家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「バタフライ・エフェクト」・・・(172)

2006-11-28 00:34:52 | Weblog
「バタフライ・エフェクト」THE BUTTERFLY EFFECT
監督・脚本:エリック・ブレス&J・マッキー・グルーバー
出演:アシュトン・カッチャー、エイミー・スマート、ウィリアム・リー・スコット、エルデン・ヘンソン、メローラ・ウォルターズ、エリック・ストルツ、他
2004年・アメリカ・114分<レンタル>

<STORY>
少年時代、エヴァンは記憶を喪失する“ブラックアウト”を起こすことがしばしばあった。そこで、精神科の医師の勧めに従い日記をつけるようになるエヴァン。そんなある日、エヴァンが13歳の時、ひとつの出来事が原因で幼なじみケイリーとの仲が引き裂かれてしまう。しかしその時にも彼にはブラックアウトが起きていた。やがて大学生となり、ブラックアウトもなくなり平穏な日々を送っていたエヴァンは、ふと幼い頃の日記を手にとる。すると突然13歳のあの時の記憶が鮮明に蘇った。やがてケイリーのその後の運命を知ったエヴァンは、彼女への想いのあまり、ある行動に出るのだが...

“バタフライ・エフェクト”とは、カオス理論を“一匹の蝶が羽ばたいた結果、地球の裏側で竜巻が起きる”という喩えで表した有名な言葉

恥ずかしながらこの作品のことをほとんど知りませんでした。
ただ、時折良い作品だという評判を目にしていたので、一週間レンタルになっていたこともあって暇つぶし程度の気持ちで借りてみました。

まず、面白い!です。
サスペンスタッチなオープニングシーンから主人公の子供時代へ...ストーリーを知らずに観ていたので何がどうなってるのかわからず観ておりましたが、物語が現在になってから話はどんどん転がりだしていきます。

基本的に内容は”タイム・トラベルもの”で、「もしあの時こうしていたら...」という人生の選択をやり直せるっていう話ですね。
ただ全体的にSF的な色ってあんまりなくて、ちょっとサスペンス的な雰囲気の漂う人間ドラマって感じです。

監督・脚本のコンビは「ファイナル・デスティネーション」の続編「デッドコースター」の原案を担当していた人たちで、ジャンルはちょっと違いますが内容的にはダブる感じもあってこういう作品を生み出したのもうなずける感じがします。

「切ないハッピーエンド」っていうのがキャッチコピーなんですけど、まさにその通りのラストですね...今まで何十年も映画を観てきましたが、これほど切ないハッピーエンドってなかなか無いのではないでしょうか?
また、そのラストシーンにかかるオアシスの「Stop Crying Your Heart Out」はあまりにもハマりすぎですね~反則です(笑)

私はこういう話(科学的?物理学的?よくわからん...笑)の詳しいことはわかりません。おそらく辻褄の合わないところやツッコミどころも多いかと思います。
それでもよくできた作品だと思います。とにかく観てない方は是非観てください。