おねえちゃんの独り言

「おねえちゃんの独り言」のブログ版
(・・・って、そのまんまだけど)

まったくもって不愉快

2013-07-14 23:05:55 | Weblog
 7月14日日曜日の朝、何気なくテレビを見ていて心底驚いた。ナントあの、何の理由もなく黒人少年を射殺したジマーマンとかいう男に、陪審が無罪を言い渡したそうな・・・
 この地球上に正義なんてものがそうそう存在しないことは、重々承知している。誰がどっからどう見ても明らかに冤罪でしょ!っていうような事件に対して、日本でもアメリカでも(他の国のことは詳しく知らないが、どうせ似たようなもんでしょ)平気で有罪判決が出されている。また、人の命はまったくもって生まれながらに不平等で、一般的には白人の命が一番重く、またアメリカや欧州主要国民の命が重い。しかし同じアメリカ国民でも、時と場合によっては平気で見殺しにされる、あるいは「捨て石」にされる。
 それにしても、である。これだけ世界的に話題になった事件において、まさか陪審員が無罪を言い渡すとは、にわかには信じがたい話である。陪審員の人種構成を是非とも知りたいところだ。
 そもそも、このジマーマンとかいう男、普通に考えたらただの気違い、危ないヤツじゃないか。勝手に「自警団」などと名乗り、警察官気取りで銃を持ってうろうろ歩き回っている、それだけでも逮捕してほしいぐらいの十分な「不審者」だ。それがたまたま目に付いた少年の後を(電話で警察に止められたにも関わらず)つけ、撃ち殺した。そもそもてめぇが後をつけなければ何のトラブルもなかったものを、てめぇで勝手にトラブルを作り出してそれを理由に撃ち殺しただけである。そんなことがまかり通るのなら、自分の家の前を歩いている人を何の理由もなく撃ち殺しても罪に問われないということになる。そんなふざけた話が21世紀のアメリカであってたまるか! いや多分、実際には地域によってはそんな話もあるんだろうが、少なくとも裁判でそんなものを正当化するなんて、何があっても許されないはずだ。
 誰がどう考えたって、もしこの少年が白人だったら、今も元気に生きているだろう。ジマーマンとかいう男、自分も差別される側のヒスパニック系で、人種差別ではないなどとほざいているらしいが、あの目鼻口が顔の中央に凝縮されたような変な顔はぱっと見でヒスパニック系には見えない。まあラテンの血も混ざってはいるのだろうが、普段はごく普通の白人然として生活していたはずだ。都合が悪い時だけヒスパニック系になりやがって。しかも身柄を確保された直後に、所持金を少なく見せる相談を妻と電話でしていたことも、広く報道されている。そんな薄汚い殺人犯が、どうして無罪になるのか。冤罪も許し難いが、明らかな犯罪者が無罪というのもさらに許し難い。
 今回の評決を、陪審が出したということが何よりも驚きである。ジマーマンの支援者というのもいるらしいが、陪審員といい、支援者といい、一体全体どういう人種でどういう立場の奴らなのか、統計を取って分布図を見せてほしいもんである。
#まったくもって、実に不愉快である!

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