goo blog サービス終了のお知らせ 

温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

ブログを引っ越します

2025年04月23日 | その他

2025年11月18日のgooブログサービス終了に伴い、拙ブログ「温泉逍遥」は新たなURLへ引っ越します。
引っ越し先は以下の通りです。ブログ名は変更ございません。

2025年4月27日投稿の記事より、以下の移行先にてアップロード致します(gooブログでの更新は停止致します)。
またそれ以前の過去記事につきましても全て移行先にてご覧いただけます。

温泉逍遥

URLは https://onsenshouyou.net/ です。

拙ブログへリンクを張って下さっている方がいらっしゃいましたら、大変お手数ですが上記URLへ修正をお願い致します。

引っ越しに当たり、このたび独自ドメインを取得し、WordPressで再作成しました。
既に全記事の移行を完了しております。ただし移行の過程で一部記事が重複して登録されているため、この重複分につきましては見つけ次第削除致します。

INDEX(目次)についてはリンク先の変換が容易にできず、また現状を反映した形で内容を修正する必要もあるため(休廃業の情報等)、各地域や内容ごとの目次ページに張っていた記事へのリンクを一旦すべて解除し、手作業で一つずつ修正と確認を行いながらリンクを張り直しています。
外国や一部の県のINDEXについては修正作業が済んでおり、リンクの張り替えが終わった項目については移行先の各記事へ進めますが、まだまだ多くの項目は手付かずの状態であるため、INDEXから各記事へ進むことができません。その場合は、記事タイトルをコピペして、ブログ内検索により当該ページへお進みください。暫定的な措置とはいえ、ご不便をおかけして申し訳ございません。


温泉を含め、あらゆる情報をSNSで得ることが主流となっている昨今、既にブログという存在はネット界のオールドメディア的な立ち位置にあるように感じています。gooブログの終了告知以前から、正直なところ私は「そろそろ自分のブログは潮時か」と思っていたこともあり、gooブログの終了を契機に私のブログもフェードアウトしようかと考えることもありました。特に最近は温泉以外の趣味に時間を割くようになってしまったため、自分の中の温泉熱が冷めてしまい、「湯冷め」した状態で温泉ブログを書き続けることに徒労感を覚えることもありました。しかし、自分にとっての備忘録が無くなってしまう不便さのほか、SNSによる情報発信ですとアーカイブ機能が実質的に無いため検索も難しく、それゆえに温泉情報に触れる機会が減ってしまうことを危惧したこと、そしてこのブログを無くさないでほしいというご声援を頂戴したこと等、閉鎖より継続すべき理由が勝ったため、この度一念発起してブログを引っ越すことに致しました。引っ越し先についてもいろいろ検討しましたが、gooが引っ越し先として推奨している民間のブログサービス(はてなブログ等)は今後いつ終了してしまうか不透明ですので、設定などいろいろと面倒な反面、融通が利いて且つサーバを契約し続ける限り消えることが無いWordPressを選択しました。

なおgooブログについては、しばらく現状のまま残すつもりですが、ある程度経ちましたら半年後のサービス終了日を待たずに全記事を削除する予定です。またその時になりましたらお知らせ致します。

ここ数年は更新ペースが週1となっており、過去記事のアップデートもほとんどできていませんが、出来る範囲で記事の更新を続け、過去記事も現状に即した形で修正し、以て温泉ファンの方に多少なりとも役に立つようなブログを運営してまいる所存です。
これまで長い間、gooブログ版「温泉逍遥」をご覧くださり誠にありがとうございました。
引き続き新しいWordPress版「温泉逍遥」も変わらぬ御贔屓を賜りますようお願い申し上げます。

2025年4月23日

「温泉逍遥」
 K-I
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韓国 金浦市 薬岩観光ホテル

2025年04月15日 | 韓国

(2023年11月訪問)
これまで拙ブログで取り上げた韓国の温泉はほとんどが無色透明であり、温泉趣味的には正直なところ面白みに欠けるのですが、ご当地では珍しい赤く濁る温泉がソウル近郊の金浦市にあるらしいので実際に行ってみることにしました。その温泉がある場所は、金浦市といっても空港からかなり離れた江華島の手前です。まずはソウル中心部から空港鉄道(A'REX)の各停に乗って金浦空港で降り、金浦都市鉄道(ゴールドライン)に乗り換えて・・・


終点1つ手前の九来(クレ)駅まで乗車します。


九来駅前は多くの商店や立派な高層マンション等が建ち並んでおり、人通りも多く、新興の郊外ニュータウンといった街並みが広がっています。


事前の調査によれば、駅前の大通りにあるバス停から「60-3」番の路線バスに乗って「薬岩ホテル」という停留所で降りれば目的地の温泉へ行けるらしいのですが、どうやら30分以上待つ必要があるらしいので、仕方なく流しのタクシーをつかまえて目的地まで向かうことにしました。


タクシーに乗って15分ほどでしょうか(もうちょっと乗ったかな)。料金メーターに表示された12700ウォンを支払って目的地に到着。


今回の目的地「薬岩温泉ホテル」は古色蒼然とした外観で、タクシーの中からその煤けたように汚れた建物を見た時には営業しているのか不安を覚えたのですが、歩いて正面玄関へ廻ってみるとエントランスに照明がついていたため、ひとまず営業中であることを確認。


今回は入浴のみの利用ですので、入館してフロントで「モギョ(沐浴)OK?」と聞いたところ、湯銭は10000ウォンとのこと。


フロントで湯銭を支払って入浴券をもらい、すぐ前のこの階段で浴場がある地下へ。


階段の踊り場には、いままで受けたテレビ取材を紹介し、以て鉱泉の効能をアピールしていました。韓国で唯一とされるこの赤湯は地下460mから汲み上げられており、海水の1割ほどの塩分ほかミネラル分が含まれ、湧出時は無色透明ながら数分経過すると赤く濁るんだとか。


このドアの向こう側にいるおじさんに券を渡します。更衣室はとても広く、ロッカーの数もたくさん。アメニティ類もそこそこ揃っており、タオル類は積んであるものを自由に使えます。


浴室も広く、洗い場の水栓もたくさん。韓国の温泉施設ですから当然のようにアカスリ台もありますよ。


浴室内には中央や窓側などに複数の浴槽が設けられていますが、いずれも無色透明の普通のお湯です。赤湯ではありません。


韓国では珍しい露天風呂もあるのですが、こちらも赤湯ではない普通のお湯で、しかも訪問時はぬるかったので、私は入りませんでした。さて、赤湯の浴槽はどこにあるのかな。


広い浴室内をウロウロしていたら、奥の方に杉材で作られた小さな木造の入浴ゾーンがあり、木造の浴槽に赤い濁り湯が張られていました。これが韓国唯一の赤湯なんですね。この鉱泉と逢うため、わざわざソウル中心部から交通機関を乗り継いで長い時間をかけてやってきたのです。


木造の入浴ゾーンには3つの浴槽があり、うち2つに赤湯が張られていました(残り1つは空っぽでした)。
2つのうち、一方はやや熱めの湯加減に加温されており、他方は非加温の冷鉱泉です。加温浴槽では給湯配管がパンパンと大きな音を立てており、いまにも配管が破裂しそうな不安感を漂わせていました。蒸気圧力の逃し弁が機能していないのかな。非加温の冷鉱泉は震え上がるような冷たさではなく、むしろ一般的な水風呂より若干入りやすい水温でした。私はまず加温された熱めの赤湯に入り、火照ったところで冷鉱泉へ移って、体が冷えたらまた加温浴槽へ戻る…というサイクルを何度も繰り返しました。

海水の1割ほどの塩分が含まれるという説明の通り、この鉱泉からは塩味が感じられ、ミネラル分の多さゆえかキシキシと引っかかる浴感が得られます。このすぐ近くに黄海が広がっているので塩味が強いのかと思いきや、それほど塩辛くなかったのは意外でした。また赤く濁るお湯なので金気、とりわけ鉄分が多いのかと想像していましたが、こちらについても然程感じられませんでした。塩味も金気も元々濃くないのか あるいは加水により薄まっているのか、その辺りはよくわかりません。
でも塩気のお湯ですから、温浴効果はとても強く、体の芯までしっかりポカポカ温まり、湯上がり後はしばらく汗が引きませんでした。あっさりとした温泉や鉱泉が多い韓国で、こうした温浴効果が得られるお湯は珍しいかと思います。塩味の温泉といえば他に釜山の海雲台温泉もありますが、金浦の薬岩温泉は金気も含んでいるため、鉱泉としての面白さや個性の強さはこちらに軍配を上げたくなりました。アクセスにはちょっと難がありますが、韓国で温泉巡りをする際には、こちらの施設へ立ち寄る価値が十分あるかと思います。



さて帰りは路線バスを利用することにしました。施設から最寄りのバス停まで徒歩3~4分だったかな。


最寄りの「薬岩ホテル」バス停です。


このバス停に来る路線バスの系統は上画像の4系統のようです。


屋根に設置された発車案内によれば、9分後に「60-5」番バスが来るようです。 事前に調べた「60-3」番ではありませんが、このバスに乗れば金浦空港まで行けます。


案内表示が示した通りの時間に「60-5」番バスが来ましたので、これに乗り込み・・・


約1時間ほど乗り続けて終点の金浦空港ロッテモール前で下車。空港鉄道(A'REX)でソウル中心部へと向かいました。
ちなみに「60-3」番バスでしたらソウル市内の永登浦にある新世界百貨店タイムズスクエアまで行けるようです。

連続して取り上げてまいりました韓国の温泉は、ひとまず今回記事で終了です。
次回記事からはどこを取り上げようかしら。
乞うご期待!


京畿道金浦市大串面薬岩里450-2

日帰り入浴6:30~19:30(受付18:30まで)
10000ウォン
ロッカー・シャンプー類・ドライヤーあり

私の好み:★★+0.5
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韓国 温陽温泉 温陽大温泉堂

2025年04月11日 | 韓国

(2023年11月訪問)
前回記事に引き続き韓国の温陽温泉を巡ります。次に訪ねたのは、温陽温泉駅の至近にある比較的大きな施設「温陽大温泉堂」です。


駐車場の奥には温泉のお湯汲み場と思しき一角があるのですが、私の訪問時は水栓を開けてもお湯が出てくることはありませんでした。以前はちゃんと使えたのかしら…。


駐車場右手にある玄関から館内に入ると番台がありますので、おばちゃんに湯銭6000ウォンを支払うと・・・


このような券を受け取ります。


女湯は番台と同じ1階、男湯は階段で2階へ。


こちらが男湯の入口です。
ここから先は混雑のため画像はございません。あしからず。
外観やこの入口ドアの画像を見てくると、いかにも渋そうな雰囲気の施設に思えますが、このドアを開けた先には、確かに古めかしいものの、意外にも広くて明るい更衣スペースが広がっており、多くのおじさん達で賑わっていました。出入口付近にいる係員のおじさんに券を渡してロッカーキーを受け取り、指定された番号のロッカーへ衣類や荷物を収めます。

浴室もそこそこ広く、たくさんの水栓が並ぶ洗い場の他、大きな浴槽、サウナ、アカスリ、水風呂などが室内を取り囲んでいます。こちらのお風呂で特徴的なのは、各浴槽が高い位置に設けられており、ステップを上がって湯船に浸かるようなスタイルになる点です。視点を変えれば、湯船に浸かっている時は洗い場などを見下ろす感じになります。

お湯は無色透明無味無臭で、よく言えばアッサリとして優しく、別の表現ですと掴み所が無い没個性な、本当に温泉なんだかよくわからない感じのお湯なのですが、信じる者は救われるという言葉もありますので、ここは素直に本物の温泉であると信じることにします。

この日は早朝に韓国南部の釜谷温泉を出発し、途中で大田の儒城温泉に立ち寄りつつ色々な交通機関を乗り継いでここまで来ており、しかもこの日3軒目の入浴だったので、お風呂に浸かったら癒されるどころか却って疲れが出てしまい、残念ながらこちらのお風呂を早々に出ることにしました。でも、わずかな利用時間の間にも次から次に常連と思しきオジサンたちが来場していましたので、こちらの施設は古くから地元の方々に愛されていることが良くわかりました。それが分かっただけでも大収穫です。


私の好み:★★

 
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韓国 温陽温泉 龍門湯

2025年04月06日 | 韓国

(2023年11月訪問)
話の流れとしては前回記事の続編です。大田広域市の儒城温泉でひとっ風呂浴びてさっぱりした私は、ついつい欲が出て更に湯めぐりしたくなったので、大田からソウルへ向かう前に天安牙山駅でKTXを途中下車し、首都圏電鉄1号線に乗り換えて温陽温泉でも軽く湯めぐりすることにしました。

温陽温泉には駅から徒歩圏内に日帰り入浴できる施設がたくさんありますが、今回は日本語サイトでまだ紹介されていないと思われる施設を1ヶ所と、駅至近にあって以前から訪問してみたかった大きな施設1ヶ所、合計2ヶ所をハシゴすることにしました。


まず1軒目はこちらの施設です。線路と並行に東西へ伸びる駅前の大通りを西の方へ歩くと、100メートルも行かないうちにたどり着くのがこの建物。周囲の建物より若干引っ込んでおり、しかも地味な外観なので、ややもすると見つけられずに通り過ぎてしまうかもしれません。壁には「용문탕」と名前が表記されており、これをGoogle翻訳で調べてみると「龍門湯」と訳されましたので、当記事ではこの施設を「龍門湯」と呼ぶことにします。


1階は公衆浴場、2階以上は旅館となっているようです。
上画像は1階屋外にある番台と男女別入口の様子。画像中央の小さな窓口が番台で、公衆浴場利用の場合はここで湯銭5500ウォンを支払います。なお家族風呂もあり、標準的な家族風呂は22000ウォン、大きな家族風呂は35000ウォンとのことですが、今回は公衆浴場を利用しました。


番台で湯銭を支払うと入浴券が渡されるので、男女別の入口からそれぞれの浴場へ入り、中にいる三助さんに券を差し出します。上画像は三助さんの待機場所なのですが、私が訪問した時には三助さんが不在だったので、ひとまず券をロッカーにしまってお風呂に入り、後程いらっしゃった際に手渡しました。


更衣室はこんな感じ。いかにも地元民向けといった地味で鄙びた雰囲気で、観光志向な装飾など無く、それが却って温泉マニアの心をくすぐってくれます。この画像だけ見たら、日本の温泉銭湯とほとんど変わりありませんね。

浴室内は地元のお爺さん達で混みあっていましたので画像はありません。あしからず。
更衣室どころか浴室までも日本の銭湯そのもので、白いタイルが貼られた浴槽の中央に、水色タイルで作られた浴槽が据えられ、その左右に洗い場が配置されています。浴槽に張られたお湯は無色透明無味無臭で癖が無くアッサリとしています。湯加減はちょうど良く、気持ち良く湯あみできました。なお湯使いは不明。湯口からはたくさんのお湯が注がれており、その投入量に見合ったオーバーフローも見られます。


上画像は館内に掲示されていた書類のひとつ。漢字とハングルが混在しており、紙自体もやや劣化しているようですが、日付は1988年1月1日なので決して古いものではありません。温陽市長の名が記されたこの書類は「温泉水質保証書」と題されており、どうやらご当地の温泉法に基づく水質検査の結果としてこの浴場で使用されている温泉の水質を市が保証するという内容のようです。主要成分として水素・塩素・ケイ素・硫酸・ナトリウム・カルシウム・マグネシウムなどの各イオンが列挙されているのですが、何がどのくらい含まれているのかについては記載がありません。


こちらはハングル表記ですが、元素記号と数字が並んでいますので、いわゆる成分分析表に相当するものかと思われます。2012年5月分析のデータで、多いものを搔い摘むと炭酸水素が86.9、ナトリウムが63.2、ケイ酸47.7、塩化物(イオン)31.0、硫酸(イオン)22.5といったところでしょうか。でもこの数値の単位は何なのかしら? 数字だけで単純に考えれば重曹泉型の単純泉なのかもしれませんが、でも単位がわからないから迂闊に断言はできませんね。

ま、そんな細かい屁理屈はさておき、こちらの温泉銭湯は日本の古き良き公衆浴場を彷彿とさせるような趣きある佇まいですので、渋いお風呂が好きな方にはおすすめです。


私の好み:★★+0.5
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韓国 儒城温泉 鶏龍スパテル「大温泉」

2025年04月02日 | 韓国

(2023年11月訪問)
儒城温泉にある巨大な宿泊施設「鶏龍スパテル」。


さてこの巨大ホテルの右手に、マーケットが併設された大衆浴場「大温泉」があります。今回はここで軽くひとっ風呂浴びます。


中に入るとタッチパネル式の機械があり、これで料金を支払います。
ちなみに機械の左側に写っているのは男湯の入口です。


画面には5つのメニューが表示されていますが、一般客は中央の赤い四角を選択すればOK(上2つは現役軍人や予備役、下は未就学児など)。一般料金は7500ウオンで、決済が済むと券が出てきます。支払いに際しては韓国内で使えるバーコードやQRコード決済のほか、クレジットカードなども使えるので、私はクレジットカードで支払ったのですが、現金を投入する場所が見当たらなかったので、現金決済を希望する場合はどうするのかしら…。上述のように支払機が設置されている1階エントランスには男湯入口があり、女湯は2階です。


営業時間は朝6:30~夜20:00で、19:30まで入場可能とのこと。

さてここから先はお客さんが多かったため、画像はございません。文章のみの説明となりますのでご了承ください。
機械から印字されたチケットを手にして男湯の入口へ進み、その先にある番台で券を渡すと、引き換えにロッカーキーを手渡してくれます。このロッカーキーに記された番号は、下足箱と更衣室のロッカー共通ですので、まずはその番号の下足箱へ靴を収め、更衣室へ進んで、指定された番号のロッカーを使うことになります。更衣室はとても広く、ロッカーの数も多く、パウダールームも広く確保されていますので、使い勝手は良好です。また韓国の一般的な温浴施設と同様に、浴室出入口付近には自由に使えるタオルが積んでありますので、手ぶらで訪れて気軽に入浴できるのが嬉しいところです。

お風呂は内湯のみですがとても広く、初見の私はまずどこを目指すべきか迷って、すっぽんぽんのまま出入口付近で呆然と立ち尽くしてしまいました。男湯の場合、入って右手にシャワーがあり、その奥にはたくさんのカランが並ぶ洗い場ゾーンとなっています。左手前はミストサウナやドライサウナ、そして寝っ転がって休憩するエリアが広がります。一方、右奥には20℃くらいの水風呂が設けられ、最も目立つ浴室中央には丸い浴槽が2つ連なった瓢箪形のメイン浴槽が据えられています。私の訪問時、このメイン浴槽の大きな方は湯加減は40℃程で、部分的に泡風呂装置が稼働していました。小さな方は44℃と熱く、いかにも頑固そうなお爺さんがしかめっ面を赤く染めながらじっと肩まで湯船に浸かっていました。

お湯はほぼ無色透明無味無臭ながら、やや白く靄がかかっているように見えたのですが、この靄っぽい感じが泉質由来なのか別に原因があるのかはわかりません。ただ、シャワーのお湯側配管がやけにクリーム色の付着で覆われていたり、お湯に浸かった時にサラスベながらやや引っかかるような少々硬めの浴感が得られたりしたので、もしかしたらカルシウム分が若干多いのかもしれません。なお湯使いについては不明です。

私はちょうど週末のお昼頃に訪ねたのですが、浴場内はとにかく多くのお客さんで大賑いでした。みなさん大きなお風呂が好きなんですね。お湯の質はともかく、汗を流してさっぱりした私は地下鉄でKORAILの大田駅へ戻り、KTXでソウルへと向かったのでした。


泉質等不明

大田広域市儒城区鳳鳴洞539-1

6:30~20:00(受付19:30まで)
7500ウォン
ロッカー・シャンプー類・ドライヤーあり

私の好み:★★
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