家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「フェーズ6」・・・(618)

2010-12-04 02:50:48 | Weblog
「フェーズ6」CARRIERS
監督・脚本:アレックス・パストー、デヴィッド・パストー
出演:ルー・テイラー・ブッチ、クリス・パイン、パイパー・ペラーボ、エミリー・ヴァンキャンプ、他
2009年・アメリカ・84分<レンタル>

<STORY>
致死率100%のウィルスが蔓延した世界で、ブライアンとダニー、それにブライアンの恋人・ボビーとダニーの友だちのケイトは感染者との接触を避けるため、非感染エリアへの脱出を試みるが...

ある種の「亜ゾンビ物」って感じかな~っと思いながら観ました。
確かに内容的には、感染者を避けながら安全な土地を目指して旅するという
ゾンビ物とも共通したストーリーなのですが(まぁゾンビ自体が元々伝染病のメタファーでもあると思いますが...)元凶がウイルスだけに凄まじく鬱な内容になってます(笑)
以前に観た「ブラインドネス」とも共通した感じで、結局”人間vs人間”の奪い合い、殺し合いの内容になってます。

劇中で詳しい説明はほとんど無いのですが、どうやら世界中でほとんどの人間が死に絶えてる感じなのでほとんど人は出てきません。その分、全体的には静かな感じになってます。
ただ、主人公一行が別の人たちと出会うときは必ずトラブルが起きて、そのエピソードがいちいち鬱です(笑)

作品自体は非常に興味深いですし、まぁそんなにお金は掛かってないでしょうけど丁寧に撮られていて良く出来た作品だと思います。オススメです。
ただ、何度も書いてますように鬱になるくらい救いのない物語です。
詳しくは書きませんがラストもなんともやるせない感じで、
休みの日の昼間に観たことを後悔しました(笑)一日どよ~んとした気持ちになりますよ。