家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「GANTZ」・・・(721)

2012-04-21 00:47:02 | Weblog
「GANTZ」GANTZ
監督:佐藤信介
原作:奥浩哉
出演:二宮和也、松山ケンイチ、吉高由里子、本郷奏多、夏菜、伊藤 歩、田口トモロヲ、山田孝之、他
2011年・日本・130分<レンタル>

<STORY>
就職活動中の大学生・玄野は、地下鉄の駅で幼なじみの加藤を見かける。正義感の強い加藤は、線路に落ちた酔っ払いを助けようとするが、手を貸した玄野と共に電車に轢かれてしまう。次の瞬間、二人は見知らぬマンションの一室で目を覚ます。その部屋には、GANTZ<ガンツ>と呼ばれる黒い巨大な球体と、玄野たちと同じように、どこからか転送されてきた人々がいた...

大ヒットコミックの実写化作品。一応原作ファンの立場から観てみました。
ちなみに私はDVDで少し前に観たのですが、アップするのが奇しくもテレビ放映とかぶってしまいました(笑)

今作に限らずですが、原作が完結していないのに映画化・実写化するということは
”オリジナルのエンディングを用意する”ということになりますので
正直言いまして基本的には期待して観ることはありません。
もちろん原作者とのディスカッションもあるでしょうけど、やはり原作者の手を離れてる印象は否めません。
で、今作を観たわけですが...まずキャストが発表された時点で「ニノ&松ケンはイメージじゃないよな~」っていうのが第一印象でした。
ただ、内容もだいぶ変わってますし、そういう意味では違和感はそれほど感じませんでした。

内容が変わったと書きましたが、厳密に言うと「原作を大幅にカット(編集)した」感じになってます。
例えば2番目に出てくる「田中星人」の場合、原作ではロボット型のスーツの中に本体の鳥型星人が入っているのですが
それは丸々カット、さらにボスキャラの大型の鳥型星人と戦うくだりもありませんでした。
あと、GANTZ側の人間に超能力者の二人組みが出てきますが、映画では超能力に関するエピソードを含めまったく触れられてませんでした。
そういう細かい部分も含めて内容は大幅に短縮された形になっていて、それに伴い主人公たちの性格づけや印象も多少変わってる感じです。
ただ、二部作の第一部としてGANTZの世界観を紹介するということも考えればこの作りが最善だったとは思いますね。
大幅にカットされてるとはいえ、原作を大きく逸脱するような作品ではないですし個人的には”思っていたよりも”というエクスキューズ付きですが(笑)悪くない作品だったと思います。

第二部<GANTZ PERFECT ANSWER>に続く。