前回記事の続編です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/cc/dbc2eff0f086b92094191f2fefd281cd.jpg)
さて食欲を満たした後は、四万温泉のお湯に浸かりましょう。
お宿にはお風呂が3室あり、すべて貸切で使います。貸切とはいえ予約制ではなく、空いていれば3室のうち好きなお風呂をいつでも利用でき、しかも全てのお風呂が源泉かけ流し。
他人に気兼ねなくかけ流しの温泉に浸かれるんですから、有難いことこの上ありません。
館内には3つのお風呂の使用状況をランプで知らせる設備があるほか・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/3d/4139287e05b892b683b36c75634a0fbd.jpg)
(上画像は一部加工しています)
スマホで専用のQRコードを読み取ると、3つのお風呂の空室状況を確認できます。
わざわざお風呂まで行って空いているかを確認することなく、客室にいながら空き状況がわかるので大変便利ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/4d/158afff9ad19144a41722fbbf91d3ce1.jpg)
私もスマホで空き状況を確認して、3階の客室から1階のお風呂へ階段を下って向かいました。
まずは階段下って左側にある「美晴の湯」から。このお風呂は私の滞在中、比較的「使用中」になる時間が長かったようでしたが、なぜ利用頻度が高かったのか、理由は後ほど。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/d0/62e19a6b68f6d35ca5f7ae977febb658.jpg)
貸切風呂だというのに、シャワーが3ヶ所もあるんですね。このシャワーの数からも想像できますが、このお部屋は他の2室より広いような感を受けました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/18/cfa0c7fc71f48ee6f3b54fd9b48120a1.jpg)
湯船も比較的ゆとりがある造りで、入りやすい湯加減のお湯が張られており、しっかり掛け流されていました。硫酸塩の析出で真っ白になった湯口を見ると、マニア的には大興奮してしまいますが、果たしてこの日のお客さんで私と同じような心境になった方はいらっしゃったのでしょうか。ま、普通はこんなもので興奮なんてしませんよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/ef/eabb9e4cc27d7e5aabcb4b3b066c3f19.jpg)
続いて、真ん中の「こしきの湯」へ。お部屋自体も湯船の造りも「美晴の湯」より一回り小さいのですが、それが原因なのか、湯船のお湯がかなり熱く(冷めにくいのでしょうか)、私は湯浴みする前にしっかりと湯もみして湯加減を調整しました。でもこのお湯の熱さ、浴槽の縁に用いられている木材の感触、そして湯口を覆うかのようにびっしりと付着した白い析出が気に入り、私は宿泊中にこの「こしきの湯」を最も多く利用させていただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/ef/389331a1b56fd8768d901fa6b5f8875d.jpg)
洗い場には「美晴の湯」同様に3つのシャワーが取り付けられていますが、スペースの関係でちょっと無理がある配置に見えます。
寛げる広さや湯加減、使い勝手等といった理由で、お客さんは「美晴の湯」を選ぶ傾向にあったのかもしれませんね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/47/5b45be8593b7d20342afa107b6877ce8.jpg)
「こしきの湯」の右隣には「露天風呂」もあります。みなさんと同じく私も開放感が楽しめる露天風呂は大好きなので、こちらのお宿に宿泊している間も利用させていただきましたが、正直なところ限られたスペースの中でかなり苦労して作ったような感が強く、湯船は2人がやっと入れる大きさで・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/a6/8f9fcecb4e073d81d6efd277763739b9.jpg)
洗い場のシャワーも一つだけです。他の2室に比べるとかなり狭く、両側に塀も迫っているため、露天風呂に期待したい開放感はいまひとつといったところ。でも・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/55/a1f0260121d540c807240907bcffa20f.jpg)
目下にはせせらぎが流れ、その川の向こうには木々の深い緑が広がり、環境はとても良好です。そよ風に吹かれながら、綺麗な空気を吸って湯あみするのも良いものですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/a6/bc717603b11f941a37b63fea9e8829f3.jpg)
露天の湯口にもしっかりと硫酸塩の白い析出がこびりついていました。
先程も申し上げましたように、全てのお風呂で完全かけながしを実践しており、お湯のコンディションはどのお風呂でも良好です。なおネット上の情報によれば、以前は循環していたようですので、最近になって湯使いを改善したのでしょう。3つのお風呂共通で、浴槽の底には緑色凝灰岩が敷かれており、お尻を底へ着けた時の気持ち良さに気分が上がります。
無色透明で綺麗に透き通ったお湯からは、石膏味が少々と芒硝風味が感じられ、湯中ではトロミとともに引っかかりのある浴感が得られます。湯口から出るお湯はちょっと熱めで、加水はしていないため、投入量によって湯加減を調整しているのかと思われますが、加水用のホースもありますので、お客さんによっては大量に加水しちゃうこともあるようです。
四万温泉には複数の源泉がありますが、こちらに引かれているのは湯の泉の湯源泉と山鳥の湯源泉の混合で、日向見地区にある足湯と同じ源泉です。一見すると癖が無さそうに見えますが、湯口にこんもりと白い析出を着けるほどの成分が含まれているわけで、湯船に浸かると力強く温まって、湯上がりは汗がなかなか引きません。実に良いお湯です。
美味しい料理に舌鼓を打ち、貸切のお風呂でかけ流しの温泉を堪能できる、とっても素敵なお宿でした。
四万温泉には良いお宿がたくさんあるので、良い意味で宿選びに迷いますね。
山鳥の湯・湯の泉の湯(混合泉)
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉 49.4℃ pH8.76 蒸発残留物1.07g/kg 成分総計1.05g/kg
Na+:104mg, Ca++:203mg,
Cl-:33.2mg, SO4--:651mg, CO3--:7.2mg,
H2SiO3:49.5mg,
(平成17年2月14日)
加水加温循環消毒なし
群馬県吾妻郡中之条町四万4358-11
0279-64-2217
ホームページ
私の好み:★★★
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さて食欲を満たした後は、四万温泉のお湯に浸かりましょう。
お宿にはお風呂が3室あり、すべて貸切で使います。貸切とはいえ予約制ではなく、空いていれば3室のうち好きなお風呂をいつでも利用でき、しかも全てのお風呂が源泉かけ流し。
他人に気兼ねなくかけ流しの温泉に浸かれるんですから、有難いことこの上ありません。
館内には3つのお風呂の使用状況をランプで知らせる設備があるほか・・・
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(上画像は一部加工しています)
スマホで専用のQRコードを読み取ると、3つのお風呂の空室状況を確認できます。
わざわざお風呂まで行って空いているかを確認することなく、客室にいながら空き状況がわかるので大変便利ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/4d/158afff9ad19144a41722fbbf91d3ce1.jpg)
私もスマホで空き状況を確認して、3階の客室から1階のお風呂へ階段を下って向かいました。
まずは階段下って左側にある「美晴の湯」から。このお風呂は私の滞在中、比較的「使用中」になる時間が長かったようでしたが、なぜ利用頻度が高かったのか、理由は後ほど。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/d0/62e19a6b68f6d35ca5f7ae977febb658.jpg)
貸切風呂だというのに、シャワーが3ヶ所もあるんですね。このシャワーの数からも想像できますが、このお部屋は他の2室より広いような感を受けました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/18/cfa0c7fc71f48ee6f3b54fd9b48120a1.jpg)
湯船も比較的ゆとりがある造りで、入りやすい湯加減のお湯が張られており、しっかり掛け流されていました。硫酸塩の析出で真っ白になった湯口を見ると、マニア的には大興奮してしまいますが、果たしてこの日のお客さんで私と同じような心境になった方はいらっしゃったのでしょうか。ま、普通はこんなもので興奮なんてしませんよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/ef/eabb9e4cc27d7e5aabcb4b3b066c3f19.jpg)
続いて、真ん中の「こしきの湯」へ。お部屋自体も湯船の造りも「美晴の湯」より一回り小さいのですが、それが原因なのか、湯船のお湯がかなり熱く(冷めにくいのでしょうか)、私は湯浴みする前にしっかりと湯もみして湯加減を調整しました。でもこのお湯の熱さ、浴槽の縁に用いられている木材の感触、そして湯口を覆うかのようにびっしりと付着した白い析出が気に入り、私は宿泊中にこの「こしきの湯」を最も多く利用させていただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/ef/389331a1b56fd8768d901fa6b5f8875d.jpg)
洗い場には「美晴の湯」同様に3つのシャワーが取り付けられていますが、スペースの関係でちょっと無理がある配置に見えます。
寛げる広さや湯加減、使い勝手等といった理由で、お客さんは「美晴の湯」を選ぶ傾向にあったのかもしれませんね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/47/5b45be8593b7d20342afa107b6877ce8.jpg)
「こしきの湯」の右隣には「露天風呂」もあります。みなさんと同じく私も開放感が楽しめる露天風呂は大好きなので、こちらのお宿に宿泊している間も利用させていただきましたが、正直なところ限られたスペースの中でかなり苦労して作ったような感が強く、湯船は2人がやっと入れる大きさで・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/a6/8f9fcecb4e073d81d6efd277763739b9.jpg)
洗い場のシャワーも一つだけです。他の2室に比べるとかなり狭く、両側に塀も迫っているため、露天風呂に期待したい開放感はいまひとつといったところ。でも・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/55/a1f0260121d540c807240907bcffa20f.jpg)
目下にはせせらぎが流れ、その川の向こうには木々の深い緑が広がり、環境はとても良好です。そよ風に吹かれながら、綺麗な空気を吸って湯あみするのも良いものですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/a6/bc717603b11f941a37b63fea9e8829f3.jpg)
露天の湯口にもしっかりと硫酸塩の白い析出がこびりついていました。
先程も申し上げましたように、全てのお風呂で完全かけながしを実践しており、お湯のコンディションはどのお風呂でも良好です。なおネット上の情報によれば、以前は循環していたようですので、最近になって湯使いを改善したのでしょう。3つのお風呂共通で、浴槽の底には緑色凝灰岩が敷かれており、お尻を底へ着けた時の気持ち良さに気分が上がります。
無色透明で綺麗に透き通ったお湯からは、石膏味が少々と芒硝風味が感じられ、湯中ではトロミとともに引っかかりのある浴感が得られます。湯口から出るお湯はちょっと熱めで、加水はしていないため、投入量によって湯加減を調整しているのかと思われますが、加水用のホースもありますので、お客さんによっては大量に加水しちゃうこともあるようです。
四万温泉には複数の源泉がありますが、こちらに引かれているのは湯の泉の湯源泉と山鳥の湯源泉の混合で、日向見地区にある足湯と同じ源泉です。一見すると癖が無さそうに見えますが、湯口にこんもりと白い析出を着けるほどの成分が含まれているわけで、湯船に浸かると力強く温まって、湯上がりは汗がなかなか引きません。実に良いお湯です。
美味しい料理に舌鼓を打ち、貸切のお風呂でかけ流しの温泉を堪能できる、とっても素敵なお宿でした。
四万温泉には良いお宿がたくさんあるので、良い意味で宿選びに迷いますね。
山鳥の湯・湯の泉の湯(混合泉)
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉 49.4℃ pH8.76 蒸発残留物1.07g/kg 成分総計1.05g/kg
Na+:104mg, Ca++:203mg,
Cl-:33.2mg, SO4--:651mg, CO3--:7.2mg,
H2SiO3:49.5mg,
(平成17年2月14日)
加水加温循環消毒なし
群馬県吾妻郡中之条町四万4358-11
0279-64-2217
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私の好み:★★★