家庭内映画館

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「エルム街の悪夢」・・・(619)

2010-12-05 15:13:37 | Weblog
「エルム街の悪夢」A NIGHTMARE ON ELM STREET
監督:サミュエル・ベイヤー
出演:ジャッキー・アール・ヘイリー、ルーニー・マーラ、カイル・ガルナー、ケイティ・キャシディ、トーマス・デッカー、ケラン・ラッツ、クランシー・ブラウン、他
2010年・アメリカ・95分<レンタル>

<STORY>
エルム街の若者たちは一様に悪夢にうなされていた。赤と緑のストライプのセーターに顔のやけどを隠すフェドーラ帽、鉄の爪を持つ男の夢だった。ある日、夢を見た若者の一人が現実の世界でも殺されてしまう。殺人鬼から逃れるには眠ってはいけないと気付いた彼らだったが...

ウェス・クレイヴン監督の大ヒットホラー「エルム街の悪夢」のリメイク。
1作目は劇場で観ましたがもう四半世紀も前なんですね~...老いを感じます(笑)

今作は1作目のリメイクで、クレジットには「原案:ウェス・クレイヴン」となってまして
ストーリーは脚本家の一人が考えたそうですが、意外に忠実なリメイクになってました。
フレディの細かい設定なんかが違うくらいで基本的には84年のオリジナルと比べて大きな変化は無かったですね。
もちろんこの26年でCG技術は革新的に進歩してますので、殺人シーンの残酷度はかなりパワーアップしております。

で、何と言ってもシリーズの顔”フレディ”の役者が代わったことが大きな変化であるわけですが個人的にはそんなに悪い印象は無いですね~。
確かに最初に出てきた時はやはり違和感はありましたが、ロバート・イングランド版に比べてより生々しい火傷顔で、怖さという点においてはオリジナル以上だと思います。
メイキングのインタビューでも言ってましたが、オリジナルにあったコミカルな部分は極力排除したようで、個人的にはその点はプラスに働いたと思います。
そういう意味ではフレディと殺人鬼が特別際立つこと無く上手く作品に溶け込んでたように思います。(もちろんオリジナルがそれだけ浸透してるということもありますが...)

まぁオリジナルに忠実ってことはそれだけインパクトは弱くなりますが
「13金」のリメイク以上「ハロウィン」のリメイク以下、ってとこでしょうか?(笑)
ネットでの評判は悪いようですが、それなりに楽しめる作品だと思いますよ。
それにしても眠ると夢に出てきて人を殺す、っていうキャラ設定はなかなかの素晴らしい設定だと今回改めて感じました!ウェス・クレイヴンはやっぱ凄い!