変すべりやすいので注意を要します。
いわゆる塩化土類泉に属するお湯で、同じ蓼科エリアですと保科館に近く、東北でしたら田代元湯や遠刈田のようなタイプのお湯かと思われます。萌黄色と言うか浅葱色と言うか、やや黄色みを帯びた淡いモスグリーンに濁っています。お湯からは土気と金気、焦げっぽい風味、石膏甘み、少々の塩味が感じられます。また金気と土気の匂いも少々得られます。湯中ではキシキシと引っかかる浴感が肌に伝わり、しっとりと肌全体を包み込むようなモイスチャー感が実に優しい。しかも、ちょっとぬるめの長湯仕様でしたので、入浴中の私はついウトウトしてしまいました。


 
風呂上がりにはフローリングの広い館内で、アンケートの記入を求められました。はっきりとは憶えていないのですが、お風呂の感想や、他にどんな温泉へ行ったことがあるか、といった質問項目があったように記憶しています。この記入時には、冷たくした温泉水を飲むことができます。瓶の中の温泉水は若干黄色っぽく、コップに注いで飲んでみますと、ちょっと塩味があり、やや金気もあり、土気もあり硫酸塩の味もある、重い感じの味覚が口の中に広がりました。

上述のように場所がわかりにくいためか、休日なのに混雑とは無縁。静かでのんびりと露天入浴を楽しむことができました。蓼科の温泉穴場スポットと言えるでしょう。なお、この「尖石の湯」を運営するグループダイナミックス研究所では、川崎市にも「志楽の湯」という温泉入浴施設を運営しています。私は「志楽の湯」も何度か利用したことがありますので、そちらにつきましては、また後日改めてご紹介するつもりです。


ナトリウム-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩温泉 53.5℃ pH7.4 78.4L/min(掘削動力揚湯) 溶存物質2885mg/kg 成分総計2921mg/kg
Na+:681.9mg(77.32mval%), Mg++:43.0mg(9.23mval%), Ca++:60.9mg(7.92mval%), Fe++:2.8mg,
Cl-:350.3mg(25.30mval%), Br-:1.1mg, I-:0.3mg, HS-:0.2mg, SO4--:1014mg(54.06mval%), HCO3-:490.1mg(20.57mval%),
H2SiO3:150.5mg, CO2:36.4mg,
(平成29年12月22日)

長野県茅野市豊平10246−1
0266-76-5211
ホームページ

日帰り入浴の営業日は基本的に土日祝日だが、平日営業の日もあり。公式サイトの営業カレンダーを確認のこと。
4/1~10/3→10:00~17:00、11/1~3/31→10:00〜16:00
1030円
シャンプー・石鹸類使用不可

私の好み:★★★

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蓼科三室源泉 小斉の湯 後編(見晴しの湯)

2018年10月28日 | 長野県
前回記事の続編です。



蓼科の日帰り温泉入浴施設「小斉の湯」では、様々な趣向の露天風呂が設けられているのですが、そのうち男性が入れるのは(貸切風呂を除くと)前回記事で入った「岩間の湯」と「見晴しの湯」です。「岩間の湯」を出た私は、続けて「見晴しの湯」にも入ってみることにしました。表示に従い斜面に沿って奥へ上へと伸びる廊下を進みます。



途中で貸切風呂へつながる通路が分岐していますが、訪問時は他のお客さんが使用中だったため、今回は利用していません。


 
この分岐点を真っ直ぐ進むと女性専用の露天風呂。
私は男なので左に逸れ、男性専用の露天風呂「見晴しの湯」へ。
かつては混浴だったらしく、その当時の名残で簡素な造りの脱衣室は2室(つまり男女別)に分かれているのですが、現在は男性専用ですからどちらを使っても良いようです。


 
露天風呂は蓼科湖を見下ろす標高1275m高台に設けられています。
名前の通り見晴らしが良く、蓼科湖の向こうには諏訪の南方に聳える山々が眺望できます。とはいえ、目の前の木立に視界を邪魔されるため、すっきりするような開放感があるわけではありません。尤も、その木立が周囲に対する目隠しになっていますし、木立そのものは高原らしい趣きと捉えるべきかもしれないので、無碍に木々を不要と唱えるわけにはいきませんね。



浴槽手前のデッキ部分には、熱い源泉が出るコックが2つ設置されており、洗い場代わりとして使えます。水も出ますから、コックのお湯が熱すぎる場合は水で薄めましょう。


 
浴槽は前後2つに分かれており、いずれもモルタルで固めた手作り感溢れる造りで、淡いブルーのタイルが埋め込まれています。手前側は適温(ややぬるい)で4~5人サイズ、一方、奥はちょっと熱くて3~4人サイズです。双方とも筧から48℃くらいの熱い温泉が注がれているのですが、浴槽の縁からの溢れ出しは無く、その代わり浴槽の中にあるオーバーフロー用の穴から排出されています。純然たる完全掛け流しの湯使いです。

お湯は前回記事で取り上げた内湯と同じ源泉ですが、内湯の浴槽では無色透明だったものの、露天風呂では若干黄色く淡く霞んでいるように見えました(岩間の湯・見晴しの湯共通です)。口に含むと酸味が得られるほか、石膏や芒硝のような味も含まれていたような気がします。お湯からは酸っぱい匂いが少々嗅ぎ取れます。なお露天風呂の湯口の下には白い析出が1cmほど部分的に付着していました。分析書には硫化水素が2.8mgも含まれているので、お湯からイオウ感が伝わってきても良いのですが、少なくとも私が入った時、イオウっぽさは全く感じられませんでした。源泉から貯湯槽、そしてこのお風呂へと流れてくる間に、どこかへ飛んでしまったのかしら。
掛け湯すると肌がツルツル滑らかになり、湯船に入るとツルツルとスベスベが混在する浴感が楽しめました。ほぼ適温にセッティングされている手前側浴槽は視覚的視界も開けているので、景色を眺めながらのんびり長湯することができるでしょう。眺望の良さに惹かれるのか、私が訪問した時にいらっしゃった他の男性客は、皆さんこの露天風呂に集中していました。



退館時に発見したこの温泉についての説明文は、山梨県の温泉界では有名な某短大のT教授による解説。
山梨県内の各温泉施設で見られる、「悠久の大地の物語」や「ガイヤの大いなる恵み」と言ったおなじみのフレーズが盛り込まれた「名文」が、まさかこの信州でもお目にかかれるとは想像していませんでした。

全体的に古くて老朽化が進んでおり、かつ手作り感に溢れているので、特に女性は好き嫌いが分かれるかもしれませんが、完全掛け流しの湯使いですし、いろんなお風呂をハシゴできますから、蓼科観光の際にはこちらへ立ち寄ってレジャーの疲れを癒すのも良いかと思います。


300t貯湯槽(三室平6・7・8・9・10号の混合泉)
酸性-含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(硫化水素型) 58.8℃ pH記載なし 溶存物質1475mg/kg 成分総計1620mg/kg
H+:1.3mg, Na+:331.7mg(69.21mval%), Ca++:44.7mg(10.70mval%),
Cl-:482.9mg(65.24mval%), SO4--:338.9mg(33.82mval%),
H2SiO3:87.9mg, HBO2:92.6mg, CO2:142.9mg, H2S:2.8mg,
(平成16年6月21日)
加温加水循環消毒なし

長野県茅野市北山4035
0266-67-2121
ホームページ

8:00~20:00
700円
ロッカー・シャンプー類(内湯のみ)・ドライヤーあり

私の好み:★★+0.5
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